最近はメールやSNSのおかげで海外にいてもそれほど日本との距離を感じることは少ないのですが、せっかく海外で暮らしているのであれば自分自身のことを手紙で伝えてみるのはいかがでしょうか?
遠い国からの手紙は届いた人がとても喜びますし、逆に日本から手紙を受け取るととても励みになります。
今回はドイツから日本に向けての手紙の送り方についてご紹介します。
ホルンマークが目印の郵便局
ドイツの郵便局のトレードマークは黄色の背景に黒いホルン。とても可愛らしいシンボルマークです。郵便局は街中にあったり、ショッピングセンターの中に併設されていたりもします。
郵便局の業務内容は手紙を送ったり、荷物を送ったり、不在表で転送された荷物を受け取ったりと日本の郵便局と大きくは変わりません。郵便局の中ではオリジナルのステーショナリーが販売されていたりもします。
郵便局の規模にもよりますが、店内にはだいたい窓口が3つか4つ設けられていてそこで全ての業務を受け付けています。ドイツの郵便局はだいたいにおいてかなりの人であふれています。行列が作られていることが多いですが、根気強く順番をまちましょう。
日本と同様にドイツの郵便局も銀行業務をやっているので、郵便局の中にATMが配置されています。
日本へ手紙を書いてみよう
メールやSNSはリアルタイムで相手と繋がることができてとても便利なのですが、海外での暮らしぶりや近況を紙に書いて手紙で送ると、届いた相手にもとても喜ばれますよ。
ベルリンにはたくさんの素敵な文房具が販売されているので、せっかくならベルリンで買った封筒や便箋、カードで送ってみてはいかがでしょうか?
まずはカードや封筒に差出人、つまり自分の住んでいる住所を書き、宛先の名前と住所をアルファベットで記入しましょう。ドイツでは差出人のところにAbs(Absenderの略)、宛先にAnと書きます。
差出人は左上に宛先は右下に書き、差出人よりも宛先の文字を大きくして書きます。切手を貼って送るのであれば右上に貼りましょう。
またカードや封筒のどこかにVIA AIRMAILまたはLUFTPOSTと書いておきます。郵便局で出す場合はAIRMAILと書かなくてもシールを貼って送ってくれます。
書いた手紙を出してみよう
書いた手紙を投函するには2つの方法があります。ひとつは郵便局の窓口に行って担当の方にお願いすること。カードの場合は特に問題ありませんが、封書の場合は重さによって価格が変わることがあるので窓口に出すのが一番確実です。
送料は一番基本的なものは90セントで、あとは重さや厚さ、大きさに応じて変動します。重さが気になる方は窓口に出した方が良いでしょう。
列に並び呼ばれたら挨拶をして日本へ手紙を出したい旨を告げます。出来ればドイツ語の方が良いですが、自信が無ければ英語でもおそらく通じるかと思います。カードでの支払いも可能です。
もうひとつの投函方法はあらかじめ切手を買っておいてカードや封筒に貼って出す方法。郵便局の窓口で出す場合、何も言わないとだいたいはQRコードのついた味気ない領収書のようなものが貼られます。
しかしカードや軽い封筒であれば90セントで届けられるので、前もって自分のお気に入りの切手を選んで貼って出すことができます。
ドイツにも記念切手のようなものがあって、デザインもかっこ良く素敵な切手が多いです。せっかくなら相手のことを想像して選んだり、自分の好きな切手を貼ったりして相手に届けてみてはいかがでしょうか。
切手は郵便局の窓口でも購入できますが、自分の好みの切手を選んで購入するまでの流れをドイツ語で窓口に説明しなくてはいけないので大変です。
しかし切手はドイチュポストのWEBサイトから注文して買うこともできるので、ドイツ語に自信のない方にはそちらの方法をおすすめします。
インターネットでの切手の購入方法
ドイチュポストのWEBサイトから自分のお気に入りの切手を買うことができるので、わざわざ窓口に足を運んだり、ドイツ語で説明したりせずともゆっくりと買うことができます。
日本へ送る場合、一番軽量で90セントなので90セントの切手を買っても良いですし、45セントの切手を2枚貼って送るのでも良いかと思います。45セント切手の方が様々なデザインがあるので、90セントよりもおすすめです。
購入したい切手を選んだら欲しい数量を入力して買物かごに入れ、決済へ進みましょう。ドイチュポストのネットショッピングでは20ユーロ以上購入すると配送料が無料になります。(20ユーロ未満だと約3ユーロの送料が別途発生します。)
決済の方法はいろいろありますが、一番便利なのはPAYPALかPOSTPAYでの決済でしょう。POSTPAYの場合、VISAなどの一般的なクレジット決済の他、ドイツ内で開設した口座から支払う「Sofort Uberweising」があって便利です。
あとは氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど基本的な事項を入力して終了です。状況にはよりますが購入してから2、3日で届きますよ。
まとめ
今回はドイツでの手紙の出し方についてご紹介しました。
ドイツから日本までの手紙は1週間から10日くらいで届きます。メールやSNSでの連絡も良いですが、ゆっくりと紙に向かって言葉を綴って送るのもとても良いものですよ。ドイツには素敵な文房具や切手があるのでぜひおすすめします。
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