ウェブライターの私は夫とともに台湾の高雄に移住し、憧れの海外ノマド生活を始めました。
ノマドとは、特定のオフィスなどを持たず場所に縛られない働き方です。私のように会社に所属しないフリーランスであれば、さらに自由な働き方が可能です。
ネット社会の現代、年々その数が増えているという海外ノマドワーカー。実際のところはどうなのか、台湾ノマド生活を送る私の率直な感想をお聞かせします。
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海外ノマドのメリット
なんといっても、ウェブライターという低収入・不安定な仕事でも生活していけるのが海外ノマドのメリットでしょう。
もちろん、どの国に住むかによるのですが、高雄では日本にいたときの約半分の生活費で済むので、夫婦2人だけなら月10万~12万円もあれば暮らしていけます。つまり、仕事内容を選んで働くことができるのです。これは、非常に贅沢なことです。
また、将来もずっと海外に住み続けるつもりならば、若いうちから移住生活をスタートさせると年を取って新たな生活を始めるよりも順応するのが早く、現地に慣れたり、言語を習得したり、友人・知人を増やしたりすることができるので有利です。
台湾・高雄でノマド生活をしてみた感想は?
高雄でのノマド生活の実感を一言で表すならば、ズバリ……「楽しい!」
もちろん、大変なこともあります。でも、それは細部、しかも生活面での話。
ゴキブリがあちこちにいる、お腹を壊した、シェアハウスの同居人が勝手に冷蔵庫の中のものを食べた、おつりをごまかされた、言葉を聞き間違えて恥をかいた……などなど小さな問題はありますが、そんなことは想定内です。
ウェブライターという仕事をする上ではなんら不都合なことはなく、パソコンがありネットさえつながっていれば、部屋でもカフェでもどこでも働けるのですからありがたい時代になったものです。
台湾ノマド生活で得られた3つのもの
海外ノマドという働き方を選べば好きな場所で仕事ができるだけでなく、海外にいること・海外で生活することで得られるものもあります。
生きた言語
台湾で暮らすと、台湾の生きた言語を学ぶことができます。
移住前には日本に住んでいる台湾人とも友達になりましたが、やはり日本に住んでいる人たちはこちらに合わせてくれて、中国語での会話でも分かりやすい言葉を使ったり、日本語で言い直してくれたりします。しかし、現地に住めばそんなわけにはいきません。
生活に密着した言語を学ぶことができるのは、海外に住む最大のメリットです。
思い切りのよさ
日本と異なる環境にいると、良い意味であきらめることを学ぶことができます。
現地の文化や習慣に合わせる必要がある状況で、「自分にはできないことがある、自分の能力には限界がある」ということを悟るため、いつまでもぐずぐずと考えたり自分のやり方に固執したりするよりも、さっさとあきらめて他の方法を模索するなり考え方を切り替えた方がよいと割り切れるようになります。
ジタバタしても始まらないし、細かいことを気にしても仕方がない、と思えるようになったのは大きな収穫でした。
広い交友関係
さらに、嬉しいことに交友関係が広がりました。
現地の台湾人や日本人に加え、他の国で仕事をするノマドワーカーの方々とも知り合うことができ、世界が広がってゆくのが実感できます。
まとめ~生活しやすいかどうかも大事な要素
台湾人の多くは親日家なので、日本人に非常に優しく接してくれます。食べ物も日本人の口に合い、本文で述べた通り生活費も安いためとても暮らしやすいです。
他にも、必要なものが何でもそろう、交通機関が発達していて便利、医療水準が高く日本語や英語が通じる病院もあるなどの利点があります。
海外ノマドを目指すなら、生活面でのストレスがないことも必須。まずは住みやすい高雄から始めてみるのもアリですよ!
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