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性別は生まれてからのお楽しみ!大連(中国)の妊娠の定期検診はどんなもの?

中国での妊娠

筆者は中国人と結婚して、中国で出産しました。ただでさえ不安を感じる妊娠、出産ですが、ここ中国ではどんなものなのでしょうか。

中国はその国土の広さから、省が違えば国が違うくらい習慣や考え方も異なると言われています。今回は中国東北にある大連で私が経験した妊娠時の定期検診に的を絞ってご紹介します。

※ものすごいスピードでいろんなものが発展している国ですので、当時とは違うこともあるかもしれません。

目次

中国での検診費用負担について

中国での検診費用

検診当日は自分で支払い、のちにレシートを勤務先の会社に提出することで支払われ実費はほぼありませんでした。

毎回診察内容も違い、HIVなどの検査から通常のエコー、超音波、内診など様々です。

まるでディズニーランド?な待ち時間

病院の待ち時間

大連には「大連婦産医院」と言う有名な産婦人科があります。

いつ行ってもすごい人で溢れています。採血やエコーでそれぞれ1時間待ちなんてこともありました。1つ終わってから並び直したら、それこそ何時間かかるかわかりません。

採血の順番を待っている間に、主人にエコーの行列に並んでもらったこともあります。

それでも、診察時間に終わらず、翌日に回されることもありました。他の方も同じ状況なので、特別嫌だという感情もそのうち持たなくなります。

産婦人科は男子禁制

産婦人科は男子禁制

中国では定期検診にたいてい旦那さんがついてきます。荷物を持ったり会計したり、かいがいしく身の回りのお世話をしながらそばについています。

ですが、大連の産婦人科は基本的に男子禁制。内診やエコーどころか、診察室にも入れません。奥さんが診察を受けている間は待合室で待っています。

筆者の妊娠時は一人っ子政策の真っ只中(1979年から始まり、2015年末に廃止)。旦那さんと一緒にエコー画像なんかを見て、「大きくなったねー」なんていう成長の喜びを感じるどころか、妊婦本人もエコー画像が見られませんでした。

後から微妙な角度で撮ったエコー写真はもらえました。男子を望みがちな風潮のため、性別がわかるようなエコーなんて見せてもらえなかったんですね。もちろん、性別も教えてくれませんでした。

性別がわからず事前に赤ちゃんの洋服の色等、決めることはできませんでしたが、生まれてからのお楽しみと思って過ごすことができたのでそれはそれで楽しい時間でした。(若干、黄色の服が多くなりましたが……)

小学生の頃の身体測定を思い出す定期検診

大連の一般的な総合病院はプライベートがありません。

内科でも産婦人科でも、診察中に赤の他人が部屋にいっぱい、なんてケースは未だに見られます。人のレントゲン写真も見られるし、診断結果も聞くことができます。

大病でも他の人に知られてしまうナンセンスな状況が発生しています。

逆にここまでくると、必要以上に隠そうとしたり構えることはないのかしらと考え方も変わってきたりします。今では特になんとも思わなくなりましたが、やっぱり最初のうちはなかなか慣れる事が出来ませんでした。

それでも以前に比べると、一人一人入れてくれるケースもたまにあります。それに出会えればラッキーです。

恥ずかしいなんて感情、どっかいっちゃえ

産婦人科での検診は、赤ちゃんの心音を聞くためにパンツ丸出しでベッドに寝転がる妊婦さんが、同時に3人くらいいます。少しびっくりしましたが、それは序の口で、内診の際も赤の他人がわらわら同じ部屋にいることがあります。

日本ではお腹の真ん中にカーテンを引かれ、診察の状況も見えなければ、先生の顔も見えないケースが多いと聞きます。

しかし、ここは中国。カーテンなんてありません。内診されているその状況を直に見ることができます。そして周りに別の妊婦さんがおり、その様子を足元から見られているなんてこともありました。

ここまでくると、恥ずかしさを通り越して、「まぁ、みんな同じ状況だし。もうどうにでもなれ」の極地まで行くことができました。

産婦人科医は圧倒的に女性が多いです。10ヶ月の妊娠期間中、男性の産婦人科医にお目にかかったことはありません。

2015年夏に会社の福利を利用して受けた健康診断も、看護師さんがわらわら5人くらい足元で私の内診をしながら、雑談していましたので、今現在もあまり変わらないと思われます。

まとめ

日本では考えられないようなことも、自分の心の持ちようによって、受け入れやすくなります。大連での出産を控えている方がいたら、少しでも参考になればと思います。

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この記事を書いた人

中国人と国際結婚した中国大連在住30代主婦。異国の地で「毎日を楽しむ」をモットーに自分探しの旅を続けています。

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