前世紀、日本人の北京ツアーといったら大型バスで土産物屋に乗りつけて定番商品を買うというパターンが多かったですが、今はそんな光景もほとんど見られなくなりました。
観光客は、お茶、翡翠、掛け軸、七宝などではなくもっとヒネリの効いたお土産を喜ぶようになってきています。
なので友谊商店や秀水街と聞くと「今さら」という感じがあるのですが、実は観光客にも北京に住んで居る日本人にまだまだ魅力的な部分があります。
今回は隠れた友谊商店や秀水街をご紹介します。
友谊商店ってどんな店?
北京の友谊商店は1960年代に周恩来総理の指導で作られた外国人観光客向けのデパートです。だからとにかく古いです。
建物も古いけれど、懐かしい感じがするほど置いてある商品のセンスも古いです。
とても真面目で硬い印象で、決して安くは無いですが品質だけは折り紙付きと言えるかもしれません。しかし、ここにおすすめのエリアがひとつだけあるんです。
友谊商店に行ったらはずせないのはここ
そんな友谊商店ですが、ひとつだけおすすめのエリアがあります。
それが一階フロアの奥にある婕妮王超市という輸入食品専門のスーパーです。酒類が特に多いですが、他にもパンや調味料やお菓子などがぎっしりと並んでいます。
どちらかというと日本のものは少なくて欧米の商品が主流ではありますが、目を奪われるほどの種類の多さに圧倒されることになるでしょう。
お値段もとんでもなく高いというほどでもないので、近くまで来た時は立ち寄りたくなる店です。
秀水街ってどんな店?
友谊商店からまっすぐ東へ歩いて数分の秀水街は、打って変わって正反対のイメージの観光客向けショッピングビルです。
友谊商店が政府系の硬いイメージなら、この秀水街はカオスの殿堂、あらゆるものがごちゃごちゃに詰まったびっくり箱です。もちろん本物もあると思いますが、大半はよくてグレーゾーン、でなければ明らかなニセモノという感じです。
日本人観光客で秀水街へ来る人はあまり多くないですが、なぜか欧米の観光客には人気でいつも外には大型バスが停まっています。
値段はピンからキリまで、でも町の中で売っているより高い物が多いようです(たまに掘り出し物もあります)。値引き交渉はできますが、店員さんも外国人ズレしているのでちょっと手ごわいかも。
ここで交渉が成功したらあなたも中国人の仲間入りです。
秀水街のメリット
ではそんな秀水街に「怖いもの見たさ」以外で行くメリットは何でしょうか?
ここにはお土産になりそうな物ならなんでも揃っているので、日本へのお土産を買いたい時におおよそのラインナップと価格帯を一ヶ所で見る事が出来ます。
一箇所でお土産のおおよその値段やメジャーなお土産を知れるのは大きいですよね!
また、もっと安い物がほしければ自分で他の場所を探せばいいし、とにかく急ぐということならここで全部買って時間の節約が出来ます。
例えば有名な漢方薬局の北京同仁堂もここにはあって、他の支店よりも観光客が喜ぶ商品がわかりやすく並べられているのでとても便利です。
まとめ
全く正反対の個性を持った土産物の大型店舗、友谊商店と秀水街。この二軒が実は数百メートルしか離れていないというのも面白いです。
せっかく北京に来てこの二軒だけしか行かないのはあまりにもったいないですが、だからといって頭から否定するには惜しい魅力や便利さもあります。
ベタな雰囲気を逆手に取って、こういう店だからこそできる賢い買い物を楽しんではいかがでしょうか。
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