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中国に来て感じる考え方・習慣の違い「結婚編」

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結婚

中国でも結婚は人生の一大事です。結婚に関する一般的な考え方はどんなもので、それにまつわる習慣にはどんなものがあるでしょうか。その中には、日本人が驚くようなものもあります。

中国で生活する方の中には、現地の中国人と結婚することになる方もいるかもしれません。

中国の人のやり方と全く同じようにするわけではなくても、相手方が考えている結婚がどんなものかを理解しておくと、双方で話し合いを進めていくのにも役立つでしょう。※1元=約16.5円(2017年現在)

ここがポイント!

Q.中国の結婚式ってどんな感じ?

A.中国の結婚式はすごい!10回以上参加しても面白い中国の結婚式解説

中国での結婚とは

中国で結婚ができる法定年齢は、男性は22歳以上、女性は20歳以上と、世界各国に比べてやや高めになっています。人口増加を抑制するために高めに設定したとのことです。

実際に結婚する平均年齢はだいたい26~27歳くらいで、男性が女性を2歳ほど上回っています。早めに結婚させようという社会的圧力は日本以上に強いものの、結婚する年齢は都市部を中心に高くなっています。

原因としてよくあげられるのは、高学歴化が進み社会人になる年齢が上がっていること、一人っ子が増えて結婚相手に求める条件も高まっていることなどです。

新郎側が家を買うのが結婚の条件

準備

新婦側の家族は新郎側に結婚前に新居を買って新婚生活に備えることを求めるのが、全国的に見られる習慣です。それに対し新婦側が何を買うかは地域によって習慣が違いますが、家電や家具をそろえたりする場合が多いようです。

早く結婚するようにという圧力が強い割に要求が高いので大変です。新郎本人もある程度負担はするものの、新郎の親が大部分の費用を負担することになる場合も多いようです。息子がまだ小さいうちから、この点で経済的圧力を感じている親は少なくありません。

日本では新婚当初はアパートを借りて夫婦で少しずつお金を貯めてから家を買うことが多いですし、親も多少援助することはあるけど絶対ではない、と言うと羨ましがられます。

ですが、この習慣はまだまだ無くなりそうな気配はなく、近年では車も新郎側が買わなければならなくなっています。結婚相手を選ぶ際、経済的条件を気にする傾向はかなり強いです

中国で「家を買う」とはどういうこと?

中国のマンション

新居を買うと言っても普通は一戸建てを建てるわけではありません。

都市部においては高層マンションか、団地のような建物(6階建てくらいのエレベーター無しのもの)の中の一件分を買うことになります

日本と違うのは、買った時点ではまだコンクリートだらけで住むことができない状態なので、自分たちで改装「装修(ジュァンシウ)」をする必要があることです。

結果として、同じマンション・団地であってもそれぞれの家で内装が全く異なります。

新婚夫婦が新居として買った家を「婚房(フンファン)」と言い、新婦の好みに合わせて「装修」することが多いです。そのため、「装修」をした後で万が一結婚を取りやめにしたい場合は、かなりやっかいな問題になってしまいます。

新居を準備するのは一苦労

部屋

「婚房」は、伝統的なものでは照明器具や寝具に赤色を使う場合が非常に多いです。中国において赤はめでたい色で、結婚に関連して用いられることが多いのです。

とは言え、最近では家の内装は好みの色や雰囲気にし、絶対赤を使うというわけでもないようです。

この「装修」がなかなかやっかいで、床・壁・窓・ドア・水道電気・暖房設備・照明・収納・台所・便器にいたるまで、何もかも自分達で考えて選ばなければなりません

たくさんの専門店を歩き回って見比べる

中国にはそれぞれの専門の店がたくさんあり、例えばタイルならタイル専門の店、壁紙なら壁紙専門の店をそれぞれ何件も見比べて決めます。

そういう店を集めた専門のショッピングセンターもあります。材料を買った店で、それを取り付ける作業をする人を紹介してもらえます。

もっとも、そんなに時間や体力を使うのは嫌な人のために、全体の設計を請け負う会社もあるにはあります。ただし設計費自体に加え、材料・工事費も高めになり、金銭的負担が増えるのが難点です。

そんなわけで、大変ではあっても仕事の休みを利用し、自分で店を歩き回って「装修」 を進めていく人がやはり多いです。新居の準備だけでも、結婚はお金や時間や体力を使う一大イベントと言えます。

中国で結婚相手を探す方法

お見合いは「相亲(シャンチン)」と言い、中国では今でも結婚相手を探す一般的な方法のひとつです。結婚適齢期の子どもがいる親に、親戚や同僚などがお見合い相手を紹介することが多々あります。

当人たちが会うことに同意すれば、雰囲気のいいレストランや喫茶店などでお見合いすることになります。日本と同様、結婚紹介所もありますし、最近ではネットで相手を探す人も増えています。それでもやはり大半は、知り合いを通しての紹介です。

同級生や同僚などとの恋愛結婚も少なくないですが、お見合いに比べると少なめです。恋愛して当人たちは仮に結婚したいと思っても、親のどちらかが相手の経済条件や学歴などで同意しない例もよく聞きます。

新郎側は結婚するためにお金が必要

指輪

新郎側の金銭的な負担は家や車を買うだけでは終わりません。

婚約「订婚(ディンフン)」の際は、伝統に従った結納を行うのが一般的です。新郎側の家族が新婦の実家を訪ねるのが基本ですが、レストランの個室やホテルで行う場合もあります。そして純金のアクセサリーやその他のプレゼントを新婦に贈ります。

婚約と結婚の時の2回、あるいは1回にまとめて新郎側が新婦側の家に現金を渡すのが恒例です。相場の金額は地域によってもかなり違い、10,000~200,000元(約16万5,000円〜330万円)ほどと様々です。

金額が原因でもめることも

意外だったのは農村での結納金が100,000元以上(約165万円)など高めの相場なことです。

農村だと新居を買うのにそれほどお金がかからないから、その分現金で払ってもらうとのことでした。なるほどとも思いますが、農村は収入が少ない場合が多いので、かなり大変なことでしょう。

実際に渡す前にどれくらいの金額にするか相談するのですが、新婦側の親の要求が100,000元前後(約165万円)以上など高めの場合、それが原因で結婚話自体がもつれることも少なくありません。

新郎側にすれば、家などを買った上に高額の現金を用意するのは負担が大きいわけですが、新婦側にとっては金額が低いと軽く見られたと感じるようです。

もちろん、2人が愛し合っていることの方が大事だからお金は重視しないという考え方の人々もいるものの、お金重視の風潮が強いことは中国のネットの中でも指摘されていて、なかなか厄介な問題です。

結婚写真に関する習慣

結婚記念写真「婚纱照(フンシャージャオ)」を撮るのは日本と同じですが、大きな違いは樹脂加工した写真をポスターかそれ以上の特大の大きさにして、新居の壁に堂々と飾る点です。もちろんアルバムも作ります。

さまざまなポーズや衣装で撮り、撮影のために風景の美しい国内外に旅行に行く人までいます。値段は国内の場合3,000~10,000元(約4万9,500円〜16万5,000円)くらいが相場です。

ちょっと話は違いますが、中国では結婚証明書「结婚证(ジエフンジェン)」にも2人で一緒にとった写真をつけるのが興味深い点です。人口が多くて同姓同名も多いので、本人であることをより確実に証明するためでしょうか。

結婚式当日の数々の中国風習

結婚

近所中に結婚を知らせる

結婚式の前日くらいに、団地やマンションの敷地内のマンホールや階段などの通り道に赤い紙を貼っておきます。爆竹も派手に鳴らすので、今日は誰かの結婚式だということが近所中に分かります。これらの習慣は魔除けの意味を込めて昔から行われているものです。

新郎にシビアないたずら

結婚式「婚礼(フンリー)」の日、新郎は新婦の実家に新婦を迎えに行きます。新婦はウエディングドレスに着替え、新郎の到着を待ちます。

新郎は、新婦の実家に入り新婦の親に挨拶を済ませて新婦に会う過程で、新婦の親族や介添えの女性たちに邪魔をされます

色々な質問をされたり、大声で愛を誓わされたり、おこづかいを要求されたり、新婦が当日履く靴を隠されたり、といった具合です。

お嫁さんを迎えるのはそんなに楽ではないから大切にするように、という意味があるそうですが、いたずらが過ぎることもあるようです。

何とか新婦を連れて行けることになってからも一苦労です。新婦は足を地面につけてはならないという風習があるため、新郎がドレス姿の新婦を抱っこして、家から車まで運ばなければなりません。

もっとも地域によっては、抱っこはきついのでおんぶで良かったり、新婦の男兄弟が代わりにやってくれたり、といった新郎に優しいところもあるようです。

中国の結婚式に関して

花やリボンで飾りつけた車が列を連ねて会場に向かい、6~12台ほどに新郎新婦や介添えの男女、親族が乗ります。車の台数は人数や経済力に合わせて、中国で縁起の良い数とされる偶数にするのが一般的です。

新郎と新婦の実家が離れていたり招待客が多すぎたりする場合、新郎側と新婦側の結婚式をそれぞれの実家近くで行うこともあります。2回も支度をするなんて、ちょっと疲れそうですね。

地味婚は滅多に無く、親戚一同や同級生や仕事仲間をたくさん呼ぶのが当たり前のため、このようなことになりやすいのでしょう。

新婦の衣装は?

今では純白のウエディングドレスが人気ですが、もともと中国では白はお葬式などに使う色で、結婚式には赤い服を着ることが一般的でした。

今でも、ウエディングドレスのお色直しに赤い伝統的衣装(チャイナドレスや唐時代のもう少しゆったりした衣装)を身に着けることが少なくありません。

まとめ

結婚にまつわる中国の様々な考え方や習慣について理解していただけたでしょうか。全体的に、中国の結婚は日本よりも伝統的な習慣が色濃く残っています。親が関わったり決定したりする部分も多いです

新郎側にとっては、金銭的に負担が大きいのも特徴と言えるでしょう。原因として、近年の経済発展にともない金銭が重視されていることや、一人っ子政策で男の子が好まれたために女性より男性の人口が多いことがあげられます。

多少複雑な事情はありますが、乗り越えられないというわけではありません。十分なコミュニケーションを取ってお互いに分かり合えるといいですね。

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