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肥満大国?好きなものを根こそぎ食べるアメリカ人のリアルな食生活とは

ピザ、ハンバーガー、ホットドッグ、ジャンクフードのオンパレード

アメリカに行って驚くことの一つは、太っている人がとても多いことではないでしょうか。

実際のところ、街を歩けば太っている人を日本の倍以上見かけると思います。その太り方も目を見張るものがあり、一般的な日本人の中にはまずいないビッグサイズの人がたくさん存在します。

そんな肥満大国アメリカの食生活とは一体どのようなものなのでしょうか。ここでは、太るのも納得のアメリカ人の典型的な食生活をご紹介します。

目次

アメリカ人の肥満率

アメリカの肥満データ

アメリカでは、太っている人(overweight)の割合が35%以上(約3人に1人が肥満)の州が、なんと全50州のうち36州もあるのです。

肥満率は年々上昇傾向にあり、前年のデータでは20州でしたが、今回は36州に増えました。

アメリカ人の食生活1. 朝昼晩と3食ソーダが欠かせない

クリームソーダ

多くのアメリカ人はソーダが大好きです。朝食にソーダ、昼食にソーダ、そして夕食にもソーダを飲む人も多いので、太ってしまう大きな原因の一つになります。

炭酸飲料以外の選択肢がほぼない

日本のレストランやファーストフード店に行くと、ドリンクのメニューに緑茶、ウーロン茶、甘さ控えめのアイスティーなどがありますよね。

しかし、アメリカのレストランやファーストフード店、さらにはスーパーやコンビニエンスストアでも、並んでいるのは大量のソーダ類です。コーラ、ジンジャーエール、スプライト、アップルサイダー……などなど、さまざまな種類のソーダがあります。

無糖のアイスティーやお茶などを探すのは一苦労です。オーガニック系のお店やアジア系の食料品店では緑茶やウーロン茶を見かけることもありますが、一般的なアメリカの食料品店ではほとんどありません。

特にレストランやファーストフード店では、ソーダかジュース以外の選択肢はほとんどないのです。

水より安いことも

アメリカの食生活は常に炭酸飲料しかも、ソーダは値段がとっても安いのです。

レストランなどではソーダ類はお代わり自由な場合が多く、スーパーなどでは特売になっているのもよく見かけます。特売の時にソーダを購入すると、ペットボトル1つ25円程度で買えてしまうこともあり、そうなると水よりも安くなるのです。

逆に、緑茶やウーロン茶はペットボトル1つが最低でも150円ほどします。そのため、アメリカ人はついついソーダを手に取ってしまうのかもしれません。

そして、知らず知らずのうちに太ってしまうのです。 

アメリカ人の食生活2. 健康的とは程遠いジャンクフード

ピザ、ハンバーガー、ホットドッグ、ジャンクフードのオンパレード

アメリカの典型的なレストランに行くと必ずメニューにあるのが、ハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、フライドチキンなど。日本でいうとスナック的なものばかりです。

ピザ、ハンバーガー、ホットドッグ、ジャンクフードのオンパレード

日本ではこういったメニューを日常的に昼食や夕食にすることはほとんどないと思います。しかし、アメリカの家庭ではこのジャンクなメニューが1回の食事になってしまうのです。

野菜が足りていないなどと考える人はごく少数。ほとんどのアメリカ人は、こういったジャンクなメニューを気にすることなく毎日のように食べています。

ソーダと同様、食べ物についても炭水化物や脂質の塊のようなジャンクフードは価格が安く、野菜たっぷりのヘルシーな食事は概して高価なため、貧困層には太っている人が多いという話もあります。

お子様ランチも高カロリー

アメリカはお子様ランチもジャンクフードアメリカのレストランでは、子供のランチメニューにもこういったジャンクなものが並ぶので、実は子供の肥満も問題視されるようになってきました。

しかし、日本のようにおかず、お味噌汁、ご飯などが少しずつ並ぶ健康的な外食はほぼ皆無です。

簡単に汚さずに食べられて片付けも楽チンなメニューがアメリカでは好まれます。こういった習慣がアメリカ人の肥満を招いているのです。 

アメリカ人の食生活3. 食べきれないほどの超スーパーサイズ

食べきれないほどの超スーパーサイズアメリカの多くのレストランでは、1人前を注文しても日本の2人前くらいの量が平気で出てきます。とんでもない量なので、初めてアメリカで注文した人の多くは驚くはずです。飲み物のサイズも巨大です。

食べ残したものをボックスに入れて持ち帰ることもできますが、ほとんどのアメリカ人は出されたものをその場で食べきってしまいます。

しかも、その食べたり飲んだりしているものがジャンクフードやソーダなので、太るのは当たり前ですよね。

デザートもびっくりするほど巨大

巨大ケーキデザートのケーキやアイスクリームの量も半端ではありません。高く盛られたホイップクリームやキャラメルソースは驚くほど甘い上、日本人にとっては2人でシェアしても食べきれるかどうかの量です。

アメリカ人にとっては当たり前のスーパーサイズ、肥満になるのも納得です。とにかく何から何までアメリカンサイズなのです。

アメリカではぽっちゃり体型のモデルが人気

このように、食生活が原因の一つで太る人が多いアメリカでは、プラスサイズモデルが注目を集めています。

プラスサイズモデルとは、アメリカでは一般女性の平均サイズであるLL~3Lサイズのモデルのことで、ターゲットである購買者の体型により近く、親しみやすさがあります

プラスサイズモデルの出現は、食べたいものを好きなだけ食べるという習慣を促すことが目的ではなく、摂食障害など「細い=美しい」という価値観によるモデル業界や社会への悪影響が背景にあり、自らの体型をポジティブにとらえる考え方が受け入れられるようになっています。

以下は、アメリカでプラスサイズモデルとして活動する日本人女性の記事です。

まとめ~毎日の食事が体をつくる

ジャンクで量が多いアメリカ人の食生活。これはレストランに限らず、家庭料理でもいえることです。こんな毎日の食生活が肥満を招いてしまうのですね。

その他の原因として、特に田舎に行けば行くほど太っている人が多いのは車移動だからということもいわれています。

もしアメリカに行くことがあれば、野菜などの食物繊維を取る、またカロリーの低いものを食べるなど、毎日の食事には十分気をつけましょう。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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