どの国にいても、仕事をしていれば大なり小なりトラブルや問題は起こるものですね。努力や対策によって避けられればいいのですが、やはりどうしようもないこともあります。
私は以前、タイのプーケットで働いていました。仕事をする中で経験した、日本ではあまりないハプニングや困ったことをご紹介します。
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プーケットでの仕事トラブル:会社の設備編
急な停電
とにかく停電は日本よりかなり高い頻度であります。また、事前に連絡がなく突発的な場合がほとんどです。
仕事中に急に電気が止まってしまうので、インターネットに接続できない、パソコンを使用中だと保存していないデータが消えてしまう、社内システムがダウンしお客様からの問い合わせに対応できないなど、大きな支障が出て本当に困りものでした。
私の働いていた会社は以前はジェネレーター(発電機)がなく、ようやく2年ほど前に設置されました。その後はそれまでのようなことはなくなりましたが、個人経営の会社などではジェネレーターをつけることはなかなかないと思います。
停電は、日常生活上はもちろんですが、仕事上も本当に困ります。
急な断水
また、予告なく断水になることもあります。電気がないのも困りますが、水がないのも本当に困ります。
こんな時、「日本ってなんて素晴らしい国なんだろう」としみじみと感じてしまいますね。
インターネット接続不良
停電でもないのにインターネットの接続不良が起こることがあります。
5分程度で通常に戻る場合もあるのですが、しばらくの間、つながったりつながらなかったり……と、これまた仕事が進まず、非常にイライラしてストレスがたまってしまうこともしばしばです。
プーケットでの仕事トラブル:タイ人編
返事・回答が遅い
タイ人と仕事をしていて、質問や確認などをすることがよくあります。しかし、返事が遅かったり、回答をもらえなかったりします。
そのままにはできないので催促すると、今やっている、または、忘れていたという返事がきます。
他にも仕事があると思うので仕方がない部分もあるのですが、やはり仕事が進まないのは困ります。また、お客様からの問い合わせの場合、お客様をお待たせすることになります。
何回も催促するのはこちらにしても面倒であり、あまり気持ちのいいものではありません。
確認不足1
タイ人全員がそうとは限らないのですが、物事を未然に防ぐという意識は薄いようです。
例えば、間違いや問題のあった件に対し、念のために後日、再確認するということはありません。
こちらが気にかけて「あの件は大丈夫?再確認した?」と聞くと、「えっ?もう一回聞くの?」という返事が返ってきます。そして、しぶしぶ確認するものの、再度同じような間違いを起こすということもありました。
問題が起これば対応・処理はしますが、そもそも問題が起こらないないよう事前に十分確認しておくことは苦手なようです。
確認不足2
電話で取引先などに質問や確認依頼をする際にも、5つ確認事項があればそのうち2つを聞き忘れ再度電話をかけるということも少なくないようです。
メモを取るということはあまり習慣にないようで、何回か上記のような聞き忘れがあったため、「確認事項をメモした方がいいかもね」と言うと、「あっ、そうね、そうする」という返事。
そして、その時はメモしていましたが、次の時にはメモを取るのを忘れていました。
これとは別に、確認が不十分でお客様への連絡メールを送り忘れていて、お客様からお叱りを受けたタイ人スタッフもいます。
自己を肯定する国民性
このように、日本人にとっては“ゆるい”タイ人の働き方ですが、彼らはどうも、
- 間違いを指摘すると逆切れする
- 「あの時あなたがこう言ったからこうした」など自分は悪くないという主張をする
- 素直に自分の間違いを認めない
という傾向にあるように感じます。
ただし、言い方、話し方によっては動いてくれるので、こちら側のやり方次第です。
プーケットでの仕事トラブル:言葉の違い編
日本人とタイ人。違う言葉を話す者同士なので、勘違いや聞き間違いが原因で起こるトラブルや問題もあります。
タイ人スタッフとはタイ語で話すようにしていましたが、やはり私はタイ語のネイティブではないので、うまく伝えられない場合ももちろんあります。
「わかった」と言われても安心は禁物
外国人との仕事に慣れているスタッフや勘のいいスタッフは、私がすべてを言わずとも「じゃ、○○だから△△したらいいね」など理解して提案してくれたりします。
しかし、そうでない場合は説明に時間がかかり、説明し終わっても本当に相手がわかってくれているのか不安になります。
「私の言ったことはわかりましたか?」と聞くと「大丈夫、わかったよ。OK、OK」と言うので少し安心していると、やはり不安は的中し、予約が違っていたり、時間を間違えていたりといったことがありました。
まとめ~仕事に対する価値観が変わるかも?
これからプーケットで働いてみたいと考えている方の中には、もしかしたらこれを読んで考えが変わってしまう人もいるかもしれませんね。
確かに、日本とは違う環境ですが、だんだんと慣れてくるので大丈夫ですよ。そして、不思議なことに、もしかしたら自分のこれまでの仕事に対する考え方が間違っていたのかもしれないという感覚さえ持ってしまいます。
これが「マイペンライ(大丈夫、問題ない)」の国、タイの魔法かもしれません。このタイの魔法にかかるかかからないかは自分次第なんでしょうね。
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