ワーキングホリデービザを持ってオーストラリアに到着したら一番にするのが携帯電話の契約ではないでしょうか。
多くの人はまずプリペイドSIMカードを使うのですが、慣れない土地で地図アプリなどを毎日使っているとすぐに容量が足りなくなってしまうんですよね。かと言って、キャリアは2年縛りがあるから手を出せない……。
でも大丈夫!実はオーストラリアにも、月単位で契約できて解約金がかからない格安SIMプランがあるんです。
※1オーストラリアドル(以下ドル)=約88円(2017年8月)
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オーストラリアのワーホリ滞在者にとってのケータイ事情
オーストラリアで携帯電話を使うには、
- キャリアと契約する
- プリペイドのSIMカードを使う
- MVNOの格安SIMカードを契約する
の3つの方法があります。
3番目のMVNOとは、通信インフラを他社から借りて安くサービスを提供する通信業者のことです。
キャリアもプリペイドもいまいち
キャリアはVodafone、Telstra、Optusの3社が主力です。
キャリアのメリットは、データ使い放題や国内通話し放題のプランがあることなどです。デメリットは日本と同様、2年縛りがあること。そのため、ほとんどのワーキングホリデー滞在者はプリペイドSIMカードを使っています。
私も最初はTelstraのプリペイドを使っていました。
SIMカードはTelstraのショップや大手スーパーで買うことができます。料金はそれほど高くなく、2.5GBで20ドル(約1,760円)。私が契約していたのは5GBのプランで月額40ドル(約3,520円)でした。
でも、冒頭で触れたように地図アプリを毎日使っていたため、データ容量が全然足りなかったんです。
格安SIMに乗り換え
そこで、
- 安い
- データ容量が大きい
- 解約料不要
この3点を兼ね備えたプランを必死に探して見つけたのが「OVO mobile」というMVNOです。
OVOには、無職でも仮の住所でも契約でき8GBで月額34.95ドル(約3,076円)のプランがあったので、すぐに乗り換えました。
- OVO mobile:https://play.ovo.com.au/
オーストラリアの格安SIM(OVO)を契約する前に
SIMフリーのスマホを準備
OVOのSIMカードを使うにはSIMフリーのスマートフォン端末を持っていることが前提です。日本から持っていくか、現地の携帯ショップで購入しましょう。
私は日本のAppleストアで買ったSIMフリーのiPhoneを持っていきました。
中古でも構わない人はGumtreeという総合掲示板サイトで買うこともできます。このサイトでは、家庭で不要になった家電や家具、中古車などの売買をすることができます。
- Gumtree:https://www.gumtree.com.au/
ただし、あくまでも個人同士のやりとりになるので、トラブル防止のためにも英語力が乏しい方にはおすすめしません。
自宅がサービス提供範囲内かどうか確認
OVOを契約する際は、まずは自宅がOVOのサービス提供範囲内にあるかをこちらのページで確認しましょう。
都市部なら問題なく使えますが、オーストラリアは広大なので、郊外やアウトバック(内陸部の砂漠地帯)に行かれる方は必ず確認した上で契約するようにしてください。
オーストラリアの格安SIM(OVO)の契約方法は?
OVOには実店舗がないので、契約はオンラインで行います。入力事項は氏名やクレジットカードの番号、SIMカードの送付先など全然難しくないのでご安心ください。
中級程度の英語力があれば入力に15分もかからないでしょう。住所はホテルの住所でも大丈夫です。
英語で携帯電話の契約をするというのは難しそうですが、OVOなら家から一歩も出ずに契約できるので、英語が苦手な人でも安心ですよね。
SIMが届くのは約1週間
都市部に住んでいるなら申し込みから1週間ほどで指定の住所にSIMカードが届きます。カードが届いたらOVO mobileのウェブサイトからアクティベートし、晴れて使用開始となります。
それまでは、到着空港やスーパー、携帯ショップでプリペイドSIMカードを買うなどしておくと、不便な思いをせずに過ごせると思います。
オーストラリアの格安SIM(OVO)の速度は?通話の質は?
MVNOだとデータ速度が気になる方もいるかもしれませんが、OVOはオーストラリアNo.2の通信会社であるOptusの回線を使っているので、データ速度も通話の質も安定しています。
ブルーマウンテンズ(国立公園)でもタスマニアでも何の問題もなく使えたので、品質は間違いないと思います。
なお、OVOはMVNOなので「@docomo.ne.jp」のようなキャリアのメールアドレスは存在しません。メールを使う場合はGmailなどのフリーメールを使うことになるので、ご自身でアドレスを取得しましょう。
容量が増えて節約にも成功
私は8GBのプランを契約中ですが、これだけあれば地図アプリを毎日見ても、動画をちょこちょこ見ても全然平気です。
もし期間内にデータを使いきってしまっても大丈夫。オンライン上からデータ容量を追加購入できるのでご安心ください。
月々の料金も、Telstraプリペイドの40ドル(約3,520円)から34.95ドル(約3,076円)になったので、節約にも成功しましたよ。
オーストラリアの格安SIM(OVO)の解約方法は?
解約の仕方はとっても簡単。OVOのウェブサイト上にある「マイページ」からオートリチャージをストップするだけです。その後2ヶ月使用しないと自動的にSIMカードが使えなくなる仕組みです。
SIMカードをOVOに返送する必要はないので、不要なら捨ててしまって構いません。日本のMVNOだとカードを返さないといけないところもありますが、OVOなら帰国直前までスマホを使うことができてとっても便利です。
まとめ~リーズナブルなサービスを積極的に利用しよう
最近はオーストラリアでもMVNOの進出が進み、だんだんと携帯料金がお手頃になってきています。
ご紹介したように、OVOのSIMカードを使うにはSIMフリーの端末を持っていることが前提にはなりますが、契約は案外簡単にできてプリペイドよりも安いので、試してみてはいかがでしょうか。
手続きなどわからないことがあればOVOのサイトからオンラインチャットで質問できますよ。
※この記事の内容は2017年8月現在のものです。
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