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ロンドンの日系旅行会社で働くお給料事情!収入と支出の割合は?
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お給料やお金に関わることは、転職を考えたときに気になる項目の1つではないでしょうか。
誰しもお給料は多いほうがいいですが、仕事のやりがいや働きたい環境、家族の就業事情など、簡単には言い切れないことが多いのが現実です。実際にロンドンで働きながら生活してみると、生活費の高さに驚かされます。
イギリスの旅行会社で働いた実際のお給料、またその支払われ方なども含めて、日本と違うところについてもお話しします。※1ポンド=141円(2019年1月現在)
記事の目次
ロンドンの日系旅行会社での仕事内容
旅行会社でのお仕事
旅行会社で、主にデスクワークをしていました。予約の手配などに加え、パンフレットや領収書の作成が主な業務です。
更に繁忙期には、空港やホテルへの送迎にアテンドをしたりもしていました。飛行機の便の時間によっては早朝や、夜間に空港やホテルに行き、仕事をすることもありました。
日系の会社なので、お客様は主に日本人です。しかし、社外のやり取りの相手はローカルの会社なので、日本語と英語は半々くらいの割合で使用していました。
基本的にはEメールでのやり取りでしたが、急ぎの時や催促しなければいけない時が意外と多く、電話のやり取りも多くありました。
残業はどれくらい?
残業はありませんでした。なぜなら、やり取りをする相手先の会社は皆、17時には業務を終了してしまうためです。日本との違いを1番感じたところでした。
ロンドンの日系旅行会社からの給料と受け取り方法
勤務形態
繁忙期はフルタイム、その他の期間はパートタイムで勤務していました。平日は9時~17時。昼に1時間の休憩があります。繁忙期は土日にお客様のアテンドがあることも多く、出勤することもありました。
給与形態
時給は8ポンドで、チェックで支払いでした。繁忙期の月給は約1,500ポンド(約21万円)です。
チェックとは?
チェックとは小切手のことです。あまり日本では馴染みが無いですが、イギリスでは様々な支払いの場面でよく利用されています。
チェックを受け取ったら、自分の口座のある銀行に行きます。専用の用紙とデビットカードと共に窓口やATMに提出することで、入金手続きができます。
ロンドンの日系旅行会社でのボーナス・昇給
ボーナス
一般的にはイギリスでは年に1度ボーナスがあるという企業が多いですが、ボーナスはありませんでした。正社員として働いている同僚も無いそうです。年俸で契約しているとのことでした。
昇給
昇給は年に1度機会があります。ボスからの評価があり、それをもとに決まります。規模の小さい会社で社員は10名ほどだったので、全く同じ役職という人が居ませんでした。
ロンドンの日系旅行会社で働く場合の住宅手当・交通費の支給
住宅手当はあるの?
住宅手当はありません。基本的にほとんどの企業はこれらの支給が無く、込みでの給料という考えです。ロンドンは家賃がとても高いので、住宅手当や、寮などの提供のある企業があったら、希望者は殺到すると思います。
交通費の支給は?
交通機関の料金が高く、地下鉄は1回乗るのに最短区間でも2.4ポンドはかかります。バスは少し安く1回1.5ポンドです。そのため数駅なら歩いてしまう人、自転車やスクーター(キックボードのこと)で通勤している人を多く見かけます。
実際、私も電車で3駅ほどでしたが、天気の良い日は歩いて通勤することも多かったです。
ロンドンの生活費を踏まえた貯金事情
ロンドンの家賃
ロンドンの物価は高く、特に家賃はとても高額です。独身者はルームシェアをしている人が多く見られます。
ロンドン中心部で1人暮らしをしようとすると、家賃は月に20万円以上は考えておかないといけないでしょう。それだけ払っても狭いワンルームだったりで、家探しのときは愕然としました。
ただ交通費も高いので、郊外に住んで交通費を支払うことを考えると、少々高くても中心部に住むという考え方もあります。
ロンドンの食費
外食は日本より割高なので、貯金をできるだけ多くしたいという人は控えめにする必要があります。
ひと昔前はイギリスは食事がまずいなどとよく言われていましたが、今は多くの店が世界中から上陸していて、おいしいものもとても増えています。わくわくしますが、同時に割高なのは辛いところです。
安く抑えるには
一方、自炊をするとなると日本より安く済ませられる可能性もあります。
イギリスには、日本の消費税にあたる付加価値税(VAT)があり、生活必需品とみなされるものには税金がかかりません。例えば、生鮮食品や医薬品などは生活必需品なので非課税です。一方でお菓子やレストランでの食事などには税金がかかります。
そのため、スーパーマーケットなどで食材を買って自炊したほうが、圧倒的に食費を抑えられるのです。
貯金できる?
当然お給料によって変わってきますが、ロンドンで家を借りるとき、月々の家賃は月収の半分といわれています。残りの半分をいかにやりくりするかで貯金の額に直結するでしょう。
私は外食も楽しみたかったので、週に何度か外食をしていました。自炊して作るものは和食が多かった為、現地では割高な日本食材も買ったりと、あまり節約できずに貯金はほとんどできませんでした。
まとめ
ロンドンで働くことは、同時にロンドンでの生活を意味します。ロンドンはお給料の内訳も支払われ方も、日本とは違う部分が多いです。物価が高いといわれるこの都市で、なにを重視して暮らすかでお金の使い方も変わってくると思います。
家賃が高いということは皆の共通認識なので、節約しようという気持ちを持つ人は多いのではないかと感じました。月の生活費は、約2,300ポンド(夫と二人暮らし)でした。日本よりも生活費がかかると見越していたほうがいいでしょう。
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