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ミャンマー生活の魅力とは?在住日本人が生活して感じる5つのコト

ミャンマーに長期滞在

私は、夫の海外転勤によりミャンマーのヤンゴンにこの春引っ越してきたばかりの、いわゆる駐在妻です。みなさんは、ミャンマーと聞いて何を思い浮かべますか?

私は最初、アウンサンスーチーさんのイメージしかなく、どんなところか全く想像がつきませんでした。そのミャンマーにやってきて、最初は日本が恋しくてたまりませんでしたが、次第にこのミャンマーならではの魅力にはまっていきました。

今回は、ミャンマーに長期滞在して感じた5つのことをご紹介します。

目次

ミャンマーには純粋で親切な人が多い

ミャンマー人は親切

親切なミャンマー人

土産物屋さんで商品を買う時やタクシー料金の交渉の時には、相手も商売なので外国人として気を付けなければいけませんが、たいていのミャンマーの人々は、何か困っていると察知したら助けようとしてくれます。

例えば、街中で地図を片手に歩いていて、「大丈夫か?」「困っていないかい?」と声をかけてもらったことが多々あります。そして、目的の場所を身振り手振りで教えてくれました。

中には炎天下、わざわざ目的地まで一緒に歩いて案内してくれたミャンマー人もいます。

また、スーパーでウスターソースを探して売り場を何度も行ったり来たりしていた時には、買い物に来ていたミャンマー人が「何を探しているの?」と声をかけてくれ、一緒にウスターソースを探してくれました。見つからないと、店員さんにミャンマー語で聞いてくれて、また一緒に探してくれたり…….など、とても親切にしてくれました。

結局、そのお店にはウスターソースはなかったのですが、かなりの時間一緒に探してくれて、目的の物がなかったことを申し訳なさそうにする姿に、なんて親切なんだろうと感動したことを覚えています。

子供へのまなざしがとてもやさしいミャンマー人

ミャンマーの子ども

子供の面倒をみる

親切であるという最大の魅力に次いで、「子供へのまなざしがとてもやさしい、子供の面倒を見るのが好き」という人が多数いるのもミャンマーの素敵なところです。

子供がいない人にとって、そんなことはどうでもいいのではと思われるかもしれません。

実は、私にも子供がいるわけではないので、ミャンマー人が子供にやさしいということが直接、自分の生活にプラスになっているわけではありません。

しかし、ミャンマーでできた日本人の友人と、その友人の小さい子供2人(3歳と1歳)と一緒に街中に出ると、ミャンマー人のほとんどが子供たちにほほえみかけてきます。

レストランでは、子供にニコニコと笑いかけ、抱っこをしたりしてあやそうとします。子供たちのことで困っていると、特に女性はすっと手を差し伸べてくれる人が多いです。それも当たり前のように。

最初は、子供に近づいてまさか誘拐しようとしているのではないか、危ないのでは、と勘繰っていましたが、ミャンマー人によると、子供にやさしくするというのは仏教の教えで、功徳を積むことの一つと考えられており、ほとんどのミャンマー人がこれを守り、小さきものを大切にしてくれます。

昔の日本もこのように、子供にやさしい人が多かったですよね。

電車で子供連れの親子に出会えば子供にほほえみ、お母さんに、この子はいくつなんですか?と聞く。子供をあやす。

今も地方に行けば、こうした場面はあるでしょう。しかし今の日本では、電車で子供が少しでも泣けば無言の大人たちのプレッシャーがきついことが多いと聞きます。子供はうるさい、子供は邪魔だとでも言うように。

ここミャンマーでは、子供たちはあたたかい目で見守られています。周りの大人たちはむしろ、自分に何かできることはないかと探そうとする。そんなところにはっとさせられ、救われる思いがするのも事実です。

ミャンマーの食べ物は日本人の口に合うものが多い

ミャンマーの食べ物

ここまで、ミャンマー人々の性格について書いてきましたが、実際に暮らしていていいなと感じる3つ目の点は、ミャンマーの食べ物は日本人の口に合うものが多いということ。しかも、安いのです!

我が家は夫が日本食好きなので、どうしても日本食を作ることが多いのですが、ミャンマーで日本食を作るには材料をそろえるので高くつき、外食の方が安く済みます。ミャンマーのローカルフードのお店なら、ヌードルが100円くらいで食べられます。

中でも、「モヒンガー」というミャンマーを代表する麺は、スープにナマズでとったダシがきいて味が染みていてとてもおいしいです。パクチーやレモンをかけるとよりスパイシーにいただけて、おすすめのミャンマー料理です。

フルーツも安くて美味しい

ミャンマーのフルーツ

また、日本では高級な果物「マンゴー」が、ミャンマーでは格安で手に入りますよ。

露店ではなんと1個50円という安さ!数あるマンゴーの種類の中でも「セイタロウマンゴー」は、格安な上に味も格別で、ミャンマーに暮らす日本人にとても人気があります。

マンゴー好きな方は、ここミャンマーでお財布の中身をあまり気にせずにマンゴーを思う存分味わえちゃいますよ。

ミャンマーを代表するミャンマービールが安くて美味しい

ミャンマービール

またまた食べ物関連になってしまいますが、ビール党にぜひおすすめしたいのが、ミャンマーを代表するビール「ミャンマービール」。かなり安くて美味しいんです。

まず、この「ミャンマービール」は暑い国にマッチするよう、コクやキレがあるだけでなく軽い口当たりでグビグビいける上、値段が1缶100円しないという安さなのです。

家計にもやさしいので、我が家は毎日ミャンマービールで晩酌です。

私はミャンマービールの関係者ではありませんが、このミャンマービールは世界的にも認められていて、世界的に権威のある食品品評会「モンドセレクション」で何度も金賞を受賞するなどしています。このように、世界的に脚光を浴びるビールがあるのもミャンマーのいいところです。

日本の良さに気づけると同時にミャンマーの勢いを感じられる

最後に5つ目の魅力。

それは、「アジア最後のフロンティア」と呼ばれ、世界の企業による進出ラッシュを迎えているこのミャンマーで、「改めて日本の便利さ、発展をかみしめられる」こと、同時に、日本にはない「ハングリー精神を持ちながら発展を続ける国の勢いを感じられる」ということです。

海外に行けばこのようなことを感じるのは当たり前ですが、特にミャンマーは、かつて世界最貧国でもあった発展途上国であるので、生活するのに不便なことが多々あります。

電車やバスは時間通り来ないのが当たり前、気温が40度が続く暑期には1日に何度も停電する、スーパーでは一度欠品すると2~3週間その商品が入荷しないままなど、日本であれば考えられないことが多々あります。

そのたびに、日本の便利さ、快適さに改めてありがたみがわきます。日本の良さを改めて実感できるのです。

ミャンマーのハングリーさ

そして逆に、日本にはないこの国のハングリー精神、勢いに、日本もこのままでは追い抜かされるのではないかという気にもさせられます。

例えば、日本では考えられないような、エアコンや照明など完備されていない教室で、若い生徒がぎゅうぎゅうづめになって日本語など他の外国語を必死に学ぶ勤勉な姿に、ミャンマーの発展を支えていく世代のガッツとひたむきさを感じます。日本も負けていられないんじゃないか、いつかこの国の持つものすごい勢い、ハングリーさに抜かされるのではないかという気になるほど、変化していくエネルギーを感じられます。

日本の良さを改めて感じられること、そして政権も交代し、これから国際的にもさらなる飛躍が期待されるミャンマーで、時代のエネルギーを感じられること、これは今のミャンマーならではだと思います。

まとめ

ぜひみなさん、ミャンマーを訪れて、人のやさしさと今の勢いを感じてみてくだいね。日本に帰国してからも、ミャンマーで感じたことは大きく役立つはずですよ!

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この記事を書いた人

出身地である宮城県で、十年ほどラジオのアナウンサーを経験後、2016年春より夫の海外転勤により、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに在住。

若いころは海外への憧れが強く、旅行で訪れた国は二十数カ国にのぼる。
東日本大震災を経験し、地元宮城で復興を見守りながら生きていこうとしていたところ、主人と出会い結婚。その後結婚半年で転勤によりミャンマーへ。
海外に住むのは初めてで、途上国での暮らしは不便なことが多いが様々な出会いに助けられ、様々な経験をして、ライターとしても活動中。

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