カンボジアで就職して知った、カンボジア人の働き方と職場事情

カンボジア カンボジアでの働き方

カンボジアのシェムリアップで働き始めて数年、少しずつ現地の人たちの働き方というものがわかってきました。

それを知らなかった当初は戸惑うことも多々ありましたが、カンボジア人の仕事における行動の特徴やパターンがある程度見えてくると、それに合わせることができるようになってきました。

カンボジア就職してわかった、カンボジア人の働き方やこの国の職場事情をご紹介したいと思います。

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カンボジア人は電話で仕事を済ませる

「アロ、チュムリアップスゥオ」(もしもし、こんにちは)

カンボジア人はとにかく電話で用事を済ませたがります

「○○の値段はいくらですか?」といった些細な質問から、「●月×日に上司が出張でシェムリアップに来るんですが、ミーティングをお願いできますでしょうか」といったようなアポ取りまで、一にも二にもまず電話。

好みの問題もありますが、8割以上の人がどんな用事でも、緊急であろうとなかろうと、電話で伝えて済ませようとします。

メールでのフォローアップが不可欠

文字に書き残しておいた方がいい大事な情報は、こちらから「すみませんが再度メールをいただけますか」とお願いすることがよくあります。

確かに電話だとすぐに事が済ませられるので便利ですが、音声の具合や電波の状況によっては聞こえづらかったり、カンボジア人と日本人の場合にはお互い第二外国語である英語で話すので発音が聞き取りづらかったりということもあります。

そのため、メールでのフォローアップは欠かせません

カンボジアのお昼休みは2時間

カンボジア

カンボジアでは、一般的に午前8時始業の1日8時間勤務で、お昼休みは午後12時から2時までというところがほとんどです。

お昼を外の食堂などで済ませるカンボジア人も多いですが、家にいったん帰って昼食を取る人もそれ以上にたくさんいます。シェムリアップの町は規模が小さいので、片道15分ほどバイクを走らせれば帰宅できる人が多いのです。

それだけでなく、お昼ごはんを食べたら少し昼寝して、午後出勤の前にシャワーを浴びる……と、日本人に比べるとカンボジア人はなんともゆったりした昼休みを過ごしています。

お昼休みは一番暑い時間帯なので、アクティブに動かないのがいいのかもしれませんね。

カンボジアは上下関係の厳しい縦社会

カンボジアでは役職や階級、年齢などがとても重視されており、物事の決定権は基本的にマネージャークラスの人々にあります。

そのため、私も社内外で質問すると、「ボスがいないからわかりません」「ボスに聞いてから返事します」という回答が来て、些細なことでも返答をもらうまでに時間を要することが多々あります。

また、上司が帰るまで下の者は退勤しないなどといった傾向も見られます。自分より年齢や立場が上の人を「ボン(~さんの意)○○(名前)」と呼ぶ習慣もあります。

カンボジア人は職場でも仲間意識が強い

私の勤めている職場の人間関係は比較的良好で、勤務後に皆で飲みに出かけたり、休みの日に会ったり、会社で内輪向けのイベントが組まれたりします。

個人的には、その背景に家族を大切にするカンボジアの文化があるのかなと思っていますが、お互いの居心地がいいことに越したことはありませんね。

私にとっても、これがカンボジアでの働きやすさの一つとなっています。

カンボジア人は休みをしっかり取る

家族と過ごす時間をとても大切にするカンボジアの人たち。

お正月やお盆休みは国の祝日に指定されており、その前後に有休を追加して、長い人だと1週間ほど休みを取り実家に帰ります。

また、日本に比べるとカンボジアは祝日の数が多く、2017年で見ると、日本が年間16日なのに対しカンボジアはなんと27日!それに加えて有休が年に18日あるので、上手に計画すればたっぷりと休暇を取ることができます。

ただ、アンコールワットがあるシェムリアップでは観光・サービス業に従事している人が多く、カレンダー通りに休みを取れないという不満を抱える人が多くいるのも事実です。

まとめ~慣れれば違和感もなくなる

日本とカンボジアでこんなにも違う働き方や労働事情。

自分が異文化圏にいるということを職場でも常に思い知らされる日々ですが、相手の出方がわかってくると違和感を受け入れることができるようになります

私の経験が、カンボジアで働くことを考えている方、就職が決まった方への参考になれば幸いです。現地の事情をよく知り、柔軟に対応しながら気持ちよく働けるといいですね。

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