中国で生活するとなると、大型家電は現地で買うとしても、パソコンやデジカメや使い慣れた小型家電は日本から持っていく方が便利だし、性能的にも安心という方が多いと思います。
大気汚染が心配だから、日本から高性能の空気清浄機を持ち込みたいという方もいるでしょう。でも中国は日本と電圧もコンセントの形状も違い、その他にも注意すべき点がいくつかあります。
今回はそんな中国のコンセント事情(プラグ・電圧・安全性・変圧器)をご紹介します。
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中国のコンセントの形状は2種類
二又タイプと三又タイプが混在
中国のコンセントは穴が二又のものと三又のものがあります。
多くのコンセントには二又と三又の両方がついていて、どちらのプラグでも挿し込めるようになっています。
変換プラグは持って行かなくても大丈夫
海外旅行の必需品ともいえる変換プラグですが、中国の二又コンセントには日本のプラグがそのまま挿せるので、あえて持っていく必要はありません。
もちろん直接挿して大丈夫なのは、変圧器が必要ない電気製品に限ります。
タップと延長コード
ひとつで二又と三又両方が使える
中国で売っているタップも延長コードも、多くのものは二又と三又のコンセントがついているので便利です。
中には、スイッチのついている延長コードもあります。
大きなタップは便利ですが…
二又と三又のコンセントがついているタップは、どうしてもサイズが大きくなってしまいます。
巨大なパネルみたいになったタップはいっぱい挿せて便利ですが、1つのコンセント穴で支えているだけなので安定感が無く、グラグラして外れやすいため注意した方がいいでしょう。
二又コンセントは抜けやすいものもあるので注意
中国の二又コンセントは中の構造がしっかりしていないのか、挿したプラグが自然に浮き上がって抜けてしまうことがあります。
掃除をしたり物を動かしたりしたときは、プラグがちゃんと挿さっているか確認した方がいいかもしれません。
中国の万能コンセントに注意
必要面積を減らすためか、1つでどちらのプラグも挿せる万能コンセントがありますが、これは火花を散らして発火する危険があります。
もし手元の延長コードが上の写真のような三つ穴の形状で、二又も三又も挿せるようになっているなら、その部分は使わないようにした方がいいでしょう。
5つ穴か、分かれたタイプのコンセントがおすすめ
安全なのは、上の写真のようなスペース節約タイプでも穴が5つあるものか、最初から二又と三又が完全に分かれているものです。
今市場に出回っているのは、ほとんどこのタイプと思われますが、買う時にしっかりチェックした方がいいかもしれませんね。
中国の電圧は220V
変圧器が要らないもの
パソコン、タブレット、スマホ、デジカメなどの機器の多くは変圧器が必要ありません。
ACアダプタに「100-240V」と表示してあるものは、中国は220Vなのでそのまま使えます。
変圧器が必要なもの
空気清浄機、キッチン家電、美容家電などは変圧器が必要なものが多いです。
お店の人と相談して安心安全なものを買いたいなら変圧器は日本で買う方がいいでしょうが、重くて荷物になりそうです。
中国でも売っているので、持って来るかどうかは考えどころかもしれません。
さまざまな変圧器
変圧器といっても、電圧を上げるアップトランスと電圧を下げるダウントランスがあります。中国のコンセントから出る220Vの電気で日本の100V対応の電気製品を使うには、電圧を下げなければならないので、ダウントランスの変圧器が必要になります。
また、1台の変圧器で使える電気容量は決まっていて、消費電力が変圧器の容量を超える電気製品は使えないので注意してください。
ときどき見かける中国の「なんちゃって」コンセント
エコノミー・ホテルや学校の教室などでときどき、壁にいくつもコンセントがついていることがあります。
でもこれらのコンセントが全て使えるわけではなく、中には壁にパネルが貼りついているだけで穴の開いていないコンセントや、穴は開いているけれど電源とつながっていないコンセントもあります。
そういう時はひとつひとつに挿してみれば必ず使えるコンセントがあるので、気長に試してみてください。
中国のコンセントについてのまとめ
外れやすいとか火花が散るとか、多少めんどうな感じのする中国の電気事情ですが、電気の基礎知識を持って正しく扱えば危険なことはありません。
ただし中国の電圧は日本に比べて不安定で変動の幅が大きいといわれているので、コンピュータ、スマホ、デジカメなどは大丈夫ですが、それよりも繊細な精密機器類に関しては注意された方がいいかもしれません。
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