巨大都市・北京を移動するには様々な方法があります。バス、タクシー、ちょっと怪しげな自転車タクシー。中でも地下鉄は、中国語が苦手な人でも安全確実な、頼りになる交通機関です。
観光客も北京生活ビギナーもまずは地下鉄を攻略して、それから徐々にステップアップしていくのがいいのではないでしょうか。
ここでは北京の地下鉄の乗り方をご紹介します。
一卡通を手に入れよう
北京には一卡通という、これ一枚で地下鉄、バス、一部のタクシーやスーパーなどでも使えるチャージ式交通カードがあります。
これがあればいちいち切符を買う手間もかからないし、財布に小銭が増える心配もなくてとても便利です。
一卡通を作れる場所
一卡通は大きなバス停や地下鉄駅の有人窓口などで作れます。
便利な場所は、空港の第二&第三ターミナルにある地下鉄駅窓口です。ここで一卡通を作れば、それを使ってそのまま地下鉄の空港線に乗って市内に入ることができます。
パスポートも身分証明書も不要
保証金20元(320円くらい)と最初は最低20元(以降は10元単位)のチャージ金を添えて窓口で申し込むと、すぐに発行してくれます。パスポートも身分証明書も申込書も不要です。
北京滞在が終わって一卡通が不要になった時は、退卡(カードの返却)ができます。保証金20元とチャージしたうちの未使用分が戻りますが、どの地下鉄駅でも返却できるわけではないので注意が必要です。
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空港ターミナルの地下鉄窓口が便利
返却の際にも一番簡単なのは、やはり空港の第二&第三ターミナルにある地下鉄駅窓口です。最後の最後まで地下鉄に乗って空港で精算することができます。
この他の返却場所(退卡网点)は北京地下鉄の公式サイト(http://www.bjsubway.com)などで確認できます。
駅に行ってみよう
ほとんどの地下鉄駅は紺色の標識が大きく出ているので見つけやすいです。
大通りやショッピングモールなどには「地下鉄駅まで何メートル」といったような表示も出ているので、とても便利です。
切符売り場で充值(チャージ)
地下鉄駅にはたいてい1ヶ所の有人窓口と、いくつかの切符の自動発券機があります。
有人窓口と自動発券機は、どちらも切符を買えるだけでなく一卡通のチャージもできます。
自動発券機は英語表示に切り替えることもできるので安心です。
改札を通ってホームへ
切符売り場の先は駅によって順番が違いますが、安全検査と自動改札があります。
バッグの中に水筒を入れていると中を見せるように言われたりするので、先に出して手に持っていた方がいいかもしれません。
朝晩のラッシュアワーはこの安全検査に長い列ができるので、できればその時間帯を避けて行動する方が無難でしょう。
一卡通を改札機にかざすとゲートが開きます。
ホームは番号の大きな路線ほど新しくてきれいですが、基本的にわかりやすくちゃんと整備されています。
エレベーターもあり、トイレもまあまあ清潔です。
目的の駅に着いたら
地下鉄を降りるときには、なるべくドアのそばに待機してすばやく降りましょう。中国では降りるのを待たずに乗ってくる人も多いので、もたもたしていると降り損ねてしまうかもしれません。
降りたらホームにも改札口のそばにも周辺地図があるので、それに従って出口を探すといいでしょう。平面地図の他、最近ではパノラマ地図のようなものもあってわかりやすいです。
改札機でもう一度一卡通をかざして外に出ます。このとき改札機のパネルに残高が表示されるので、チェックしておくと便利です。
地上に出たら目の前にまた周辺地図があるので、ここでもう一度場所が確認できます。
地下鉄入口の地面にはどこでも必ず「北」を示すマークがあるのもありがたいです。
まとめ
文章にすると複雑なようですが、実際に一度乗ってみるととても簡単です。車内放送は中国語と英語があり、ドアか連結部の上に漢字で駅名表示が出ているのも日本人にはわかりやすくていいですね。
北京の地下鉄は日々成長していて、郊外などを除いてかなりの場所を網羅しています。北京を動くのにまず地下鉄をマスターすれば、大概のところには行けるでしょう。
ただし北京の地下鉄は終電が意外と早かったりします。路線によっては22時半過ぎに最終ということもあるので、お出かけの際は北京地下鉄公式サイト(http://www.bjsubway.com)で確認しましょう。
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