7月4日はアメリカの独立記念日。この日の夜は全米中で花火が打ち上げられ、アメリカの誕生を賑やかに祝います。その時にかかせないのがBBQ!
独立記念日は友人、家族と集まってBBQをするのが定番中の定番ですが、バーベキューをするのはなにもこの日だけではなく、年中あちらこちらから炭がおこる芳しい香りがしてきます。
パーティー用だけでなく家族の夕食用に炭をおこすのも厭わないほどアメリカ人はBBQが大好き!日常的にやっているアメリカ人のバーベキューの様子をご覧ください!
バックヤードバーベキュー
自宅の裏庭でやるBBQをバックヤードバーベキューといいます。週末、祝祭日ごとに人を集めてバーベキューをふるまいます。大人数の食事は準備が大変なので一度に大量の食事を提供できるBBQは便利です。
フロリダのディズニーワールドにはミッキー・バックヤード・バーベキューというお店もあるほど!
年中いたる所でやっているので誘われるほうも飽きそうですが、バーベキュー大好きな主催者は相当こだわりがあり、ソースの味やウッドチップなどになにかしらの一家言を持っています。
熱源は炭火が一般的ですが、最近はガスグリルが普及しています。値段はピンキリですが200ドル弱~500ドル(約22400~56000円)くらいが相場です。
炭火のグリルに比べると火の加減が調整でき、すぐに点火するので簡単に焼き始めることができます。
バーベキュー用のナイフやトング、焼き用のフォークなどから掃除用品まで揃えはじめたらきりがないほど道具があります。バーベキューは主に男性の仕事なので、道具を集めるのが好きな男性にとって趣味と実益をかねた娯楽です。
自宅ならではのアイデアとして、最近は子ども用の小さなプールに氷を張って飲み物やサラダ、アペタイザーを冷やす家が多いです。
だいたい裏庭へ通じる扉が開いているのでわざわざ玄関のチャイムをならさず直接そこから入っていったほうが家の人の手を煩わせません。主を見つけてまず挨拶をしましょう。
お呼ばれすると気になるのが手土産です。何が必要か聞ける間柄であれば指定の物を持参すれば十分ですし、特にリクエストがない時はワインなどのアルコールが無難です。
普通の手土産ではなくインパクトを重視したい方は、オンラインから注文して事前に届くようにするのもスマートです。
公園でバーベキュー
要事前予約のところもありますが、基本的に公園のバーベキューサイトは早いもの勝ちです。グリルとテーブルがセットになっていて、その場所を確保するために荷物を置いたり風船をつけて目印にします。
炭を忘れずに持っていってください。グリルはずっと屋外に設置されたままなので、使用するのが気になるようだったら網を持参したほうがよいでしょう。
ちなみに公園はパブリックエリアなのでアルコールは禁止です。紙袋にいれて見えないようにして飲むのも違法です。
大人にとっては少しもの足りないですが、子どもは遊具で遊べ、たまには大人もビーチボールでチーム戦などをやってみると童心に返ってけっこう盛り上がりますよ。
こんなところでもバーベキュー
とにかくバーベキューの好きなアメリカ国民はいろんな場所をBBQ場にしています。
スポーツの試合観戦に行ったら試合前にまずバーベキュー。駐車場でSUVの大きな車のトランクをあけて日よけをつくり椅子やテーブルを置いてBBQを楽しんでいます。
キャンプ場にあるのは当たり前ですが、ホテルやモーテルにもグリルが設置してあります。近くのスーパーで炭と材料を買ってきて旅行中にバーベキューをすることも可能です。
アパートやコンドミニアムなどの集合住宅にもバーベキューサイトがあります。高級なコンドミニアムには大人数でも対応できる本格的で大きなガスグリルが作りつけてあります。
アメリカのバーベキューあるある
アメリカのバーベキューは網の目のあらいグリルの上で焼くのが基本ですので、下に落ちてしまわないように固まりの肉を使います。そのためスーパーでも大きめのステーキタイプやブロック状になっている肉が売られています。
ブロック肉は焼けたら中の肉汁を閉じこめるためしばらく休ませてから切り分けます。ステーキも分厚いので同様に網から外して少し時間をおくほうが美味しく食べられます。
鉄板を使うことはほとんどないので野菜もアスパラガスやぶつ切りのパプリカなど、グリルから落ちない大きめの野菜を焼きます。
アメリカ人のバーベキューで必ずでてくるのがハンバーガーとホットドッグです。ハンバーガー用の成型したパテが売られており、ホットドッグ用のソーセージも各種あるので、焼けたらバンズに挟んで食べます。
バーベキューは人数の調整が簡単なので、突然の誘われても自分の友人、家族、恋人をゲストとして連れていけます。
主催者は招いた人が楽しんでくれているのを見るのは嬉しいですが、遅い時間まで長居する人にそろそろ帰って欲しいとはあからさまに言えません。
そこで「なにか持って帰りたいものない?」と聞かれます。ドギーバッグ文化の国なので本当にもらって帰っても大丈夫ですし、必要がなかったら察して帰宅してあげましょう。
裏庭や公園でのバーベキューは大勢の人が適当に出入りするので時間はアバウトで大丈夫です。
指定された時間よりも前からいる人は主催者の身内や親しい友人でお手伝いがてら早めに来ているので、もし誰かが先に到着していても「遅れてしまった!」と気にすることはありません。
逆に少し時間を気にした方がよいのはアパート・コンドミニアムでのバーベキューです。主催者の部屋ではなく建物のバーベキュー施設を使うので、ゲストはいったん主催者の部屋へ集合してそこから移動します。
入り口にセキュリティーがいる場合は、訪問先と自分の名前を告げ、主催者が予め渡しているゲストリストや主催者へ電話確認して入ることができます。いない場合は主催者に到着の連絡をしてゲートやドアを開けてもらいます。
指定の時間に行っても20-30分は部屋で飲みながら他のゲストの到着を待ちます。
セキュリティーがいない場合、ゲストが会場へ移動した後だと主催者にゲートと会場を往復させるはめになるので、なるべく指定された時間から15分以内くらいには到着しているようにしましょう。
まとめ
気の合う仲間と外で食べる食事は美味しいものです。参加者が多ければ多いほど頭数で割れば財布にやさしい予算におさまります。
もし日本風のバーベキューを試してみたい場合は細かい目の網をグリルの上に敷きましょう。いつものように焼肉のタレで食べるもよいのですが、韓国スーパーにマリネされた骨付きカルビがあるのでアレンジとして加えるのもありです。
楽しみなバーベキューシーズンの到来です!この夏、数をこなしてバーベキューマスターを目指してみませんか?
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