中国生活で子供の学校はどうするの?上海日本人学校ってどんなところ?

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仕事で急に上海赴任が決まったけれど、家族はどうしよう……。

単身赴任もいいけど、せっかくの機会だし子供にも海外経験をさせてみたい。そうなると学校はどうしたら……。インターナショナルスクールもいいけど、帰国した後の受験のことも考えるとやっぱり日本人学校の方がいいかしら……?等々。

上海の教育状況について不安を持たれている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、上海日本人学校についてご紹介します。

ここがポイント!

Q.上海での学校の選び方は?

A.上海での子供の学校選び、小学校・中学校の選択肢は?

Q.上海で日本語の本を読める図書館は?

A.中国の上海で日本語の本を探そう!上海図書館の活用方法

上海日本人学校の状況

上海日本人学校

上海日本人学校は海外にいる日本人向け教育のための学校ですが、公立学校ではなく私立学校という位置づけのようです。上海日本人学校は、上海商工クラブ、上海総領事館が学校運営に携わっています。

2011年より世界で初めて高等部がスタートしたことで、世界で唯一、小・中・高を有することでも有名な学校です。虹橋校と浦東校の2校があり、虹橋校は小学のみ、浦東校は小中高となっています。

上海日本人学校のHP(http://www.srx2.net.cn)を見ると、虹橋校の児童生徒数(2016年4月13日時点)は1,167名で、各学年の内訳は以下のような状況です。

学年 人数 学級数
1年生 213人 9クラス
2年生 212人 8クラス
3年生 225人 8クラス
4年生 197人 7クラス
5年生 162人 6クラス
6年生 158人 5クラス
合計 1,167人 44クラス

ここ数年、日中関係や大気汚染の悪化によりかなり減ったにもかかわらず、今やなかなか日本では見られないようなマンモス校ですね。

浦東校の児童生徒数はHPにて公表されていないので正確な数字はわかりませんが、中学部、高等部も合わせて虹橋校とそう変わらないくらいの規模だと思います。

上海日本人学校への通学方法や制服、給食など

通学方法は「個人通学」と「校車(スクールバス)通学」が選べますが、安全確保の観点から必ず保護者が付き添うことになっています。

よって個人通学は当然ですが、スクールバスでの通学の場合もバス乗降車地点まで(から)は必ず保護者同伴であり、いくらマンションの目の前にバスが着こうとも毎日必ず送り迎えが必要です。

我が愛娘も毎朝6時に起きてスクールバスに乗って登下校しています。マンションごとに50人乗りの大型スクールバスでピックアップしていきます。スクールバスは環境などにも配慮して全て電動式バスで、各ルート合わせてなんと39号車まであります。

学校での服装は?

決まった制服等はないので、私服通学です。みんなランドセルを背負って登下校しています。

中国でも今やランドセルは人気が高まっているので、マンションのエレベーター等で上海人から「それいくらくらい?」「日本で買ったの?」「重くないの?」とかよく声をかけられたりもします。

給食は出るの?

学校給食は、ないんです……。よって毎日お弁当持参となります。スクールバスの運行状況もあって早朝に登校するため、これは保護者にとっては正直ツラいです……。

仕方なく筆者も毎朝5時に起床し、眠い目をこすりながら愛娘の弁当とついでに自分の分も作り、バスまで送ってそのまま朝7時には事務所に出勤しています。

慣れるまではホント大変でしたが、今ではすっかり朝型人間になって仕事もはかどっていますし、お昼も脂っこい中華料理から解放され健康的な食生活になりました。

上海日本人学校の1年間の費用

日本人学校はもともと企業と個人および寄付金により設立された学校であり、私立学校という位置づけなので、学費が徴収され学校運営費の一部に充てられています。

2016年10月1日現在

  • 学費は、月額2,060元/名+PTA会費月額25元/家庭の年4回払い
  • 通学バス代は、月額800元/名(郊外からは1,500元)の年2回払い

となっています。

日本人学校は運営費の一部を学生の頭数で割るため、学生数の多い上海日本人学校は他の都市よりもかなり恵まれています。さらにいうと、上海のインターナショナルスクールは月数十万円するので、かなり良心的な値段だと思います。

上海日本人学校の運動会(虹橋校)の様子

ところで下の写真の行列、なんだかわかりますか?

運動会前の行列

これは、運動会のため学校外に保護者が列をなして並んでいる光景です。マンモス校なので保護者も場所確保のために必死です。

日本人学校の運動会

ちなみに今年は30周年の記念大会でした。

 

日本人学校のグラウンド

2階の校舎ベランダからの光景です。教室も一部開放されています。グラウンドも天然芝で非常に綺麗です。

 

日本人学校の体育館

運動場だけでは入りきれないので、なんと体育館がサテライト会場になっています。スクリーン越しに我が子を応援!!エアコンも効いているので快適です。なんだかオリンピック観戦みたいですね。

まとめ

ここでは日本人学校虹橋校を中心にご紹介しましたが、とにかく世界最大規模のマンモス校なので、今や日本ではなかなか見られない賑やかで楽しい学校です。

運動会の状況などで日本人の多さを少しはわかってもらえたかもしれません。筆者の愛娘も友達がたくさんできて喜んでますし、教育面でも日本全国平均よりもかなり上の成績を出しているので、心配されることは特にないと思いますよ!

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商社マン、公務員(某県上海事務所長)を経て、今は上海にて起業。
02年から現在までずーっと中国ビジネスに足を突っ込みっぱなしです。

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Guanxi Times [海外転職]