仕事や移住などで長期にわたり海外で生活することを考えたとき、一番気になるのはやはり現地での生活費ではないでしょうか。
物価が安いと言われているカンボジアですが、現地で生活することは旅行とは違います。長期滞在するとなると、必要な費用をきっちりシミュレーションしておかなければなりません。
実際にカンボジアで働きながら暮らす私から、1か月の生活費の目安を項目別にご紹介します。
※1アメリカドル(以下ドル)=約106円、約4,000円リエル
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カンボジアでの家賃目安:月120ドル(約12,720円)
日本人の一人暮らしに人気なのは、スタジオアパートメントといういわゆるワンルーム。中でも、バス・トイレ、キッチン(流し台程度)が付属のタイプです。
家賃は新しい部屋で月80~150ドル(約8,480~15,900円)ほど。立地条件がよければ家賃も高くなります。
一方、家族連れなどで一軒家を借りるときの相場は月200ドル(約21,200円)~1,000ドル以上(約106,000円以上)。部屋の数や庭の有無、立地、築年数などによって左右されます。
アパートでも一軒家でも、冷蔵庫、テレビ、ベッド、タンスといった生活に最低限必要な家具が付いている場合がほとんどなので、引っ越してすぐにでも生活が始められます。
カンボジアでの食費目安:月200ドル(約21,200円)~
外食するか、自炊するかによって食費は大きく変わります。
外食する場合、ローカルの店なら1品2、3ドル(約212~318円)ほど、日本食や西洋料理などのレストランで食べると1品4ドル(約424円)からというところがほとんどです。
コーヒーや飲料水の値段は?
カフェで飲めるコーヒーは1杯1.5ドル(159円)から。ケーキなどのお菓子は2、3ドル(約212~318円)ほど。
ペットボトルの水は500mlで500リエル(約13円)もしくは1,000リエル(約26円)ほど。
家庭での飲料水は、20L入りのタンクを5ドル(約530円)で購入し、その後は空になった容器と新しいボトルを1ドル(約106円)で交換できます。
出費を抑えたいならローカル市場へ
自炊派にとって強い味方となるのが地元の人が利用する市場。
野菜や肉、魚をグラム単位で売ってくれるので、食べる分だけ購入することができ、安く上がります。また、お米は1キロ1ドル(約106円)ほどです。
ただ、暑い中、常温で生肉や魚を売っているため、衛生面が心配な人はスーパーマーケットでの買い物をおすすめします。
カンボジアでの通信費目安:月22ドル(約2,332円)
世界中、どこに行っても欠かせないのが携帯電話とインターネットですね。
携帯電話
プリペイド式で、あらかじめ料金をチャージします。カードは1枚1~10ドル(約106~1,060円)ほどで、頻繁に通話する人は一気にチャージした方がいいでしょう。
私は仕事とプライベートで同じ電話を使っていますが、月25ドル(約2,650円)分ほどのカードを毎月購入しています。
インターネット
家に設置する場合は、月12ドル(約1,272円)からなどさまざまなパッケージがあります。
私も現在、格安の12ドルパッケージを使っていて、メール、書類のダウンロード、動画の視聴などスムーズにできています。
カンボジアでの光熱水道費目安:月20ドル(約2,120円)
電気と水はメーター式です。
光熱費
電気はどの世帯でも1kwだいたい1,500リエル(約40円)。
私は一人暮らしで、冷蔵庫、ホットシャワー、インターネットを使っており、毎月15ドル(約1,590円)ほどを支払っています。エアコンを使う世帯は30~40ドル(約3,180~4,240円)ほどになるようです。
電気はタイやベトナムから送電されたものを使っているため、電気代は他の費用に比べると高くなります。料金は電気局に直接支払う場合と、家賃とまとめて大家さんに支払う場合とがあります。
水道代
メーターを大家さんがチェックしてくれるところであれば1ml1,000リエル(約26円)ほど。
一人暮らしであれば月5ドル(約530円)も使わないのですが、私が住んでいるところはどんなに使っても月5ドルと固定されています。
カンボジアでの交通費目安:月50ドル(約5,300円)
カンボジア生活での主な交通手段は自転車かバイクです。自転車は買ってしまえば、もちろんその後の交通費はかかりません。
私は営業の仕事と普段の生活でバイクを使っているのですが、ガソリン代は月にだいたい20~30ドル(約2,120~3,180円)です。ガソリンは1L約1.5ドル(約159円)のことが多いです。
タクシー感覚で乗れる値段交渉制のトゥクトゥクは、町中だと片道2ドル(約212円)ほど。乗車人数や距離によって上乗せされることもあります。
カンボジアでの交際費目安:月35ドル(約3,710円)
交際といえば、飲み会を思い浮かべる方が多いかもしれません。
カンボジアではほとんどのレストランやバーでハッピーアワーが設けられており、その時間帯で安いところであれば生ビールジョッキ1杯なんと50セント(約53円)で飲むことができます。
毎月包む?お祝儀
カンボジアの交際費で典型的なのが、結婚式へ招待されたときのお祝儀です。
というのも、カンボジアでは家族や親せき、親しい友人以外にも、近所の人、同僚など広く招待されるため、結婚式シーズンの乾期になると毎月式に参加することもあるからです。
包む額は1人15ドル(約1,590円)から。新郎新婦との間柄で包む額も変わるようです。
まとめ~1か月の生活費目安は447ドル(約47,382円)
では、ここまで見てきた費用を合計してみます。
家賃 | 120ドル(約12,720円) |
食費 | 200ドル(約21,200円)~ |
通信費 | 22ドル(約2,332円) |
光熱水道費 | 20ドル(約2,120円) |
交通費 | 50ドル(約5,300円) |
交際費 | 35ドル(約3,710円) |
合計(目安) | 447ドル(約47,382円) |
カンボジアは日本に比べると物価が安いのですが、電気代など思っているより高くつくものもあります。ただ、安く済ませようと思えばそれを可能にするオプションが多いのも事実。
ここでご紹介してきたのはあくまでも一般的な例なので、ご自身の収入や生活スタイルに合わせて参考にしてみてください。
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