海外生活をはじめると、日本人がどうしても恋しくなるのが本場日本の寿司。
ニューヨークではここ数年で多くの寿司レストランが出店したものの、アメリカ人にあったロールものなどのフュージョン料理を出す店がほとんどです。
本場日本スタイルの新鮮な魚を握った寿司を出すお店は、どれも高級レストラン並みのお値段。
そこで今回は、最近ニューヨーク在住の日本人の中でも話題になっている、オーセンティックでリーズナブルな寿司レストランTARO SUSHIを訪れてみたのでご紹介したいと思います。
TARO SUSHI(太郎寿司)について
TARO SUSHIのオーナーはもちろん日本人。もともと埼玉にある父親の店「太郎寿司」で寿司職人として働いていたオーナー佐野裕司さん、18歳からこの世界に入りなんと33歳の若さで独立しニューヨークにお店を出しました。
佐野さんが初めてニューヨークに来たのは16年前で、一度日本に帰国後2000年にニューヨークへ戻ってからは、マンハッタン、ブルックリンの日本食レストランで働いていたそうです。
そして、その4年後の2004年の夏には、長年の夢であったTARO SUSHIをニューヨークに開店。2010年には大きめの店舗に移し、現在ブルックリンのBergen street駅の近くにお店を構えています。
TARO SUSHIのメニューにはアメリカンスタイルのメニューも用意されていますが、佐野さんの得意とするスタイルは江戸前や握りといったシンプルで伝統的な日本スタイルの寿司だそうです。
今回私がTARO SUSHIを訪れるきっかけとなったのは、私の日本人の友人達がこぞって訪れている寿司レストランがあると聞いたことでした。そこで私もYELPのレビューを確認してみたところ、多くの人が満足したという声を投稿していました。
また、ニューヨークのレストランや街の情報が載っているWebサイトの「THRILLIST」でも紹介されている程、今注目の寿司レストランなんです。
TARO SUSHI(太郎寿司)の雰囲気・ねらい目の時間は?
お店はBergen street駅から歩いて約5分、Flatbush AvenueとSt Marks Avenue交差するコーナーにあります。大きく漢字で書かれた「太郎」の垂れ幕が目印です。
ここの常連の友人曰く、日曜日の夕方がねらい目ということだったので、今回はその情報を頼りに日曜日の5時過ぎに来店しました。
私たちが来店した時間はまだ人がちらほらといるくらいで、待たずに席を確保することができました。
とても綺麗で落ち着いた雰囲気の店内。席はカウンター席とテーブル席に分かれていて、カウンター席には一人で来る女性のお客さんもいました。
オーダーしてから、約10~15分程で食事を持ってきてもらえて、来店からお会計までかなりスムーズに済ませることができました。
インターネットの混雑予想によると、金曜日と土曜日の6時以降から混みはじめ9時前後がピークのようです。平日でも夕方6時から9時の間は混むことがあるようなので、平日に行く場合は6時前の早い時間に行くことをおすすめします。
TARO SUSHI(太郎寿司)おすすめメニュー・値段について
こちらがメニューの一部です。他にもたくさんの食事メニューがありました。
メニューをTaro sushiのウェブサイトから確認することもできるので、先に確認しておいても良いですね。
私と友人がオーダーしたのが、スペシャルメニューのSALMON LOVER SET、HAMACHI LOVER SET、TUNA LOVER SETでした。
SALMON LOVER SET $14
TUNA LOVER SET $18
このLOVER SETのシリーズはどれを食べても大満足でした!サイズも色見も良し、脂身もしっかりのっていてこれぞ本場の日本の寿司。このクオリティで値段も4貫で$14~$18はとても安いと思います。
一緒に行ったアメリカ人の友人は、いつも寿司レストランに来ると必ずロールしかオーダーしないのですが、そんな彼も今回はTUNA LOVER SETの握りをオーダー。「魚が口の中でとろける感覚を初めて体験した!」と大喜びでした。
アメリカ人にとって魚を生で食べることは少し抵抗があるらしく、ロールのようにマヨネーズやスパイシーソースなどで味付けがされているものだと食べやすいのだそうです。
しかし今回やっと魚本来のうま味を舌で感じてもらうことができて、私も日本人としてとても嬉しかったです。
Taro sushiのネタは主に、ボストンやメイン州などの東海岸から届いた新鮮な魚を使用しているそうですが、その日のToday’s specialのメニューにはカリフォルニアや日本築地から直送されたお魚が載っていたのでこれはオーダーしなければ!と思い、他にもToday’s specialの中から、しめ鯖と生ガキ、ウニをオーダーしました。
SHIME SABA(from Tsukiji, Japan)1貫$3.75
生ガキはサイズは小さめでしたが、それでも味はコクと甘みがあって本当に美味しかったです。
LIVE KUMAMOTO OYSTER(from California)$3.5
ウニはまろやかな味わいで臭みがなく、 癖になりそうな甘みに大満足でした。私は滅多に海外の寿司レストランでウニをオーダーすることはないのですが、今回店員さんのおすすめでオーダーして大正解でした!
UNI SPECIAL(from Santa Barbara,CA) 2貫$11.5
今回は日本スタイルの寿司をオーダーしましたが、他にもアメリカンスタイルのロールものなどがありました。
ランチや弁当メニューもあり、値段も$10~$13とお手頃価格です。本格寿司や刺身を食べたい方には、シェフのおすすめが食べられるおまかせメニューも用意されています。
また、Taro sushiはデリバリーもしてくれるので、ホームパーティ用に寿司をオーダーする人も多いようです。
値段ですが、ニューヨークで本場日本の寿司を食べられるならとても安い方だと私は思います。ニューヨークに数多くある寿司レストランの中でも、この値段でこのクオリティを提供しているお店はなかなかないと思います。
ニューヨークのレストランや街の情報が載っているWebサイトの「THRILLIST」では「新鮮な魚と、驚きの低価格のコンビネーション」と紹介されるほど、アメリカ人にとっても納得の価格設定のようです。
TARO SUSHI(太郎寿司)へのアクセス・営業時間
最寄り駅:Atrantic berclay center、Bergen street、7Av
住所: 244 Flatbush Ave, Brooklyn, NY 11217
営業時間:
- 月曜日~木曜日・・・・12:00–15:30、 17:00–22:30
- 金、土曜日・・・・12:00–15:30、 17:00–23:00
- 日曜日・・・・12:30–15:30、17:00–22:00
電話番号: (718) 398-5240
公式サイト:http://tarosushibrooklyn.com/
まとめ
今回Taro sushiに訪れてみて、アメリカナイズされたダイナミックな味付けの寿司に慣れてしまい、魚が口の中でとける感覚や魚の本来の味を忘れてしまっていた自分に気づきました。
食材のうま味を楽しませてくれる日本料理は、私達日本人とって大事なふるさとの味だと思います。今回そんなふるさとの味をニューヨークで味わえることが出来て大満足でした。
アメリカ人にも食べやすいロールや創作料理をメインに出すお店が多いなかでも、伝統的な日本のお寿司を守り続けるTARO SUSHI。日本のお寿司が恋しくなったら、是非TARO SUSHIへ訪れてみてください。
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