マレーシアにはBoleh(ボレー)という言葉があります。これは「オッケー」または「大丈夫」という意味になります。この言葉はマレーシアで最もよく使われているのではないかと感じるほどよく耳にします。
時には「それはBolehではないでしょう!」と言いたくなるような場面もあります。ですが、これは私がマレーシアで働こうと決めた一番大きな理由なのです。
私が引き込まれた不思議な魅力のあるマレーシアを、私の就職を通して紹介していきたいと思います。
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マレーシア・ペナンとの出会い
日本で働いていた時、会社の出張でマレーシアに滞在しました。半年ほどの滞在だったのですが、心打たれるものが多く、マレーシアでの就職を考えるまでになりました。
マレーシアに惹かれた理由
マレーシアには中華系、マレー系、そしてインド系の人々が同じ国籍を持って暮らしています。
そんな背景があるため、人々は通常、英語を話すのですが、その英語のレベルの高さにまず驚かされました。マレーシア以外の東南アジア諸国と比べると、その差は歴然です。
もし海外で就職することになったら英語の上達を第一目標に掲げようと考えていたので、その環境は私にとってとても都合の良いものでした。
そして、東南アジアの中心とも言える地理的条件も、海外旅行(特に東南アジア)が好きな私には魅力的でした。
マレーシアへの想いを決定的にした「Boleh」
一方で、その出張でマレーシアに滞在し始めてからすぐにマレー語を勉強し始め、数カ月後にはつたないものの多少話せるようになり、可能な限りマレー語でコミュニケーションを取るようにしていました。
そんな中、マレーシア人が「Boleh」という言葉をとてもよく使うことに気づいたのです。何かお願いしたら「Boleh」、何か許可を求めたら「Boleh」、何か謝ったら「Boleh」。そしてどんどん「Boleh」の魅力にハマっていってしまいました。
全てを許し、包み込むその言葉は、いつしか沖縄にある「なんくるないさぁ」という言葉と重なり始め、何か日本とマレーシアの深い縁のようなものを感じました。
この「Boleh」という言葉により、マレーシアに長く滞在したいという私の気持ちが決定的になったのです。
日本での面接を経てペナン就職が決定
出張が終わり帰国したあと、マレーシア滞在中に知り合った日本人から日本人を募集している現地資本の会社を紹介されます。たまたまその会社の日本人担当者が日本に滞在していたため、アポを取り面接してもらうことができました。
一般的に、日本で海外就職のための就活をする際はスカイプによる面談になります。日系の会社なら日本の本社での面接になることもありますが、私の場合は運よくローカル企業にもかかわらず日本で直接面接ができたのです。
面接後に採用報告があり、マレーシア・ペナンへの就職が決まりました。
ペナンでマレーシア人の働き方に流されないように
私が就職した現地企業は飲食業を展開している会社で、私はその中の日本食レストランでの勤務となりました。
日本企業の社員という立場ではマレーシアでの業務経験があっても、今回は現地採用での就業です。やはり職場の雰囲気や社風は、日本のそれとは大きく異なりました。
従業員が少しぐらい就労規則を破っていても会社はあまり気にせず、多少のことでは問題視しない「マレーシアボレー」。もちろん企業によりまちまちではありますが、私を採用したのはそういった色のとても強い会社でした。
自分をしっかり持つことが大切
「Boleh」の精神に引かれてマレーシアまで来てしまった私ですが、そんな中で逆に自分を見失わず、ローカライズされることなく生きていくことを心に誓います。
現地採用だから「郷に入れば郷に従え」ではなく、自分が周りに影響を与えるように生きていかなくてはならないのだと感じました。
ペナン就職を通して感じたマレーシア人の懐の深さ
マレーシアは他民族国家であり、国籍は同じでも考え方や文化は様々です。さらに外国人労働者も多く、あらゆる民族の人たちが同じ場所で生活しています。
そんな多文化の国なので、やはり外国人の少ない日本とは違いがあります。すでに複数の民族が共存しているため、外国人に対して疎外感を与えないのです。
マレーシアの人は、初めて会った外国人に対してもとてもフレンドリーで、昔からの友達のように接してきます。それは他民族国家であるマレーシアの国民性と言えます。
また、マレーシアは新興国らしいエネルギーにあふれた国で、人々から常にエネルギーを感じます。それに加えて常夏であるため、一年中の暑さに負けないようパワフルでないと生きていけないように感じます。
ペナン就職で得られるスキルと経験
上述したように、マレーシアで働くと英語力の上達が図れるというメリットがありますが、マレーシア人のアグレッシブさに付き合おうと思うと積極性が大変重要になってきます。
会話でも、自分からどんどん発信していかなくては相手に何も伝わりません。逆に発信しようとすれば、みんなしっかり耳を傾けてくれます。
一方で、マレーシア人はその英語力の高さゆえ仕事や旅行で海外へ行くことが多く、彼らからは海外での面白い体験を聞くことができます。この生の声は海外で実際に暮らしている私たちにとって重要な情報であり、視野を広げてくれます。
マレーシアで長く暮らすにしても、もしくはここから新たな国へ旅立つにしても、とても有意義な体験をすることができるでしょう。
まとめ~チャンスを逃さず実行してみること
海外移住や海外就職をするきっかけは人それぞれですが、全ての場合に共通するのは、考えていることを思い切って実行に移すことができるかどうかだと思います。
私は上記のような理由でマレーシアに魅了され、チャンスを逃さず思い切って就職を決めました。今では「Boleh」という言葉も身体に馴染み、少しのトラブルでは動揺せず冷静でいられるようになりました。
そして、今後は私から人に影響を与えられるよう努力しながら、グローバルでエネルギッシュな体験を楽しんでいきます。
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