サンフランシスコ近郊イーストベイの住まい探し!リアル体験談

サンフランシスコ アメリカ生活・移住

グーグルやアップルなど、世界的に有名なIT企業が集まるシリコンバレー。アメリカのサンフランシスコ一帯もその影響で不動産がどんどん値上がりしています。

この記事では、我が家のことから知人に聞いた話、日本ではちょっと想像がつかない隣人の話など、リアルなサンフランシスコの不動産情報をお届けします。

私の住むサンフランシスコ近郊の立地、間取り

私は、サンフランシスコから橋をわたった東側、いわゆる「East Bay(イーストベイ)」という場所に住んでいます。州立大学としては優秀な、UC Berkeley(ユー・シー・バークレー)という大学があります。

イーストベイに住む日本人はここの大学に留学している人や、研究に来ている人のファミリー、あるいはアメリカに永住している人が多いです。

ちなみに、サンフランシスコの南側は「South Bay(サウスベイ)」と呼ばれています。日系企業はサウスベイに集まっているので、日本人でも駐在の人が多く住み、日系スーパーなども充実しています。

これからの話はあくまでもイーストベイの話だと思って読んでくだされば幸いです。

立地(イーストベイ)

イーストベイには二面性があります。バークレー校の近くは治安もよく、夜中でも学生が街を歩いているところを見かけます。

しかし南側にあるオークランドは、全米でもトップクラスにランクインするほど治安の悪い場所と言われているのです。

とはいえオークランドは開発が進み、場所によっては治安のよい所も増えてきています。おしゃれなカフェなども増えてきており、雑誌の特集が組まれるなどホットな場所と言われています。

イーストベイは、車で10分走るとまったく雰囲気が変わってしまう場所といえます。それでもイーストベイ全体を通して言えることがあります。

それは、サンフランシスコのIT企業に憧れて世界中から人が集まるので、人があふれてどんどん住居が増えていること、活気づいてきていること、そして不動産の価格も上がってきているということです。

Lake Merritt(レイク・メリット)

※オークランドにあるLake Merritt(レイク・メリット)。休日になるとランニングやお散歩をする人で賑わいます。

家の間取り

我が家は3階建コンドミニアムで、間取りは1DK、1ベットルーム、1バスルームです。広さは約70平方メートル。収納が全部で3つあり、そのうち1つはウォークインクローゼットです。

イーストベイには一軒家も単身者用の1ベットルームのお部屋もいろいろあります。

この家を選んだ理由

この家に決めるまで、イーストベイではなくサンフランシスコに住もうとしていました。

サンフランシスコのとある1軒に決め、 オーナーさんとやりとりを重ねていて、契約まであと一歩!というところまでいったのですが、どたんばで予定変更したのです。その訳は……

オーナーに嘘をつかれていた

サンフランシスコのその家は、家具家電付き、インテリアもすごくおしゃれ、広さも十分。なのに相場にくらべて家賃がすごく安いのが印象的でした。

オーナーさんも「ここは絶対いいよ!逃したら後悔するよ!」と、こちらから見るとすこし焦っているの……?と見られるような対応でした。

ちょっと怪しい気がすると思い、グーグルアースを使ってその家の周辺をリサーチ。すると家の隣がクラブで、その隣がアダルトショップのようなお店だったのです。

早寝早起きの我が家は深夜まで騒がしいクラブの横にはとうてい住めません。オーナーさんは「まわりの環境はとてもいいよ!」と言っていたのに……。

というわけで、その家を諦めてイチからやり直し。そんなとき、次に書くこんな事実が発覚しました。

サンフランシスコ〜イーストベイ橋の通行料は5ドル

そのときはカリフォルニア初心者の私たち。橋を渡るのに通行料がかかることを知りませんでした。値段は時間帯によって変わるのですが、ラッシュアワー時は5ドル。おまけに大渋滞になるのです。

パートナーの勤務先がイーストベイだったので、サンフランシスコからイーストベイへの毎日の通勤でお金をかけ、さらに渋滞にまきこまれるまで住みたいとは思わないね、という結論になり、イーストベイの家に決めました。

サンフランシスコのお家に決めようとしていたときに、勢いにまかせなくて結果的によかったです。

サンフランシスコ、イーストベイ間の橋

※サンフランシスコ、イーストベイ間の橋は白色。かの有名なゴールデンゲートブリッジは赤なので対照的です。

便利な立地

今住んでいるイーストベイの家からは、スーパーまで徒歩1分、日系のスーパーも車で10分、映画館からショッピングモール、ふらっと寄りたいカフェもすべて車で5分。

全てが揃ったとても便利な場所だったのも決め手の1つでした。

車の運転がしやすい

サンフランシスコは坂の街、というのは聞いたことがあるでしょうか。私は実際に目にするまでこの坂を甘く見ていたのですが、かなりの急勾配なのです。

下り坂を運転していると、突然先がまったく見えなくなります。まるでいきなり断崖絶壁から落ちるような気がするほどです。

わたしは車の運転があまり得意ではないので、この坂での運転はできれば避けたいと思ったのもイーストベイに決めた理由でした。

イーストベイでの家賃

家

サンフランシスコに比べて家賃が安いはずのイーストベイですが、それでも1DK、1ベットルーム、1バスルームの家賃は約28万円です。

サンフランシスコ近隣は最近の不動産価格の上昇が全米の中でトップクラスと言われているのもうなずけます。

10年前の家賃

余談ですが、友人で、10年前におなじコンドミニアムに住んでいた人がいます。彼は当時2ベットルームに住んでいたのですが、家賃は1ベットルームの今の私たちの家の半分以下だったそうです。この話を聞いたときは非常に驚きました。

日本にはない設備

トレーニングジム

コンドミニアムにはジムやプール、ジャグジー、サウナが付いています。日本でいうアパートのような住居で、豪華なお家というわけではありません。それでもアメリカのコンドミニアムにはジムやスパがついていることが多いです。

24時間開いているので、スキマ時間にジムに行けるのはとても助かっています。

ちょっとしたトラブル

コンドミニアムにはいろいろな人が住んでいます。年代層も学生から年金暮らしらしき人まで様々ですし、人種もアジアから中東、ヒスパニック、黒人、白人と多種多様です。中にはパーティーをよく開いている家も見かけます。

うちのななめ隣の家がそうだったのですが、夜中まで騒がしくパーティーをした翌日は、廊下にペーパープレートやチキンウイングの骨が落ちていたりしました。日本だとあまり想像がつかない光景ですよね。

噂によるとそのお宅は下の階からキックアウト(追い出し)されてきたそうです。それがつい最近、ななめ隣からもキックアウトされていました……。

アメリカは多民族国家なので、多少のことは多めに見るのが快適にすごすコツかもしれません。

トラブルを最大限避けたかったら

とはいえ、住環境でストレスを抱えたくないと思う人は多いですよね。そんな人にとって部屋選びのポイントは、日本人が多く住むエリアに住むことです。日本人が住むエリアは治安がいいことが多いからです。

日系スーパーが近くにある可能性も高いので住みやすいですよ。「びびなび」と呼ばれるポータルサイトなどで、事前に日本人コミュニティのある場所をチェックするのがおすすめです。

まとめ

サンフランシスコで賃貸をしたときのリアルな体験談をそのまま書いたので、すこし驚かれたかもしれません。ですが海外での生活は予想外のことの連続です。

いろいろなことに直面するうちに免疫がついてきますので安心してください。

家賃はたしかに毎年上昇していますが、それは世界が注目している証。そんなホットなエリアに住んで刺激的な生活を楽しみたい!という人は、サンフランシスコにぜひ!

びびなび:https://sanfrancisco.vivinavi.com

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