英エコノミスト誌による「世界の住みやすい都市ランキング」で5年連続1位という圧倒的な支持を集めるオーストラリアのメルボルン。
緑豊かでアーティスティック、西洋の文化も入り混じった魅力あふれる街なので、日本人にとっても留学先、ワーキングホリデーの滞在先として大変人気の都市です。
では、実際にそのメルボルンで働こうとするとどんな職種に就けるのか、給料はいくらもらえるのか、気になるところですよね。メルボルンで仕事探しをした経験のある私が具体的にお伝えします!
※1オーストラリアドル(以下ドル)=約86円
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オーストラリア・メルボルンでの働き方はさまざま
一口にメルボルンで働くと言っても、時間や場所はさまざまです。
- 一日中フルタイムで働く
- アルバイトやパートタイムで働く
- ホームステイしている家にいながら働く(「オーペア」と呼ばれるシステム)
- ファーム(農場)で働く
この中でも圧倒的に多いのはパートタイムジョブ。やはり留学生やワーホリ滞在者は語学学校に通っていて時間が限られるのと同時に、外国人の働き口として見つけやすいからです。
日本人の多くはジャパレス勤務
日本人を含めアジア人に圧倒的に多いのが、それぞれの郷土料理を出す各国のレストランでのウエーターまたはキッチン補助、皿洗いです。日本人留学生の9割がジャパニーズレストラン(通称:ジャパレス)で働いています。
ビルや学校の清掃業もあるのですが、そちらはなぜか南米の人に人気の職種です(映画でもよく南米人がビルの清掃をしている場面を見かけますよね!)。
カフェが多いメルボルンなので一番人気なのはバリスタの仕事ですが、あまりの競争率の高さで雇用されるのはかなり難しいようです。
オーストラリアでの仕事別時給
では実際に給与はいくらもらえるのか。これが実は、英語力次第で雲泥の差なのです。
日本人留学生の9割が働くジャパレス。残念ながらこちらは時給が最も低いです。他の韓国レストラン、タイレストランなども同様ですが、やはり英語力のない人でも働けるため単価も外国人用で低く、大体時給9~11ドル(約770〜950円)が相場です。
さらに、こういった外国人レストランはTAX(所得税)が控除されず、給与は現金を手渡しというように、正規のルールに則っていないところがほとんどなので要注意です。
他の職種と比較すると……
その他、南米人に人気の清掃業は時給約11~13ドル(約950〜1,120円)。ファーム(農場)は施設や待遇によって差がありますが、約15~20ドル(約1,290〜1,720円、ただしかなり田舎に住み込みで働くところが多いです)。
オーペアは、語学学校前後の朝と夕方~夜にホームステイ先の子供たちの面倒を見る代わりに滞在費や食費を賄ってもらえるというシステムなので、具体的な報酬は各家庭によりますが、費用を抑えて留学やワーキングホリデー滞在をしたい方にはおすすめです。
仕事 | 時給 | 特徴 |
ファーム | 20ドル(約1,720円) | 時給は高いが田舎での仕事 |
ビル清掃員 | 13ドル(約1,120円) | 南米人に人気 |
ジャパニーズレストラン | 11ドル(約950円) | とにかく時給が安い |
オーストラリアでの仕事、一番給料が高いのは?
さて、気になる最も高い給与の職種、それは何と言ってもローカルのお店での仕事です。ローカルのお店というのは、地元のオーストラリア人が普通に働いているお店です。
レストランでのウエーターという同じ職種でも、ローカルレストランだと最低時給が16~17ドル(約1,380〜1,470 円)。こんなにも違うんです!
先に挙げたジャパレスなどは、日本語で書かれた日本人用のサイトで多く募集されていますが、ローカルのお店はもちろん地元の英語のサイトで募集されています。
高いレベルの英語力が必要
なーんだ、それならローカルのお店に行くよ!と思ったあなた。そんなに甘くはないんです。少し考えてみましょう。
もしあなたがネイティブほどのペラペラな英語が話せるならまだしも、初めての留学・ワーホリ、初めての英語環境です。そんな意思疎通もままならない外国人がネイティブ相手にスラスラ連絡し、また面接を受けられるでしょうか?そして雇用側は雇用しようと思うでしょうか?
厳しいことを言うと、「雇ってもらうのは難しい」これが現実なのです。
オーストラリアで仕事を見つける一番の近道はずばりコネ!
安心してください。まだ手はあります。例え英語力がなくてもローカルの仕事に就く方法……。それはコネです!
え?コネ?なんか気が引ける……と思ったあなた。実は海外ではコネほど有力なものはありません!これはもはやあなたの運と人脈次第ですが、コネを有効に使ってローカルの仕事をGETした人はたくさんいます。そして、それはごく普通のことなのです。
雇用先はカフェだったり、卸問屋だったりしますが、海外では「あ、あの人からの紹介なら一度試しに働いてみる?」というような感じで、コネを使うと何ともあっさり働けてしまうということがよくあります。
もちろん、その後のコミュニケーションや就業態度は大事ですが、まず何はともあれ突破口が肝心なのです。
まとめ~目的を考えて仕事を探そう
人の数だけ職種があるように、オーストラリアでもあなたの目的や努力次第でいろいろな職種にチャレンジできます。壁を作るのもなくすのもあなたの気持ち次第。そこで、見失ってほしくないのが以下のことです。
- 何のために働くのか
- 何を目的に働くのか
働くということを通して、新たな可能性や将来を見つけることもできるはず。何を目的に働くのかをしっかり考えて仕事を探してみましょう。
せっかくの新境地、新たな職場、新たな人間関係です。新たな環境で自分自身をしっかり見つめて、満足のいく自分の道を作っていってくださいね!
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