カンボジアに行くなら絶対に会いたい人気遺跡ガイド3人

カンボジア 東南アジア

カンボジアの花形職業と呼ばれる遺跡ガイド。カンボジアで出会った子供達に将来の夢を尋ねると、サッカー選手、警察官、そしてガイドになりたいという子たちが圧倒的に多いです。

カンボジアには、アンコールワットをはじめとする遺跡が大小合わせて600を超えて点在するとも言われ、世界中の人を魅了し続けています。

そんなたくさんの観光客が多く訪れるカンボジアで欠かせない職業が、遺跡にまつわる歴史やレリーフの意味について説明をする遺跡ガイドです。

彼らが操る言語は日本語のみならずフランス語、英語、中国語、韓国語、イタリア語、スペイン語と様々です。今回は、カンボジアを訪れる際に会っておきたい人気の遺跡ガイド3人を紹介いたします。

彼らと共に過ごすことで、あなたのカンボジア旅行はさらに彩りを増し特別な思い出になることでしょう。

3人のガイドに共通する日本への愛と写真の腕前

彼らに共通することは、日本をとても愛してくれているということ。実際に会ってみると好奇心旺盛で、彼らの日本への関心の高さに驚きを隠せないはずです。

また、彼らのすごいところは写真の腕前です。

旅行といえば写真が欠かせませんが、遺跡ガイドだからこそ知る穴場や絶景ポイントなどをしっかりと押さえていて、かつ構図のセンスの良さにはただただ脱帽するばかり。

日本人と遺跡を愛しているがゆえになせる技だと思います。

それでは、3人を順次ご紹介していきます。

サック・ローズ(Saku Rose)

サック・ローズ(Saku Rose)

Instagramのフォロワー数は11万人を超え、人気が留まることを知らない超有名ガイドのローズ。彼のツアーの売りは、芸術的センスに富んだその写真の腕前にあります。

お客様の笑顔を引き出し、遺跡と調和した一瞬を写真におさめることに関して、彼の右に出るものを未だかつて見たことがありません。

彼だからこそ知るカンボジアの写真スポットや絶景ポイントも多く、リピーター率の高さにも納得ができます。なんと、一番多いお客様は16回もカンボジアに来ているそう

カンボジアの魅力もさることながら、国を越えて強く会いたいと思わせる、人を巻き込んでいくパワーがローズには溢れています。

1980年12月25日に3人兄弟の長男として誕生した彼は現在36歳。男性として最も脂の乗っている時期ですが、彼が乗り越えてきた道のりは決して平坦なものではありませんでした。

ポルポト政権は1975年~1979年ですが、その後も2003年頃までカンボジアでは内戦が続いており、彼が生まれた時には銃声が鳴り響く混乱の世の中だったのです。

2002年に遺跡ガイドを始め、持ち前のノリの良さに加えて流暢な日本語と豊富な遺跡の知識であっという間に人気に火がつきました。

今となっては予約を取ることが困難な有名ガイドになり、ますます大きな成長を遂げています。遺跡ガイドの仕事以外にも、実は関西臨床動作学研究会の日本語通訳としても活躍しています。

さらに、2005年3月25日~9月25日に行われた愛知万博のカンボジア代表に選ばれるなど、彼の活動は多岐に渡ります。

そんなマルチに才能を発揮する彼の好きな遺跡は、アンコールワットとプリアヴィヒアとベンメリアとのこと。

大好きな遺跡をお客様に案内している彼は、いつも以上に生き生きとしています。

ローズという名前はクメール語で生命力を意味する言葉で、その名の通り生きるエネルギーを強く感じる彼が纏う魅力に、誰もが惹きつけられるはず。

夕日

人との縁を何よりも大切にするローズはこれまでに20回日本を訪れ、その度にこれまでカンボジアを訪れてくれたお客様との交流を楽しんでいます

ローズ会は全国に広がり、今や大きなコミュニティとなりました。ローズの来日を心待ちにしている人たちが、日本全国に何百人といるなんて素敵なことですよね。

人気が高いゆえ、なかなか予約が取れない彼のツアーですが、彼のガイド業はカンボジアのみならず、シンガポールやミャンマー、ラオスなど国を越えて案内しています。

さらに、最近では航空券と宿泊費がセットになったツアーも開始され、ますます人気に拍車がかかること間違いなし。

そんなローズが何よりも大好きなものはカクテルのマルガリータとのこと。

カンボジア人の男性はビールが大好きですが、彼はとにかくカクテル一筋で、2016年12月には自分のバーまでオープンさせてしまいました。

今夜も大好きなマルガリータを片手に、パブストリートで楽しい時間を過ごしていることでしょう。

メモ・カオーン(Memo Kaon)

メモ・カオーン(Memo Kaon)

1986年10月20日生まれのカオーンは7人兄弟の長男でとても面倒見が良く、優しい性格をしています。その優しさゆえ、若い方だけでなく年配の方からも安定の人気を誇っています。

水牛を飼っているのがお金持ちの証と呼ばれるカンボジアで、カオーンの家はなんと4頭もの水牛を飼っています。今はお母さんの夢を叶えるため、お家を一生懸命建ててあげているところです。

そんなお母さん想いの優しいカオーンの夢は、日本に住むこと。気が利いて日本の文化を熱心に勉強しているカオーンに、ぜひ素敵なお嫁さんと出会って結婚して欲しいなと思います。

ちなみにカンボジアでは、結婚した場合に旦那さんがお嫁さんの家に住むというマスオさんスタイルがスタンダードです。日本と違い、長男との結婚も躊躇わずに踏み出せそうですね。

好きな遺跡はアンコールワットで、熱心に遺跡の説明をしているとついつい時間を忘れてしまうとか。

サービス精神も旺盛で、お客様のペースや体調を気遣いながら、どうすればお客様が喜んでくれるのかを日々研究しています。

好きな食べ物は抹茶味の飴とのことなので、彼に会う際には差し入れしてあげると喜ぶかも?

夕日

親しみやすさから、リピーターも多く男性客の方からも人気となっています。

日本語で頑張ってブログも書いているので、読んでみてくださいね。彼が一生懸命遺跡を案内している様子が伝わってくるので、初めての方も安心して訪れることができると思います。

ブログ:http://ameblo.jp/memokaon/

チャイ・ナサ(chaiy nasa)

チャイ・ナサ(chaiy nasa)

人気有名ガイド、ローズのパートナーとしても知られるナサ。ベンメリア遺跡に向かう途中の村で6人兄弟の末っ子として産まれました。

お寺で1年半日本語を勉強したあと、日本語ガイドのライセンスを取得しました。ガイド歴は3年で、ガイドになる前はアンコールワット遺跡内の施設で働いていました。

オシャレもお酒も大好きで、少年のような人懐っこさがあります。そんなナサが一番好きな遺跡はベンメリア遺跡。

木々が生い茂っていて涼しいことと、ラピュタのモデルとなった神秘的な雰囲気が大好きだそうです。

日本人のみんなが知らないカンボジアの良いところをたくさん伝えることができるので、この遺跡ガイドの仕事が大好きだそうです

カンボジアはお酒も安い、料理も美味しい、クラブに入るのも無料なので、日本人に心の底から楽しんでもらえると嬉しいとのこと。

彼自身が、お金があっても無くてもみんなが仲良くできて、友達がいっぱいいるカンボジアという国が大好きなので、たくさんの人にカンボジアを好きになってもらうことが彼の仕事の原動力になっています。

カンボジア

好きな食べ物は焼き鳥で、苦手な食べ物は納豆。ビールもワインも大好きなので、パブストリートに繰り出せば一緒に盛り上がること間違いなし。

もちろん、お話しすること自体が大好きなので、お酒が飲めない方でも楽しむことができますよ。好きなタイプはナチュラルな顔立ちの、宮崎あおいちゃんみたいな女の子。

日本人の、仕事に真面目なところを尊敬しているそうです。あまりに好きなものばかり連呼するので、納豆以外に嫌いなものは無いの?という質問に「無い!!」と即答できる彼の純粋さに心を打たれます。

instagram:@chaiynasa

まとめ

カンボジアに来るなら、絶対に会っておきたい遺跡ガイド3人をご紹介しました。

3人とも有名な人気ガイドのため、直前の予約だと満員になっていることが多々あります。気になった方は、早めにコンタクトを取ることをおすすめいたします

彼らの撮ってくれる写真は、何度見返してもワクワクするようなものばかり。難しい一眼レフなどを使わずに、携帯ひとつでこんなにも人を喜ばせる写真を撮れる技術はただただすごいの一言に尽きます。

彼らが遺跡ガイドという仕事に一生懸命になれるのは、お客様のことが大好きで、そしてカンボジアという国を大好きになってもらいたいから。

元々カンボジアの国名の由来は、カンボ=民族 ジア=笑顔 カンボジア=笑顔の民族 と言われています。

常に笑顔を絶やすことなく、明るく毎日を過ごしている彼らと一緒にいると、「私って、こんなに笑えるんだ」と気づくはず。

会計が間違っていたり、ドライバーがちょっと遅刻してきたり、マーケットで店番が爆睡していたりする環境を「ありえない」と一蹴するのか、「こんなことが許されるなんて面白い!」と感じるのかで人生の楽しみ方って変わってきますよね。

ストレスを溜め込んでしまいがちな繊細な日本人の方こそ、是非おおらかな空気感のカンボジアを訪れてほしいなと思います。

彼らは、日本社会で頑張りすぎて疲れてしまったあなたを、いつでも温かく迎え入れてくれますよ。

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三十路で初海外転職、初カンボジア。前職は百貨店でジュエリー販売。好きなことは遺跡巡りとバイクでの遠出。
まっすぐで裏のないカンボジアの子供たちの笑顔に心を打たれ、カンボジア人と結婚して家庭を作りたいとひっそり考えるようになった今日この頃。

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