香港の交通機関には、地下鉄、電車、フェリー、二階建てバス、ミニバスなどがあります。街を散策するのにとても便利です。
交通機関なんて日本と似たようなものではないか、と思われるかもしれませんが、けっこう違う点があって面白いです。今回はそんな香港の交通機関をご紹介します。
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電車
初めて乗ったとき座席が痛くて驚く人が多いかもしれません。ただの金属性のつるつるの椅子なんですね。お掃除には便利かもしれませんが、けっこう、いえ、かなり痛いです。
ほんとにつるつる滑ります。座っていて、前へずれていくのはもちろん、電車が停車するたびに左右へずれます。冬は冷たいです。
日本の電車のシートの方が座り心地はいいです。
地下鉄
香港の地下鉄と電車は同じ会社が経営しているので、車両の造りはほぼ同じですが、椅子がくぼんでます。
おしりが固定されるので、急ブレーキをかけられてもずれにくい構造です。夏はひんやり冷たく、冬は普通に冷たい椅子です。にっこりマークは優先座席のしるし。
券売機
タッチパネルになっていて、行きたい駅を選んで押すと、そこまでの金額が表示されるのでお金を投入すると切符が出てきます。
英語表記と中国語表記があるので初めてでも問題なく使えます。
二階建てバス
バスの料金は乗る前に払いますが、日本のバスとちがって、お釣りが出ないので気をつけましょう。きっちりの小銭を用意するか、カードを使います。
カードがなくて、どうしても小銭がない場合、他の乗客に両替してもらうという方法しかありませんので気をつけましょう。
お金(小銭)が少し足りない場合、大きいお金しかない!と日本語でいうとある分でいいよと言ってくれる運転手もいます。
ダメな場合はそこで両替して来いと言われたり。 港といえばこの二階建てバスが有名ですね。とにかく人口密度が高く、人口が多いので、一階建てバスだけでは出勤時の人数をさばけません。
一階は席が埋まると、つり革につかまって立つ乗客が出てきますが、二階は立つことが禁止となっているので、香港人はみな二階へ行きたがります。二階だと、一旦座ってしまえば座席の人数以上には増えないので、圧迫感がないからだそうです
日本人的には、どうせ降りるのだし、一階に座っているほうが便利ではないかと思うのですが、香港人はとりあえずまず二階へ進みます。
フェリー
これも香港名物ですね。香港島と九龍地区を行き来するには、地下鉄かバスかフェリーになります。地下鉄が簡単で便利ですが、時間のあるときにはフェリーはとっても気持ちがよくておすすめです。
お昼に海の風を受けながら乗るのもいいですし、夜は夜景を眺めながら乗ることができます。さらにこのフェリー、地下鉄やバスに比べるとなぜか安いのです。
わずか40円ほどです。
ミニバス
通常のバス路線が走っていない細かい部分を網羅しているのがミニバスです。まさに市民の足です。
バス停の決まっているミニバスと、決まっていないミニバスがあり、決まっていないものは、どこでも手を上げれば乗ることができ、降りるときも運転手に叫べば降ろしてくれます。
言葉ができないとちょっとハードル高いかもしれませんが、英語のできる人は必ずいるし、わからなければ筆談でもなんとかなるし、香港のローカル気分を味わうにはおすすめのミニバスです。
路面電車(広東語では軽鉄)
新界地区のみに走っている電車で、いわゆるチンチン電車です。これも安くて庶民の足です。一駅一駅の区間はとても短くて、ゆっくり走るのどかな乗り物です。
不思議なのはホームには駅員さんが誰もいないので、勝手に切符を買って乗りますが誰もチェックしないことです。余裕でただ乗りできます。が、もちろんしてはいけません。
不定期で駅員さんが電車に乗り込んできてチェックします。切符を持ってない人は罰金です。一駅の区間が短くて、無数の駅があるので各駅に駅員さんを配置するのは人件費がかかるという理由らしいです。
オクトパスカード
以上すべての交通機関は、共通でオクトパスカードというものを使うことができます。これを使えば小銭の用意は不要です。空港でも買えますし、コンビニでも買えます。
どの交通機関も、乗るときにぴっと当てるだけです。旅行が終わって返却したら、残金を返してくれますので、作っておくと便利です。
まとめ
香港と日本は似ているようで微妙に違う点が多々あります。香港にお越しの際は、ぜひ乗ってくださいね。
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