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ドイツ・ベルリンで健康保険に加入する方法

健康保険

海外で生活する際には、現地で体を壊した時に負担無く病院に行けるよう健康保険に加入しておきましょう。

ドイツの場合、健康保険はビザを申請するときにも必ず提出が求められます。なので渡航したら出来るだけ早めに健康保険に加入しましょう。

とはいっても健康保険にもいくつかの種類があるので、加入される方の置かれた状況に応じて適した保険を選ぶのは難しいものですよね。

今回はドイツにおける健康保険についてのヒントをいくつかご紹介します。

目次

健康保険は大きく分けて2種類

健康保険

ドイツで加入できる健康保険には、大きく分けて国が管理する国民健康保険と民間が管理する私的健康保険の2つがあります。

基本的には月毎で考えると国民健康保険の方が高く、民間の方が安く入れますが、日本と同様に保険のシステムはかなり難解なので、専門的な方に相談したり手続きしてもらうことをおすすめします。

国民健康保険

国民健康保険

国民健康保険にも学割がある

学生としてベルリンで滞在されているのであれば、この国民健康保険に入る義務があるため必須です。しかし国民健康保険は学生の方にとってはかなり高額。でも大丈夫です。ベルリンでは学生の加入する保険には学割が利くので安心してください。

ベルリンでは保険だけでなく交通機関のチケットや美術館等の入場料も学割が利く、学生にとても優しい街なのです。

企業勤めなら会社がある程度の負担をしてくれる

またドイツで企業に勤められている方も、国民健康保険を選ぶ方が負担が少ないでしょう。会社側が全額ではないにしてもある程度負担してくれます。

また家族でドイツに来ている方の場合、例えば働かれている旦那さんが国民健康保険に入っているのであれば、扶養している家族は無料で補償を受けることができます。(配偶者の方が働かれている場合はその収入による)

フリーランスなどの自営業者は全額負担

フリーランスの方やお店を持つなど自営業で生活する方は、学割も会社負担もないので全額を月毎に収めることになります。

収入が少ない方、不安定な方が国民保険に入るには負担が大きいかもしれないので、その場合はプライベートの私的健康保険を選んだほうがよいかもしれません。

しかし私的保険の場合、後々受給される年金等に影響がでてくる可能性もあるので、分からない場合は詳しい方に相談し慎重に選ばれた方が賢明です。

私的健康保険

保険

フリーランスならプライベート保険を

ベルリンでフリーランスとして活動される方や自営業を始めようとする方は、プライベート保険を選ばれた方が負担が少ないかもしれません。

私的健康保険の場合は、加入する保険会社によって値段が異なり補償しているサービスも様々なので、自分の置かれた状況によって保険会社を選びましょう。

ドイツで有名なプライベート保険とは

ドイツの代表的なプライベート保険で言えば有名なAllianzやGothaer、またプライベート保険の中でも比較的安価で加入できるHanseMerkurが人気が高いようです。

プライベート保険の注意点

私的健康保険の場合気をつけないといけないのは扶養する家族がいる場合。国民健康保険の場合は家族の1人が加入していれば他の家族は無料(配偶者はその状況による)になりますが、プライベートの場合は加入する人がそれぞれ支払う必要があります。

単身や夫婦2人の場合、最初のうちは私的健康保険の方が負担が少ないでしょう。

ただし現地で家族が増えていった場合、子ども達にも保険をそれぞれかける必要があるので負担が大きくなっていく可能性もあることを頭にいれておいた上で、選ばれると良いでしょう。

国民健康保険で気をつけないといけないこと

保険の注意点

保険については、サービスの内容や価格の設定など細かい条件で値段が変わったり補償内容が変わってくるので、注意が必要です。

またドイツならではの保険のルールもあります。その中でも気をつけないといけないのは最初に国民健康保険に加入し、途中でプライベート保険に切り替えた場合、その後再び国民健康保険に戻すことができない点です。

なので安易に保険の切り替えを考えずに後々のことを考えた上でどちらかを選びましょう。どちらにした方が良いか分からない方はエージェントや保険会社の方に相談された方が賢明です。

健康保険に加入するには

健康保険に加入するには

国民健康保険か私的健康保険のどちらに入るかを決めたら、実際に保険に加入しましょう。

ただし何度もお伝えしているように保険の内容はすぐに変更になったり書かれてある説明がとても難しく(日本の保険でもかなり難しいのですが)理解することが難しかったりします。

そういう場合はドイツで保険に詳しい友人やエージェントに保険の加入を依頼したほうが良いでしょう。

加入される方のこれからの計画によって自分に最適な保険を選んでくれるので安心です。もちろんドイツ語に自信のある方や保険の内容に詳しい方は、直接保険代理店で契約を結ぶこともできます。

まとめ

ドイツの健康保険についてご紹介しました。

健康保険は海外で長期生活をするうえで欠かすことのできないものです。ビザを申請する際にもかならず契約を結んでいることを証明する書類が必要になります。そのため渡航したらすぐに自分が入るべき保険を選ばなくてはいけません。

とはいっても保険の内容はとても複雑で変更されることも多いので専門家の方に相談しながら決めることをおすすめします。

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この記事を書いた人

ベルリンで文房具屋を経営しながらフリーランスとして活動しています。以前ベルリンに旅行したことがきっかけでこの街に引っ越してきました。
ベルリンは緑に溢れ穏やかな時間が流れる素敵な街。そんなベルリンのいろんな文化や習慣、また暮らす上で役立つ様々な情報を中心にご紹介します。

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