【香港求人】未経験からでも香港就職を狙える転職サイトまとめ

香港の転職サイト 香港での働き方

東アジアの金融都市、香港。中国本土をはじめ、世界中から人とモノが集まる華やかでエネルギッシュなこの街は、旅行先としてはもちろん、働く場所としても魅力的です。

そんな香港で仕事を探す時に必須なのが、香港求人を扱う転職エージェントや転職サイトですよね。しかし、検索するとたくさんの転職サービスが出てくるので、どれがいいのか迷うものです。

ここでは、香港を目指す方におすすめの転職エージェント・転職サイトをご紹介します。

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香港で働くためのスキルとは

外務省の統計によると、2017年10月1日時点の香港在留日本人は25,000人以上、日系企業の数も1,300を超えています。

このような環境なので、日本語のみで働くことも不可能ではないですが、待遇や給料などが悪くなってしまうことも多いです。

また、最近ではビザの発給条件も厳しくなってきたため、最低限の中国語や英語を学んでおくと安心でしょう。語学力に加えて業務経験や社会人経験があると香港就職・転職はスムーズです。

香港でキャリアを築くためにもスキルを身につけておきましょう。

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香港求人を探すなら転職エージェントを利用しよう

香港で働きたいなら転職エージェントの利用がおすすめです。不安の多い海外転職では、エージェントのサポートが心強いものになります。

まずは日系大手が安心

日系企業が多く進出しているため、香港現地にも多数のローカルエージェントがありますが、まずは大手の日系転職エージェントから試してみましょう。

日系大手の転職エージェントなら「福利厚生を含めた求人」「転職サポート」がしっかりしているので安心して利用できます。

今後のキャリアを考えると、就職・転職先は信頼できる企業が望ましいです。日系大手の転職サービスは経験豊富で、ローカルな求人サイトを使う場合に比べて就職トラブルなどのリスクを避けることができるというメリットがあります。

複数登録し情報収集

どの転職サービスがいいか迷う場合は2つ〜3つほど登録し、気になる求人情報をストックしておくことが大切です。香港転職の基本は求人に関する情報を集めることです。

転職エージェント利用のポイント

手間を最小限に抑え、時間を有効に使うためにも、エージェントがやってくれることは任せるのが望ましいです。上手にサービスを利用することで、手間と同時に転職への不安が少なくなります。

香港への求職活動はまず、日系大手の転職サービスの利用から始めましょう。登録は3分程度、利用は無料です。

次からは、以下のポイントに沿って転職エージェント・転職サイトを紹介していきます。

  • 未経験から香港を狙う
  • 香港駐在員案件を狙う
  • 即戦力としてオファーを待つ
  • 複数の転職サービスを比較する

未経験で香港就職を目指すなら:リクルートエージェント

  • おすすめ度:★★★★★
  • こんな人向け:20代・30代・未経験で、広い選択肢から香港の求人を探したい
  • ポイント:業界大手、登録すると全体の80%を占める非公開求人を見られる
  • 組み合わせ:+LHH転職エージェント

未経験で香港の仕事を探すなら、まずはリクルートエージェントへの登録がおすすめです。初めて香港で働く人、香港で今とは別のキャリアの道を歩みたい人も安心して利用できます。

海外求人数が一般の転職サイトの数倍あり、選択肢が幅広いです。

また、大手のエージェントのため、数多くの転職コンサルタントが在籍しています。ただし、担当者によって考え方・サポートが異なる部分もあるので、LHH転職エージェントなどにもあわせて登録しましょう。

その他、リクナビNEXTなどと併用し比較しながら仕事探しをするとよいでしょう。全て無料で利用できます。

 

香港で幅広く求人を探すなら:LHH転職エージェント(アデコ)

LHH転職エージェント

香港への転職を狙うならぜひ登録しておきたい転職エージェントです。世界中に拠点があり、その数は5,000以上にも及びます。

外資系の案件も多く、多数の非公開求人を扱っています。

香港駐在員を狙うなら:JAC Recruitment

jacリクルートメント

  • おすすめ度:★★★★★
  • こんな人向け:語学力がある、大卒以上、30代以上
  • ポイント:海外駐在・外資系企業案件に強い
  • 組み合わせ:ビズリーチ(職務経歴書まで入力してオファーを待つ)

海外駐在員とは、日本で採用されて海外で勤務する会社員のこと。香港駐在員や、英語・中国語を使う仕事、外資系企業などの仕事を探すならぜひ登録しておきましょう。

日本国内だけでなく、海外にも複数の拠点を持つ転職エージェントです。ハイクラスの求人が多いため「30代以上で語学力がある」方におすすめです。

問い合わせに対してのレスポンスが速いところが大きなメリット。基本的に問い合わせから24時間以内に返信がくるので、効率的に情報収集できます。登録は3分程度、全て無料で利用できます。

【JAC Recruitmentの海外拠点】

韓国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、イギリスなど

 

即戦力として香港求人のオファーを待つなら:ビズリーチ

bizreach

  • おすすめ度:★★★★★
  • こんな人向け:語学力がある、大卒以上、30代以上
  • ポイント:職務経歴書まで詳しく記入することで大手企業からオファー
  • 組み合わせ:JAC Recruitment

自分で求人を探すハイクラス転職サイト。香港勤務、外資系企業勤務、専門職や管理職など、豊富な求人があります。

香港転職というと「給料アップ」や「高待遇」がかなう案件はなかなかないと考えがちですが、ビズリーチには他の転職サイトと比べると好条件の案件が多数あります。

また、良いオファーを待つなら「職務経歴書を詳細に書く」ことをおすすめします。職務経歴書の記入は5〜10分程度で済み、その時間さえ確保できれば大手企業や優良企業から注目され、年収アップにつながります。

香港転職を通して収入アップやキャリアアップを目指したい方におすすめの求人サイトです。

 

あわせて登録しておきたい転職エージェント・転職サイト

リクナビNEXT

リクナビネクスト

  • サブで登録したい:★★★★★
  • ポイント:スカウト登録、グッドポイント診断が非常に便利

転職サイトとしては日本最大級の会員数を誇り、非常に信頼度が高いです。匿名で気軽に転職活動を始められ、自分で求人を選んで申し込めます。他の転職サービスと併用する人も多くいます。

スカウト登録が非常に便利。積極的な転職活動は面倒だけど、スカウトを待っていい条件の案件だけ検討したい場合に利用できます。また、グッドポイント診断などの無料サービスを上手に使いましょう。

 

海外求人マッチングサイトGuanxi(グアンシー)

海外求人マッチングサイトGuanxi

海外求人のみに特化したGuanxiは充実したスカウト機能が大きな特徴。プロフィールをしっかり記入すると、興味を持った企業からオファーがきます。

登録も1分程度なので、登録だけしておき海外の企業からオファーを待つという使い方がおすすめです。

 

香港の転職エージェントを使うメリット・デメリット

では、その他のメリットやデメリット、そして上手な利用の仕方をご紹介していきます。

転職エージェントを利用するメリット

パソコン

転職コンサルタントに相談できる

まず何といっても、担当の転職コンサルタントに相談できることがメリットです。

特に、初めて香港で働くならわからないことがたくさんあるでしょう。そんな時、疑問や不安について気軽に相談できる転職エージェントは心強い味方になるはずです。

また、面接対策や就職の傾向なども知ることができます。

一人ではつまずきやすい求職活動も安心して進められ、心細くなりません。

給料の交渉を任せられる

自分自身で給料や年収、待遇の交渉をするのは大変です。特に、仕事開始前に待遇アップを要求し気まずくなるのは避けたいところ。転職エージェントを使えば、面倒な給料交渉も行ってもらえます。

もちろん、思い通りにいかない場合や交渉できないケースもありますが、自分でやるよりもプロのエージェントに任せる方が安心できます。

非公開求人に応募できる

大手企業の求人には、一部の転職エージェントのみに公開し、一般には非公開のものがあることは珍しくありません。

世に出回っていない香港の求人に応募することができるのも、転職サービスを利用するメリットといえるでしょう。

予定の管理が楽になる

転職エージェントを利用すると、応募についての予定管理をしてくれます。特に、仕事をしながらの求職活動はスケジュール管理がなかなか大変です。

しかし、転職エージェントが予定の管理を行ってくれることで心に余裕もでき、求職活動により集中することができます。

無料で利用できる

リクルートエージェントなどの転職エージェントは全てのサービスを無料で利用できます。タダで転職サービスを使えるというのは大きなメリットです。

上手にサービスを活用し、最大限のメリットを享受してください。

転職エージェントを利用するデメリット

必ずしも希望に沿うとは限らない

転職エージェントは一人でも多くの人に採用通知を渡すのが仕事です。

そのため、できるだけ採用してもらえるよう学歴や経験などによって応募できる会社が決められてしまうケースがあります。例えば、語学力や職務経験で線引きされることも多いです。

彼らの目的は採用という結果を出すことです。勧められるままに採用されそうな求人に応募するのではなく、自分にとって何が大切かを考えながら仕事探しを進めていきましょう。

エージェントによって得意分野が異なる

一口に転職エージェントといっても、会社によって得意分野が違います。それぞれの得意分野に合った企業や業種を勧められ、それが求職者の希望とうまく重なれば順調に採用まで決まります。

香港を目指すなら、選択肢を広げて複数の転職サービスに登録するようにしましょう。

香港向け転職エージェントの上手な使い方

香港の求人を探す場合も、転職サービスの利用方法は国内でのそれと変わらないことがほとんどです。日本にいながらでも香港の会社に応募できるのが何よりの強みです。

オンラインで手軽に相談

メールやスカイプ、ラインなどの方法で相談することが可能です。現在、仕事をしているのなら時間を取られるのは困りますが、会社を訪問する必要もないので、時間を有効に使うことができます。

さらに、せっかく担当スタッフがいるので、CV(履歴書)作りなども意見を聞きながら行うのがおすすめです。

スケジュール管理を任せる

自分で行っている面接スケジュール管理なども担当スタッフと情報を共有しましょう。

先のメリットの中でも述べましたが、特に在職中の場合、スケジュールの調整を任せられることは時間の節約につながります。

香港就職へ向けてエージェントに登録する前に

転職エージェントや転職サイトに登録すればそれだけでうまくいくかといえば、そうではありません。転職サービスを使う目的は、理想の求人(理想に近い求人)を見つけてもらうことです。

そのために、まずは譲れない条件、希望の条件を箇条書きでもいいので書き出してみて「なぜ香港で働きたいのか」を明確にしましょう

希望(例)

  • 日系企業
  • 英語を使って働きたい
  • 労働環境の良い会社に現地採用されたい
  • 就労ビザ取得サポート付き
  • 年収は700万円以上
  • 社宅付き

エージェントもあなたの希望がわからないことには求人の紹介ができません。まずはどんな希望であっても正直に伝えることが大切になります。

転職にあたっては、なぜ仕事を替えたいのか、なぜ今の仕事を辞めるのかなども重要になってきます。

香港を目指す人の多くが転職エージェントに登録しています。そして「本当に転職したいと考えている人」がサポートを受けて転職していきます。

ライバルたちの一歩先を行くためにも、ビジョンをしっかり持つことが大事です。転職サービスへの登録前に「香港でどんなことがしたいのか」をあらためて考えてみましょう。

香港で働くなら知っておこう!仕事と生活の基本情報

香港で就職してみて「こんなはずじゃなかった」ということがないようにするためには、事前の情報収集が肝心です。実際に香港での仕事経験を持つ人の記事を読み、働き方や生活についてイメージしましょう。

それぞれの項目の下にある記事リンクが本編です。気になるものがあればクリックして読んでみてくださいね。

※内容は各記事の公開当時のものです。

香港で働くことで得られるアドバンテージとは

香港就職に興味がある人なら、すでに香港に何らかの魅力を感じているはず。

では、実際に香港へ転職した20代女性が感じる具体的なメリットやアドバンテージとはどんなものなのでしょうか。

  • 国際感覚を養える
  • 英語力・中国語力を鍛えられる
  • エネルギーをもらえる
  • 外国へすぐ行ける

世界中から多様な人が集まる香港では、国際色豊かな人たちと働くことができ、国際感覚を身につけることができます。同時に、仕事を通じて英語や中国語も学べます。

人も街もエネルギッシュでいつも活力を与えてくれる上、香港国際空港からは世界150以上の都市に直行便が出ているので、他の国へもすぐに出かけられますよ。

 

香港のお給料事情

香港に限らず、就職するなら気になるのがお給料。

香港の日系商社で働く30代の日本人現地採用者(フルタイム正社員)のお給料事情を覗いてみましょう。

ズバリ、お給料はいくら?

月給24,000香港ドル=約336,000円

これは基本給で、残業代や出張の日当などは別途支給されます。

ボーナス、各種手当

香港の企業では、春節(旧正月)前に1ヶ月分のボーナス「ダブルペイ」が出ますが、日系企業なので夏と冬の年に2回ボーナスがあります

支給額は固定でなく、その年の会社の業績や個人の会社への貢献度など総合的に判断・決定されます。

また、通勤手当は全額支給されますが、住宅手当はありません。

※日本円換算額は以下記事より抜粋(2017年8月現在)。

 

香港での生活費はどれくらい?

お給料と並んで把握しておきたいのが生活費ですよね。

香港で現地採用社員として働く場合の1ヶ月の生活費シミュレーションを見てみましょう。

  • 家賃:7,500香港ドル(約116,250円)
  • 食費:3,000香港ドル(約46,500円)
  • 水道光熱費:400香港ドル(約6,200円)
  • 交通費:800香港ドル(約12,400円)
  • 交際費:2,500香港ドル(約38,750円)
  • 雑費:1,500香港ドル(約23,250円)

1ヶ月の生活費合計:15,700香港ドル(243,350円)

香港での生活で驚かされるのは、家賃の高さ。それなりのクオリティを求めるとお給料の半分以上が住居費に消えます

しかし、特にこだわりがなければリーズナブルな部屋も見つけることができ、食費、交通費、光熱費、日用品などは日本と同じか日本より安いです。

もちろん給料にもよりますが、出費にうまくメリハリをつければ日本と変わらない生活を送れそうですね。

※日本円換算額は以下記事より抜粋(2017年5月現在)。

 

香港で働く人の一日のタイムスケジュール

香港で働く人は、朝起きてから寝るまでどんなタイムスケジュールで過ごしているのでしょうか。

日系企業でアシスタントマネージャーとして働く日本人の一日の様子を見てみましょう。

  • 6:30 起床
  • 8:30 出社
  • 9:00 始業
  • 12:30 ランチタイム
  • 17:30 終業
  • 18:00 ヨガレッスン
  • 19:30 友達とビール
  • 21:30 帰宅
  • 0:00 就寝

退勤後も充実した時間を過ごしていますね。

仕事は業務時間内に集中し、オフはプライベートを大切にするのが香港流。一緒に働く現地スタッフも、仕事の時間管理にシビアな人が多いそうですよ。

もっと内容を知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

香港で働くために必要な就労ビザ

香港で暮らし、働くためにはビザが必須です。

就労可能なビザのうち、もっとも一般的なものが就労ビザです。現地採用で就職するなら、この就労ビザを取得することになります。

就労ビザの申請方法

採用者である自分と雇用主である会社がそれぞれ必要書類をそろえ、香港特別行政区政府入境事務所に提出します。

審査期間は通常1~2か月ほどですが、書類に不備があると追加提出の催促があります

なお、申請手続きは会社が行ってくれる場合が多いでしょう。

就労ビザの審査基準

香港の就労ビザの発行には厳格な審査基準が設けられています

外国人が働くことで、香港人の就業先確保が困難になるという事態は避けなければいけません。

そのためビザを取得するには、香港人にはない特別な知識、技術、経験などを持ち、香港経済に貢献できることが条件となります。

7年滞在すると与えられるパーマネントビザ

外国人が香港で滞在に有効なビザを保持しながら連続7年以上居住すると、半永久的居住権(Right of Abode)を取得することができます。

この権利を取得すればビザが不要となり、パーマネントIDカード(香港永久性居民身分証/Hong Kong Permanent Identity Card)が付与されます。

パーマネントビザを取得すると、就業や転職、起業などに関する制約がなくなり、自由に仕事ができるようになります。

 

香港の税金・保険事情

世界中どこに行ってもついて回るのが税金や保険の問題。

香港で働く日本人会社員が、香港の税金や社会保険料にはどのようなものがあり、どれくらいの額をどのように支払うのか解説してくれています。

香港の税金

  • 消費税

香港には、日本の消費税に当たる税金がありません。したがって、食品や服など普段の買い物に税金はかかりません。

また、酒税がないのでアルコールも安く買うことができます。

  • 所得税

税率は年度によって変わり、政府の財政が黒字になった場合は税率が低くなる傾向があります。

例えば、月収20,000ドル(約300,000円)+ ダブルペイ(年に1度支払われる給与1か月分のボーナス)、賃貸暮らし、独身と仮定して2017年度の税率で試算してみると、収める所得税は7,170ドル(約107,550円)になります。

所得税の支払いは自己申告制で、毎年5月頃に税務局から届く申告用紙に記入して返送すると、8月頃に請求書が届きます。

香港の社会保険

  • 強制積立金MPF

日本の年金に該当するMPF(強制積立金/Mandatory Provident Fund)。お給料の最低10%(会社5%、社員5%)を積み立てます。

なお、給料から天引きされるのはこのMPFのみです。

  • 健康保険

香港には日本のような公的健康保険制度はないので、個人で保険会社の医療保険に加入する必要があります

福利厚生の一環として会社で医療保険に加入する場合もありますが、補償内容が十分でないこともあるので、個人で別途加入している人もいます。

 

まとめ~抜かりない情報収集が香港への第一歩

日本からも近い国際都市、香港。実際に働く人の記事を読んでみると、より具体的なイメージが湧いてくるはずです。

海外就職で一番大切なことは情報収集です。デメリットも含めてあらゆることをシミュレーションし、やはり香港で働くことに魅力を感じるなら、ぜひ挑戦してみてください。

今回おすすめした転職エージェント・転職サイトは以下の通りです。上手に利用し、香港への第一歩を踏み出しましょう!

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