オーストラリアでワーホリ、勝ち組になるならバリスタ狙い!

バリスタスクール ワーキングホリデー

ワーキングホリデーや留学でオーストラリアに行くからには、英語力は絶対にアップさせたいですよね。そこでおすすめしたいのが「バリスタ」という、カフェでコーヒーを作る仕事。

ローカルのカフェで働けば職場はもちろん英語環境だし、オーストラリアにはコンビニよりもカフェが多いので、スキルさえあればバリスタの仕事はすごく簡単に見つけられるんです!

そんなバリスタの仕事をゲットする方法を、実際にオーストラリアでのワーホリ経験のある私からご紹介します。

※1オーストラリアドル=約85円(2017年5月)

オーストラリアでの仕事、なぜバリスタが勝ち組なのか?

コーヒー

オーストラリアのコーヒー消費量は日本の約8倍と言われています。街の至るところにカフェがあり、あっちでもこっちでもコーヒー片手に歩いている人をよく見かけます。そのため、バリスタの仕事は常に人手不足。

需要に供給が追いついていない状況なので、スキルさえあれば英語環境の仕事をゲットできるチャンスがそこら中に転がっているんです!

ファームで働いたところで、同僚になる人は外国人や移民がほとんど。英語が母語の人に囲まれて働ける……なんて、夢のまた夢というのが現実です。

それに、シティではアルバイトの掛け持ちも可能。天候も季節も関係ないので、安定して稼ぐことができるんですよ。収入が安定していてなおかつ英語環境って、最高ですよね!

オーストラリアでは質の高いこだわりコーヒーが求められる

バリスタ

舌の肥えたオージーはコーヒーの味に超うるさいです。日本のチェーン店みたいな、ボタン一つで作ったコーヒーなんて誰も飲みません。

オーストラリアではどんな田舎のカフェだって、バリスタがエスプレッソマシーンでコーヒーを入れるのが基本。缶コーヒーを飲んでいる人も見たことがありません。

オーストラリアならではの謎メニューも

コーヒー大好きオーストラリア人。カフェにはロングマキアートやフラットホワイトなる謎のメニューが存在します。こんなの日本では見たことがないですよね。

そして、ラテを頼むとリーフやハートなどのラテアートもしてくれます。

ラテとは、牛乳の入ったカプチーノやフラットホワイトなどで、それらを総じてラテと呼びます。洗練された一部のカフェだと、ラテ系コーヒーを総じて「White」、ミルクの入っていないコーヒーを「Black」と呼ぶこともあります。

ミルクが欲しい場合は「Milk」と言わないと出てきません。「ミルクコーヒー」と呼ぶこともあるのですが、普段の会話やスクールなどでそんな単語は聞いたことがないです……。

バリスタには「腕の良さ」が必須

オーストラリアのカフェでバリスタをするなら、最低限の英語力だけでなくミルクフォームを完璧に作れるスキルが必要不可欠。日本でのバリスタ経験があったとしてもないに等しいと言えるくらい、オーストラリアのカフェはレベルが高いんです。

オーストラリアでバリスタに、とにもかくにも技術が必要

コーヒー

実は筆者は日本で1年ほどバリスタをしていた経験があったので、「経験があるから絶対受かる!」と思って意気揚々とカフェに面接に行ったことがあるんです。今考えるとバカでした。

面接を受けにカフェに着くなり「じゃ、とりあえずフラットホワイト作って?」と言われてしまったんです……。そんなものは知らなかったのでもちろん作れず、結果的に面接には落ちてしまいました。

バリスタになるにはやる気だけではダメ

オーストラリアのカフェの面接では、日本と違って必ず腕前を試されます。ここが日本とオーストラリアの大きな違いで、オーストラリアでは「経験はないけど、やる気だけは人一倍あります!」なんて人は必要とされません。

求人広告を見れば分かりますが、日本のように「未経験歓迎!」なんてものはあり得ません。したがってバリスタ経験がない人は、バリスタスクールに行って技術を身に付けるしかないんです。

逆に言えば、技術さえあればオージーと働くチャンスをつかむことができるということです。

オーストラリアのバリスタスクールはどこに?期間や費用は?

バリスタスクール

オーストラリアの大都市にはたいていバリスタスクールが数軒あります。期間は最短2時間から。ただ、バリスタ経験がない人はたった2時間で技術を取得するのは難しいので、3回ぐらいレッスンを受けに行った方がベターです。

資金に余裕のある人は、インターンシップ付きのプログラムに参加するのがおすすめです。初期投資はかかりますが、ローカルのカフェでバイトをゲットできれば、日本食レストラン(通称ジャパレス)などで働くよりも収入は良いので、投資分はすぐに回収できますよ。

ワンデーレッスンは4時間で約120ドル

筆者もジャパレスの薄給に耐えかねて、シドニーにある「ホスピタリティ・トレーニング・オーストラリア」という学校でワンデーレッスンを受けてきました。

授業料は4時間で120ドル(約1万円)ぐらい。事前にオンラインで衛生管理やコーヒーの基礎についてテストを受け、レッスンの最後にある技術テストに受かれば修了証書をもらうことができます。レッスンの予約はオンラインでできるので、日本にいる間に予約してもOKです。

ちなみに、このスクールでは自分が作ったコーヒーは飲み放題だったので、レッスン後はお腹がたぷたぷでした。

基本情報

  • 名称:Hospitality Training Australia
  • 住所:Level 6, 770 George Street Sydney, NSW 2000
  • アクセス:セントラル駅から徒歩3分
  • 電話番号:02 9281 4111
  • URL:http://www.hosptrain.nsw.edu.au/

オーストラリアでのバリスタの仕事の探し方

技術を身に付けたらいよいよ仕事探しです。

オーストラリアでバリスタの仕事を探すなら、「Gumtree」というウェブサイトを使うか、求人の張り紙のあるカフェに直接履歴書を持ち込むケースが多いです。筆者は、日中はGumtreeから応募しまくり、カフェが暇になる15時過ぎくらいには街に出て直接履歴書を配っていました。

オーストラリア人の多いエリアを狙う

ここで注意したいのが、お店のある地域。

せっかくバリスタの技術を身に付けても、アジア人や移民が多い地域に応募してしまうと、ネイティブスピーカーと働く機会を得ることは難しいです。わざわざ外国人の多い地域で働こうとするオージーなんてそうそういませんからね。

ネイティブスピーカーのオージーと一緒に働きたいのなら、地域選びは非常に重要です。シドニーなら Prymont、Chatswood、Haymarket、メルボルンだと Richmond エリアはアジア人が多いので、ネイティブと働ける望みは非常に薄いです。

安すぎる違法な時給のことも

また、アジア人経営のカフェはたいてい法定賃金以下で従業員を働かせます。

しっかりとしたカフェならば、チェーン店で時給18ドル(約1,500円)スタート、個人経営のカフェならば時給22ドル(約1,900円)スタートが相場なのにもかかわらず、不届き者の下で働くと時給13ドル(約1,100円)なんてこともよくあります

それでもいい、どうしてもバリスタの経験を積みたい! という人は、最初は違法なアジア人経営のカフェで働いて、まともな仕事が見つかったらそちらに乗り換えるのも一つの手ですよね。

オーストラリアでバリスタの面接、実技の他にトライアルも

面接が決まったら、履歴書は念のためプリントアウトして持参しましょう。また、先にも述べましたが、バリスタの面接の際には必ずと言っていいほど腕を試されます。今一度、オーストラリアのコーヒーの作り方を復習しておきましょう。

カフェによっては、軽く面接をした後にトライアルをすることもあります。この「トライアル」というのは、試しに2〜3時間働いてお互いに見定めする時間のことで、オーストラリアではよくあること。有給か無給かはお店によります。

トライアルは無給でも法には触れないため、面接の一環だと思って、全力で頑張って仕事をゲットしてくださいね!

まとめ〜コーヒーが好きか嫌いかは別問題

ここまで紹介しておいて、実は筆者はコーヒーが好きじゃありません。でもコーヒーが苦手なバリスタって珍しくないんですよ。

筆者がバリスタスクールに参加したとき10人ぐらいの生徒がいましたが、そのうち2人は「普段全くコーヒーは飲まないけど、仕事が欲しいから参加した」と言っていました。

動機はどうであれ、こんなにおしゃれで、その上、英語環境の仕事なんてなかなかないので、皆さんもぜひトライしてみてくださいね!

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