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マレーシアの日系企業で通訳・翻訳者として働く。とある一日のスケジュール

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“トロピカルパラダイス”として知られるマレーシア。

私はそんなマレーシアで通訳者兼翻訳者として勤務しており、日系企業の進出に関する法的手続きなどのサポートを行っています。現在は事務所のマネージャーとして、主に法律関係の案件を担当しています。

海外ではどの国でも共通だと思いますが、マレーシアでも日本では考えられないようなトラブルが発生します。お客様がそういったトラブルに遭遇してもスムーズに対応できるようサポートするのも、私の大切な業務の一つです。

今日は、マレーシアのオフィスで勤務する一日のタイムスケジュールをご紹介します。

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目次

マレーシアで働く一日:朝

6:30AM 起床、シャワー、朝食

マレーシアは南の国なだけあって、朝明るくなる時間が遅いです。そこで、眠い目を覚ますためにも朝起きてすぐにシャワーを浴びます。

効率よく仕事をこなす上で、朝ごはんは必須。どんなに時間がなくても朝食だけは欠かさないよう心がけています。

朝食

7:30AM 家を出発

道路事情があまりよくなく、運転する人のマナーも悪いマレーシアでは朝の通勤や通学時間の渋滞がひどく、普段なら30分で到着できる事務所へも通勤ラッシュの時間帯には2時間かかることがあります。

そこで、出発の時間を少し遅めの7時半にすることによって渋滞の少ない時間帯に通勤できています。

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マレーシアで働く一日:午前

8:00AM 会社に到着、その日の予定を確認

予定

出社したら、まずその日の予定やこなさなければいけない雑務の一つ一つを確認します。政府関係者との約束やクライアントに提出しなければいけない資料などにざっと目を通していき、優先順位をつけていきます。

急ぎのものはメモに書き出して目につきやすいところに貼り付けます。

8:20AM チームメンバーとミーティング

ミーティング

私が担当しているチームには全部で5人の通訳者や翻訳者が所属しています。チームメンバー全員がしっかり連帯してスムーズに仕事をこなせるよう、毎朝ミーティングを行っています

メンバーのそれそれが自分の担当している案件、その日中に終わらせなければいけない業務について説明し、他のチームメンバーがそれに対して意見を述べるといった具合です。

8:40AM クライアントとミーティング

ミーティング

お客様がマレーシアに滞在している場合は実際に訪問させていただき、日本にいらっしゃる場合はネットを介してミーティングを行っています。

クライアントとの定期的なコミュニケーションが大切になってくる業務なので、比較的頻繁にミーティングを行います。ミーティングを通して希望や要望をお伺いしたり、マレーシアの法律をご説明したりします。

9:20AM 通訳業務

ここからが実際の業務となってきます。一番多いのがマレーシア政府関係者との交渉の通訳です。

マレーシアは比較的、日系企業が進出しやすい国として知られていますが、政府関係者との連帯は非常に大切です。政府関係者の方はマレーシア語しかできないことが多いので、マレーシア語と日本語の通訳が一番多いです。

中でもよく通訳するのは、工場の設立場所や産業廃棄物の処理などについての説明です。

マレーシアで働く一日:午後

12:30PM 昼食

オフィスにランチを食べるスペースがあり、冷蔵庫や電子レンジ、流しが用意されています。

家から持ってきたお弁当を温めて食べたり、近くのレストランからターパオ(中国語でテイクアウトという意味)してきた中華料理を食べたりします。値段は平均6RM、約150円です。

本来の休憩時間は1時間ですが、私はなるべく早く仕事を終わらせたいので30分で済ませます。

※1RM(マレーシアリンギット)=約25円(2017年6月)

1:00PM 事務所で翻訳業務

翻訳はただ単に和訳や馬訳(マレーシア語訳)するだけではなく、校正作業や確認作業、ブラッシュアップ作業などを経て、一つの翻訳された文書になります。

私は校正を担当しているので、チームのメンバーが翻訳を終えたものを校正、確認しています。

実は、マレーシアの政府機関の昼休みは長めに設定されていて、15時までは通訳の業務を行うことができません。そのため、この時間は翻訳作業に充てています。

3:00PM 通訳業務

15時からクライアントともう一度午後からの予定についてミーティングを行った後、午前中と同じ通訳作業を行います。

政府関係のオフィスは閉まるのも早いので、限られた時間の中でどれだけの仕事をこなせるかが重要となってきます。

職員も夕方の渋滞(18時半ごろから)が始まる前に仕事を終えて帰りたいので、よく協力し合って必要な打ち合わせや書類の作成を行う必要があります。

マレーシアの渋滞

※夕方の渋滞の様子 (2017年筆者撮影)

5:00PM 業務終了

時間

チームのメンバーのストレスを軽減するためにも、17時を目標に業務を終了させるよう心がけています。どうしても終わらない場合は自宅で続けるよう指示します。

マレーシア人はみんな、家族との時間をとても大切にします。定時に業務を終了させることによって、家族が多いマレーシア人にとっても働きやすい環境作りを目指しています。

マレーシアで働く一日:夜

6:00PM 帰宅、夕食作り

夕食

マレーシアでは安く美味しい外食が楽しめるのでついつい外食に走りたくなりますが、健康のことを考えて家で作るようにしています。

最近では日系のデパートなども増えてきているので、日本の調味料なども簡単に揃います。クックパッドなどを見ながら作ります。

7:30PM 映画鑑賞

主に衛星放送のFOX CHANNELなどで映画を鑑賞します。マレーシアでは、日本で言うところのスカパーのような「ASTRO」という衛星放送のサービスがあり、手軽に映画を楽しめます

最近では日本の有料動画サイトで、日本で放送されたドラマやバラエティ番組も視聴しています。

9:30PM ランニング

ランニング

健康のために毎日5km走るよう心がけています。住んでいるコンドミニアム(マンション)のエリアは24時間警備員が巡回しているので、安心してランニングを楽しめます。

最近購入したスマートウォッチを使用して自分のランを記録し、データ化してやる気を維持しています。

11:00PM シャワーを浴びて就寝

シャワー

水は決して綺麗とは言えないので、水はフィルターを通してシャワーだけで済ませます。

シャワーを浴びたら、すぐにベッドに入ります。毎朝6時半起きなので、十分な睡眠時間を確保するため遅くても23時には寝るようにしています。

まとめ~慣れれば仕事もプライベートも楽しめる

文化や習慣の違う国で仕事をする上ではたくさんの困難や問題が生じますが、慣れてしまえば快適に仕事をこなし、楽しむことすらできてしまいます。

プライベートでは世界有数の自然文化遺産に癒されたり、多民族多文化国家故に楽しめる様々な料理を食べ歩きしたりと、日本ではできないような貴重な経験ができます。

仕事もプライベートも楽しめるようになったら、マレーシアでの働き方にあなたも必ず虜になってしまうはずです。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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