日本であれ海外であれ、どんな家や部屋に住むかはとても重要です。特に、日本とまったく環境の違う途上国カンボジアなら、住まいをホッと安心できる場所にするためにも、より慎重に選びたいもの。
では、カンボジアではどのように快適な住居を探せばいいのでしょうか。
ここでは、首都プノンペンで生活することを前提に、家賃相場や理想の部屋を探す方法をご紹介します。
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プノンペンの家賃相場
日本人が比較的安全に住めるタイプのプノンペンの家賃相場は、
- ワンルームのようなところで月100~200米ドル(約10,300~20,600円)
- いわゆる2LDKのような間取りで月180~250米ドル(約18,540~25,750円)
- 2LDKよりも部屋数があと2つぐらい多い物件だと月300~500米ドル(約30,900~51,500円)
ですが、新しい建物はもっと値段が高くなります。
もう少し安めの部屋を探したい場合は、プノンペンの中心地から外れた地域で探すといいでしょう。中心地から離れても必要な物を買う店はどこにでもあるので、生活するにはそれほど不便を感じないと思います。
※1ドル=103円(2016年9月)
カンボジアの部屋の設備は?立地にも注意
家具家電付き、共同生活も可
家具や家電が付いている部屋があり、その分、家賃が高いということもあります。自分で買いそろえなくていいので便利な反面、好みと全然イメージが違う場合もあるでしょう。
また、トイレとシャワー、洗面台は一室になっています。そして、各住居部屋にそのトイレ&シャワー室があるのが一般的なスタイルです。そのため、共同で暮らすのにも都合がいいです。
周辺環境もチェックしよう
部屋や建物自体が気に入ったとしても、周りがあまりにもゴミが多い場所だと気が滅入るかもしれません。
また、家の前の道路は整備されているでしょうか?人通りはありますか?あまり人通りがないと治安の面で少し不安です。
これは日本で部屋探しをする場合も同じですが、立地や周辺環境も含めて慎重に選びましょう。
カンボジアでの部屋の探し方
不動産屋のような業者はほとんどおらず、部屋探しは自分でしなければいけません。ただし、貸し家、貸し部屋はいたるところにあります。
ステップ1. 貸し部屋の貼り紙を探す
まずは住みたい地域で、こんな貼り紙を探してください。
ផ្ទះ ជួល(貸し家)
បន្ទប់ ជួល(貸し部屋)
街をよく見て回ると、ドアにこのような貼り紙がある建物はいっぱいあります。
大家さんの家の2階部分などが貸し部屋になっているところもあります。どんなところに住みたいか、いろいろ見て回ることをおすすめします。見ているうちに、イメージが具体的になっていきます。
ステップ2. 大家さんに電話をかける
貼り紙には必ず電話番号も一緒に書いてあります。気になる物件があれば、その番号に電話をかけましょう。
カンボジアでは英語が話せる人もたくさんいます。相手が英語ができない人であれば、カンボジア語ができる知り合いにお願いして代わりに話してもらうといいでしょう。
電話に出た人がその部屋の大家さんということになります。
貸し家または貸し部屋の貼り紙を見たと言うと相手はすぐに分かってくれるので、1ヶ月の家賃、デポジット、エアコンやホットシャワーの有無などある程度の情報を得ておきます。
そして、実際に見に行きたいと伝えましょう。
ステップ3. 内覧の約束をする
大家さんがその貸し部屋の近くに住んでいるなら、見学させるためすぐに来てくれることがあります。でなければ、日取りを約束しましょう。
その時に注意しなければいけないことは、約束してもその時間に来てくれないことがあることです。時間を無駄にしないために、前もって大家さんにもう一度電話をかけて日時の確認をするのがよいでしょう。
断るなら遠慮せず早めに
家賃が高すぎるなど電話の段階で明らかに希望条件と異なっているなら見てもしょうがないので、電話で終わりにしてもよいでしょう。
ただし、家賃交渉ができる場合もあるので、希望の金額を伝えてみましょう。もしも1年分一括で払えるのであれば、その分、安くしてほしいと交渉することもできます。
カンボジアで部屋を内覧する際のチェック項目
この段階で最低条件は確認済みだと思いますが、実際に大家さんに会い、部屋を見せてもらったら、以下のポイントをしっかりとチェックしておきましょう。
- 家賃額と支払い方法(月々か年間か)
- デポジットは何ヶ月分か
- 電気の基本料
- 玄関口や窓の鍵の状態
- 水の出具合い
- 雨漏りの跡はないか
- 明るさ・風通し
- エアコン、ホットシャワー、冷蔵庫、洗濯機の有無
- 部屋の中で壊れているところはないか
前述した通り最近では家電付きの部屋もあるので、もし付いているならそれらがちゃんと作動するかも確認しましょう。
壊れているところや壊れそうな箇所を見つけたら、入居前に直してもらえるのどうかも確認しておきたい重要ポイントです。
さらに、網戸を付けてほしいとか、鍵を増やしてほしいなど、要望があれば大家さんにお願いしてみてください。
そして、大家さん側で快く要望のものを付けてくれたり、壊れた箇所を修理してくれたりするなら、契約してからも安心してその物件に住めるのではないかという気がします。
まとめ~納得した上で契約しよう
条件にかない、住まいとして気に入ったらいよいよ大家さんと契約です。
契約時にデポジットや家賃を現金で支払い、その後も家賃は現金で大家さんに払うことになるケースがほとんどです。
ただし、カンボジアに限ったことではありませんが、契約後に気に入らないところが生じても自己責任となってしまいます。 賃貸契約は自分が納得した上で大家さんと交わすもの、あとでこんなはずじゃなかったとならないように、しっかり見て決めたいものです。
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