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イギリスで働くために必要なビザとは?

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私はイギリスで仕事をして10年になります。イギリスに就職した夫に付いて来たのですが、運良く2年目に2つの仕事を得ることができました。

イギリスに来る前から日本語教師としての資格と経験があったので、仕事を見つけやすかったのだと思います。また、夫が労働ビザを取得しその伴侶としてビザを発給してもらえたので、仕事を探すに当たり労働資格は問題になりませんでした。

ここでは私の経験から、イギリスで仕事を探す場合のビザについてご紹介します。

※1ポンド=約150円

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目次

イギリスでは就労ビザが取りにくくなっている

ビザ

実はイギリスで働けるビザのない人がイギリスで仕事を探すことはとても難易度が高いです。

2010年にイギリスの政権が労働党から保守党に移ったときに国の方針が大きく変わり、外国人を締め出すような政策を取るようになって、労働ビザも取得するのがとても難しくなってしまいました。

イギリスで働くならTier2というビザがベスト、でも…

イギリスで仕事をするには「Tier2」という就労ビザが必要になります。しかし、このビザを発給してもらうためには受け入れ側、すなわち雇用主が許可を持ったスポンサーでなければなりません。

このスポンサーの許可を取るには費用がかかります。ですので、スポンサーになれない企業はイギリス国内やEU内から人を採るしかありません。

イギリスの就労ビザ、潤沢な資金があればTier1も可能

2017年3月1日現在、Tier2以外で働くことができるビザがもう一つあります(結婚している人のケースなどを除く)。それは「Tier1」という起業を目的とした人のためのビザです。私の知人でこのビザを取った人がいました。

彼女は中国からの留学生だったのですが、イギリスで大学院に通い修士号を取得した後、このビザを取り小さな中華料理店を開いていました。店といっても配達専門で店舗は持っておらず、Facebookで店のアカウントを作って広告と注文を取っていました。

イギリス政府のサイトGov.Ukによると、このビザを取るには5万ポンド(約750万円)の資金を持っていることが条件となっています。

イギリスで働く経験ができるワーキングホリデービザ

また、「Tier5」というビザの中に「Youth Mobility Scheme visa」というジャンル、つまり「ワーキングホリデービザ」があります。数少ない国の若者が対象になっていて、日本人は申請することができます。これを取得すると最大2年間の労働資格が与えられます。

ただ制限があり、18歳から30歳までであること、1,890ポンド(約28万3500円)の貯金があることです。また、家族を同伴することができないので、独身者向きのビザになります。

詳しくはGov.UKをご覧ください。

イギリスのビザ取得、困ったらエージェントに相談

打ち合わせ

ビザの手続きについて相談に乗ってくれたり、手続きを代行してくれたりするエージェントがたくさんあります。私もロンドンにあるエージェントにお世話になったことがあります。

代行してもらい短時間で解決

私がお願いしたのは、5年間の労働ビザから永住ビザに切り替えるときです。5年の間にたびたび日本に帰国していたので、切り替えのときに在英日数が不足して永住ビザを取得する要件に見合わないかもしれない、という心配があったからでした。

エージェントのアドバイスに従い、必要な書類を用意して手続きを代行してもらいました。おかげで自分たちで直接申請するよりも短時間で手続きを済ませることができました。

費用はかかるものの確実で安心なので、困ったらエージェントに相談してみるのも一つの方法かもしれません。

まとめ〜まずはワーキングホリデービザに挑戦!

以前は、イギリスに留学してその後2年間のポストスタディービザを取得し仕事の経験をすることができましたが、今は廃止されてしまい、残念がる声が周りから聞こえてきます。

実際に仕事を探し始めると、多くが既に労働できるビザを持っていることが条件になっています。もし職業経験が少なく、年齢も若くてこれからイギリスで働いてみたいという方は、ワーキングホリデービザに挑戦するのがいいでしょう。

夢が叶うといいですね!

※イギリスのビザに関する法律はよく変更されるので文中のリンク先をご参照の上、最新の情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

在英10年。一児の母一夫の妻。日本語教師暦17年。今まで旅した国は11カ国、22都市を訪れました。
私の経験したことが、これからイギリスや海外へいらっしゃる方のお役に立ったらうれしいです。

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