海外で暮らす際に気になるのはその街の治安ですよね。ヨーロッパにはとても魅力的な街がたくさんありますが、中には治安の悪い街もあるので事前に情報を集めておいた方が賢明だと思います。
そんな中、ドイツのベルリンはヨーロッパの中では比較的治安の良い街です。しかしここ近年、盗難や殺傷などの事件も以前より増えてきました。長年ベルリンで暮らしている方でも被害にあったという話を耳にしたりします。
ここではベルリンで暮らす上で気をつけることについて紹介します。
財布等の貴重品はきちんと管理しましょう
ベルリンの中で一番多発しているトラブルは盗難でしょう。電車や地下鉄の駅などにも盗難を注意喚起するポスターを見かけます。
盗難やスリはベルリンだけでなく他の都市でもよく起きているので、海外で暮らす方はあらかじめ盗難対策について情報を得ておいた方が良いでしょう。
例えば財布はヒップポケットなどに突っ込んで外からも見えるようにしておくとターゲットとされやすいので、外からあまり目に触れない場所に管理しておきましょう。
ズボンの前ポケットに入れたりチャックやボタンのついたポケットに仕舞う習慣をつけておくことをおすすめします。
またリュックサックを利用する人も多いかと思いますが、リュックの外側についたポケットに貴重品等は入れない方が良いでしょう。
人ごみの中でチャックを開けられて取られてしまう可能性があるからです。リュックサックであれば本体の中に仕舞っておいた方が無難です。
またウエストベルトが付いたタイプのリュックであればきちんと締めておきましょう。ひったくり対策に繋がります。
観光地などの人が多い場所は気をつけましょう
ベルリンには多くの観光スポットがあります。現地で暮らす方でもそのような観光地には足を運んでみたいものですよね。
しかし観光地などは盗難やスリなどの被害が多いのでいつも以上に気をつけておきましょう。人が混雑する場所も危険です。満員電車やバスの中はとくに意識して注意しましょう。
またベルリンでは休日になるといろいろな場所でフリーマルクトが開かれて、多くの人で賑わいます。
とても楽しい魅力溢れるベルリンのフリーマルクトですが、人ごみの中を歩くことになるので貴重品の管理にはくれぐれも気をつけてください。
実際に盗難をした人が捕まえられた場面もたまに見かけたりすることがあります。
観光地など多くの人で賑わっている場所は、とても魅力的な場所である一方で犯罪の起こりやすい場所でもあります。
なのでいつも以上に気を引き締めて行動しましょう。せっかくの楽しい時間が台無しになってしまうからです。
危険なエリアにはあまり近づかないようにしましょう
どの街にも治安の悪いエリアというものが存在しますがベルリンも例外ではありません。
治安が悪いとはいってもそのようなエリアにも魅力的なお店があったり、イベントが開かれたりするので決して行ってはいけないとは言いません。
しかし、治安の悪いエリアであることをしっかりと前情報として知った上で行かれた方が良いかと思います。ベルリンの中でもとりわけ気をつけておいた方が良いエリアを3つ紹介します。
ゲルリッツァーパーク
ベルリンのクロイツベルクエリアにあるゲルリッツァーパーク。クロイツベルクはここ最近若者たちを中心に注目されているエリアで、魅力あるお店やカフェが増えています。
その一方でドラッグや強盗等の犯罪が増えつつあるエリアでもあります。中でもこのゲルリッツァーパークにはドラッグの売人が昼も夜もいて、通る人に薬はいらないかと勧誘してきます。
もちろんしっかりと断っておけば問題は無いのですが、そのような場所では暴力沙汰などのトラブルも潜んでいるのであまり近づかないことをおすすめします。
コトブッサートーア駅付近
コトブッサートーア駅もゲルリッツァーパーク同様にクロイツベルクにある駅です。
この駅は他の路線に乗り換えする駅なのでたくさんの人で賑わっていますが、駅の出口ではドラッグを勧誘してくる人たちがいたり、訳も無く絡んできたりする人がいるので注意が必要です。
このエリアには人気のあるクラブやバーなどがある一方、酒に酔っている人がいたり、トラブルを誘発してくるような人が多いため、特に夜は近づかない方が無難です。
仮に夜に出歩くことがあってもここが危険なエリアだという認識を持って出来るだけ早い時間に移動することをおすすめします。
フリードリッヒスハイン
フリードリッヒスハインはミッテからやや東にあるエリアで特に若者が多いエリアです。このエリアには旧東エリアにあたり、建物も古いまま残されていたりと面白いスポット。
特に日曜日になるとボックスハーゲナー通りにある公園ではフリーマルクトが開かれて多くの人が賑わいますが、このエリアも他のエリアと比べてトラブルが起きやすいエリアなので気をつけておきましょう。
大使館に在留届を出しておきましょう
海外で長期生活する場合は大使館に在留届を出しておきましょう。在留届を出すことで、大使館から現地や付近の街に関する注意喚起のメールが送られてきます。とりわけテロに関する通達が多く届きます。
近年ヨーロッパでは各地でテロが起きており、いわれの無い人々が犠牲になっています。
テロはなかなか未然に防ぎようがないかもしれませんが、前もって情報を知っておくことで予防につながります。
ベルリンだけでなく海外で長期にわたって暮らされる方は、必ず大使館に在留届を出しておきましょう。
まとめ
海外生活はとても魅力的なものですが、その一方で様々なトラブルが起きることもあります。そのためにトラブルに対する様々な対策を知っておくことが重要です。
自分の身は自分で守る。このことをしっかりと意識しておきましょう。
それでも防ぎようのないトラブルが降り掛かったりすることもあります。そんな時は警察や身の回りの人に声を出して助けを求めましょう。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
【ドイツ求人】ドイツ転職を成功させるおすすめ求人サイト・転職サイト