カナダ・ロッキー山脈麓ホテルに勤務!僻地で働いてカナダを実感!

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私は、カナダのロッキー山脈の麓、観光地バンフからも離れたスキーリゾートにあるホテルで働いていました。そこは、まさに山奥。

スーパーがないので、スーパーのある街まで約40分も車を走らせることになります。また、ホテル近くに住宅街などもなく、従業員のほとんどがホテルの寮で生活しています。ある意味、隔離された世界に住んでいました。

こんな風に書くと、不便でつまらなそうと思われるかもしれません。でも、カナダのことをもっと知りたかった私にとっては最適な職場だったのです。

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カナダの山奥の職場、人間関係は濃密でありながら心地よい

カナダでの仕事

ホテルと寮を行き来する生活の中で従業員同士、まさに公私を共にする生活でした。

カナダの国民性なのか公私をきっぱり分ける雰囲気ではないので、皆、仕事中もふざけ合いながら和気あいあいとしています。一緒に休憩を取り、仕事が終わるとそのまま一緒に家に帰り、またワイワイしていました。

狭いコミュニティなので、個々の情報も筒抜け。でも、なぜか男女問題などもなくドロドロとした雰囲気にならなかったのが不思議です。そういったことには干渉しないという暗黙のルールみたいなものがありました。

とはいえ、面倒見のよい人たちばかりで、休みの同僚が仕事場に顔を出し「調子はどう?」と声をかけてくれます。大人のお付き合いができる素晴らしい仲間です。

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カナダの山奥リゾートではいろいろな人と出会える

毎日、職場でも家でも同じ顔ぶればかりで退屈なのではと思われるかもしれませんね。意外にそうでもないんですよ。

山奥のリゾート地にあるホテルには、世界各国からワーキングホリデービザやワークビザを持って期限付きで働きに来る方が多いです。まるで、休暇中の学生が海の家でバイトをする日本の夏のような光景です。遊ぶために出稼ぎに来るカナディアンや大学生などもたくさんいて、毎週毎週新しい人が来ては去っていくという状況でした。

そのため、新入りさんでもすぐになじむことができ、多くの人と短いながらも密な関係を築くことができます。その分、毎週別れがあるのも寂しくはありますが……。

カナダの山奥のホテルはイベントや福利厚生が充実

カナダの職場のレクリエーション

奥地にあるホテルで寮生活だからなのかもしれませんが、社員が退屈しないようホテル全体が何かしらのイベントを企画してくれています。ハイキングや豪華な年始のニューイヤーパーティー、それにハウスキーピングチームの謎の運動会などもありました。

友人が近くのホテルに勤めていたので様子を聞いてみると、彼女の最初の業務はなんとハロウィーンのパンプキンを彫ることだったそうです。

こういった数々のレクリエーションも業務時間として換算されていたり、パーティーにいたっては会社負担となっていたりするから驚きです。

カナダ山奥のホテルではイベントごとにワクワク感を味わえる

職場の年間イベント

やはりホテルということで、宿泊客を楽しませるためのイベント事は欠かせません。

クリスマスに向けてクリスマスツリーなどでホテル全体が飾り付けられていく過程や、特設のスケート場が作られていく様子などを間近で見ることができました。ニューイヤーには打ち上げ花火を宿泊客にまぎれて眺めることもできます。

イベントの真っ最中は、繁忙期ということで大変忙しいです。でも、従業員一体となってイベントに向けて盛り上がっていくワクワク感を味わえます

また、時期をずらしてホテルがイベントを催してくれたり、時給を上げてくれたりするので不満はまったくありません。

まとめ~多くの人と密接に関われる職場

カナダの主要都市であるバンクーバーやトロントは住むにも働くにも大変便利ですが、多くのカナディアンや他国の方と密接に関わることが難しいと私は感じました。

日本にいた頃は、ロッキー山脈=まさにここがカナダだ!というイメージはほとんどありませんでしたが、こうして山脈麓で働くことで、ここがカナダであり、自分がカナダにいるという実感が湧きました。

もちろん不便なことも、公私を分けられないストレスもあります。でも、世界中から人がここに集まり、貴重なひとときを公私共に分かち合っているのです。こういった職場はめったにないと思いますよ。

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同志社大学を卒業後、「人生の中で、旅行じゃなくて海外に住んでみたい!」という衝動から、就活を横目に、カナダに渡航。
ワーキングホリデーを使い、カナダを西から東へと転々とするのち、運良く拾われたロッキー山脈の麓のホテル内で働くことに。アート、音楽、社会心理、旅行には目がない。

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