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イギリス人とイギリスで結婚するには手続きが大変!手続き方法解説

結婚

日本で日本人同士が結婚する際、役所に行けばその日のうちに結婚することが可能ですよね?提出するものも、婚姻届と戸籍謄本、本人確認書類に印鑑と、特に揃えることが難しい書類関係はないように思います。

そして2人揃っていなくても、どちらか1人でも婚姻届を持っていけば受理され、結婚することができます。日本でイギリス人と結婚する際にも、多少揃える書類は違いますがそれ程難しいことはなく、日本人同士と同じようにその日のうちに結婚することが可能です。

それではイギリスでイギリス人と結婚するには、一体どんな手続き、書類が必要なのでしょうか。思っていた以上に大変だったイギリスでの結婚をご紹介します。

目次

レジストリーオフィスへの予約

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イギリスで結婚する場合、イギリス人同士であっても、イギリス人と外国人同士の結婚であってもプロセスは同じです。イギリスでは日本と違ってその日のうちに結婚、日本でいうところの入籍をすることは不可能なんです

まず必ずしなければいけないことが”レジストリーオフィス”への予約です。まずここでパートナーと別々にインタビューをされます。別々にインタビューされるのは偽装結婚ではないかの確認も含まれているのからだと思います。

だいたい聞かれることは結婚式の日にちや場所の確認、パートナーの生年月日や職業などです。トリッキーな質問などはなく、至って和やかに進みます。無事インタビューが終わると、次に説明するGiving noticeをするための予約になります。

Giving noticeの予約

イギリスでの結婚に際しての不思議なルールがこの”Giving notice”という古くからあるしきたりです。

これは結婚する2人がレジストリーオフィスに、いつ・どこで結婚式を挙げますという旨を伝えると、昔はその内容が記載された紙を掲示板に貼り、意義を唱えるものが28日間でてこなければ無事結婚できるというものでした。

今でもそのしきたりが残っており、結婚式をあげる日にちから遡って28日前にこのGiving noticeの手続きをする必要があります

またイギリス人と外国人の結婚に際しては、28日に限らず状況次第(イギリスに住んでいることが証明できないなど)では70日に延びる可能性もあります。

自分がそのケースに該当しないか、結婚式の日にちを決めてしまう前にレジストリーオフィスに確認した方がいいでしょう。

婚姻届にかかる費用

結婚

日本では婚姻届を出す際に料金が発生することはありませんが、イギリスではこのGiving notice代としてGiving noticeの期間が28日なら70ポンド(約1万円)、70日なら94ポンド(約1万3千円)かかります。

必要書類

  •  パスポート
  •  それぞれの住所確認ができる書類(1ヶ月以内に発行された銀行口座の明細や3ヶ月以内に発行された光熱費の明細など)
  •  以前結婚して離婚している人はその書類+英語での翻訳
  •  イギリスで結婚ができるビザを持っている証明
  •  パスポートサイズの写真

イギリスで外国人が結婚するためには、まず該当するビザが必要です。ビザなし観光で滞在している間に結婚することは不可能です。また、学生ビザ取得中の結婚は可能ですが、Short-Term Studyのビザの場合は許可されていません。

その他のビザをお持ちでしたら大丈夫です。イギリスビザの1つに”フィアンセビザ”がありますが、こちらのビザはイギリスに入国してから6ヶ月以内に結婚することを目的としたビザで、日本で事前に取得していく必要があります

イギリスでの結婚式

結婚式

Giving noticeが貼りだされてから28日後、もしくは70日後にようやく結婚ができます。この結婚も日本のように、2人で役所で婚姻届を出して終わり、パートナーの都合がつかないから1人で、または代理人が提出して終わり、なんてことはできません。

必ず小さくても式のようなものを挙げなければいけません。住んでいる地域のレジストリーオフィスで挙げる人達もいれば、教会で挙げる人、カウンシルが認めているホテルなどで式を挙げる人達などさまざまです。

必ずしもウェディングドレスを来て、招待客を招いてといったものでなくてもいいのですが、必ず”Witness”という立会人が2人必要です。その人達には結婚の証明書にその場でサインしてもらわなければいけません。たいていは家族や仲の良い友達になってもらいます。

またレジストリーオフィス以外で式を挙げる場合には”レジスタラー”と呼ばれる、特別なライセンスを持った人にわざわざ来てもらう必要があるのですが、別料金もかかりますし、指定の日にちで都合がつかないことなどもあり調整が難しい場合があります。

まとめ

個人的には日本の「婚姻届を提出するだけで終わり」というのは少し味気ない気がしますので、このイギリスのプロセスは大変ではありますが、結婚した実感を持つことができるのでいいなと思います。

また入籍日と結婚式の日が同じ日なので、記念日が1つにまとまるのもいいですよね。日本大使館への届け出、氏名変更される方など、その他手続きに漏れがないように充分確認してくださいね。

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この記事を書いた人

初めてイギリスを訪れたのが2006年。それ以降毎年イギリスへ足を運び、2008年から3年間ロンドンでWebデザインを学ぶ。
その後一旦日本に戻るも、縁会って2016年からイギリスへ移住してきました。カナダ・オーストラリアでのワーホリ、ヨーロッパ・東南アジアでのバックパッカー旅の経験ありの30代です。

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