海外就職する?しない?決断のポイントは至ってシンプルだった

カンボジアでの働き方

今この記事を読んでいるあなたは、海外で就職することに何かしら興味・関心を抱いている方ではないでしょうか。でも、不安や迷いがあって決心できていないのかもしれませんね。

私は大学を卒業して約1年後、カンボジアへ移住しました。かといって、実際にすぐにここへ来ることを決められたわけではありませんでした。ひたすら考え、悩み、迷った結果、ここにいると言えます。

この記事では、移住前に私が悩んでいたことと、どうやってそれを乗り越えたのかをご紹介します。

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海外就職するなら今?それとも日本で経験を積んでから?

海外にいつ行くべきか

海外就職を決めるとき、多くの人がタイミングに迷うでしょう。私はカンボジアで働きたいと思い始めたのが大学在学中だったので、新卒でいきなり飛び出すのか、日本でまず何年か働いてから行くべきかというタイミングで迷いました

結局、大学卒業1年後に移住へと踏み切りました。友人から、カンボジアの日本語教室で教えないかという話が舞い込んできたのです。

ちょうど日本語教師の資格を取得したところだったことと、今すぐ行きたいという気持ちに嘘をつくことができず、できることなら二つ返事で引き受けたかったのですが、日本で働き社会人の経験を積んでから行くべきではないのかという考えがあり、ためらっていました。

とにかく悩んで考えてみた、数年後行ける保証…あるの?

決断

悩んだ末、「親も自分も健康で、まだ結婚もしていない。今、自分を縛るものは何もない。仮に日本で5年働いてから行こうと決めたって、そのとき本当に行ける保証はどこにもない」との思いに至り、移住を決めました。

海外就職をしたいという熱意や意志は、5年後もそのままあったかもしれません。それでも、5年後も自分が海外に心配せずに行ける健康体でいるかどうかはわかりません。結婚して子供ができていたかもしれません。

「行きたい」とどれだけ強く思っていても、コントロールできない困難な状況が発生することは十分考えられるのです。

もしも今、特に日本にいなければならない理由がないのであれば、渡航を決心してみてもよいのではないでしょうか。

親に反対されても、やっぱり自分の道を進むべき

とにかくやる

私は、自分がカンボジアに行って働くという選択をすれば、母親は喜ばないということを知っていました。口に出して猛反対されたというよりは、その話をすると、母は明らかに不機嫌でうれしそうではなかったからです。

親の心配も理解できる

今でこそ時間も経ち、私の思いや今の仕事について理解してくれていますが、当時は大学を出たばかりの娘が、母親である自分も行ったことがない国で、旅行ならまだしも仕事をして生活したいというのですから、相当心配していたに違いありません。

親の反対は、子供の夢を邪魔したいという考えからではなく、心配から生じるものです。子供の私としては、母親が悲しそうな顔をするのを見るのも切ないものでした。

夢や想いはあきらめきれない

でも、自分の夢や想いはあきらめきれません。日本に留まって母親を安心させるべきか、それとも自分の信じた道を進むべきか。

これについては本当に悩みました。しかし、これは私の人生です。自分の人生は自分しか生きることができません。せっかくの人生、自分が幸せでなければ意味がありません

仮に、母が言う通り日本で就職していたら、母は安心して喜んでいたかもしれませんが、私はカンボジア渡航をあきらめたことを先々、母のせいにしてしまうのではないかと嫌な予感がしたのです。

母のことをグチグチ言いながら日本で暮らすなんて、到底幸せなことだとは思えませんでした。それならば、今は母を不幸にするかもしれないけれど、まずは自分が幸せだと思う道を選ぼうと決め、渡航の準備を進めました。

『世間』の目が気になる、でも自分の人生は自分だけのもの

人生は一度

私はどうしてもカンボジアに住みたいという思いがあり、日本で働くことが想像できず就職活動をしようという気に全くなれませんでした。

就活の代わりに、カンボジアの求人情報を検索したり、カンボジア関連のイベントに参加したり、カンボジアに関わっている人たちに会ったりしていました。とにかく頭の中はカンボジアでいっぱいだったのです。

真っ黒なスーツに身を包み、何社もエントリーをして……というのが多くの大学3、4年生の姿ですが、したくないことをなかなかできない私は、就活をしない、というよりはできないという感覚を持っていました。

いわゆる世間一般のレールを外れた自分、という認識があったので、ふと「本当にこれでいいのかな」と心細くなる時もありました。

「自分だけの人生」だと何度も自分に言い聞かせる

それでもやはり自分の気持ちに素直になれたのは、親と対峙したときと同じく「これは私の人生なんだ」ということを自分に何度も言い聞かせたからだと思っています。

周囲の期待通り就職活動をして新卒でどこかの会社へ就職していれば、安心感はあったかもしれませんが、「カンボジアへ今すぐにでも行って暮らしたい」という想いを無視してしまったと、どこか自分に対して落胆していたかもしれません。

先にも述べましたが、自分の人生を生きられるのは、他人ではなく、この世でたった一人の自分だけです。

それを常に覚えていれば、世間の目がどうであろうと自然と気にならなくなってくるものです。

まとめ~自分が本当にやりたいことは何か

今ある仕事を辞めてまで行きたいのだろうか?覚悟はできているのだろうか?この年齢で海外なんて失敗しないだろうか?

海外就職を目指している人の心には、夢を追ってみたいという好奇心と不安が常に同居しているような状態かもしれません。それでも、「海外就職をしたい」という自分の心の声に素直に耳を傾けることで、迷いを一歩抜け出すことができるのではないでしょうか。

そして、そんなあなたを温かく見守って応援してくれる人たちが必ずいるはずです。焦らず自分との対話を通して、満足できる道に進めるといいですね。

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