アメリカにはニューヨーク、ロサンゼルス、ボストン、サンフランシスコ、サンディエゴ、ハワイなど留学生に人気のエリアがいくつもあります。このような大都市間で引越しをする人も多くいます。
しかし、日本の感覚では引越せないのがアメリカです。一つ一つの都市が遠いので引越しするのも簡単ではありません。
スーツケースに荷物が収まればいいのですが、何年か暮らしていれば、少しずつ荷物は増えていくものです。引越し先に持っていきたいものもいろいろあります。ではどうすればいいのでしょうか?
今回は、違う州への引越しを郵送会社のみで行う方法を紹介します。留学生の場合は荷物もそんなに多くないので郵送会社のみを使った引越しが可能です。
筆者が実際ニューヨーク・ロサンゼルス間で行った引越し方法を一から順に説明していきます。
郵送会社だけで引越しはできる
今回は別の州への引越しを郵送会社のUPSだけで行う方法をご紹介します。
UPS/United Postal Service:https://www.ups.com
この方法は、別の州へ引越しをする人には特におすすめします。
その理由は、家具などの大きいものは売り払ってしまい、新しいところで買うことができるからです。残されたダンボールだけの移動なら、実は郵送会社の利用が安くて楽なのです。
また、州外への引越しを通常の引越し業者に頼んだ場合、値段がとても高くなります。
UPS 荷物の送り方
荷物が自分で持ち運べる量の場合は、最寄りのUPS店舗へ直接持っていきましょう。お店で手続きをしてくれます。住所などもその場で入力して伝票を発行してくれます。
最寄りにUPSがない方や大量にダンボールを送りたい方は次のようなステップで送ります。
ステップ1
まずダンボールを用意してだいたいのものを詰めてしまいましょう。
重たいものは小さいダンボールに、軽いものは大きいダンボールに入れましょう。適当に梱包すると持てないくらい重くなりますので、なんとか運び出せたとしても、重すぎて輸送中にダンボールが壊れてしまうかもしれません。
どういう順番でトラックに積まれるかわからないので、同じぐらいの重さになるようにうまく梱包をしましょう。
ステップ2
次にオンラインで送り状を作成します。この時に必要な物はメジャーと秤です。箱のサイズと重さがわからないとオンライン上で送り状が作成できません。メジャーと秤は必須です。
大きいダンボールは家にある体重計に乗せてしまうと、表示部分が見えないので、専用の秤を買うといいです。
英語ではPostal Scaleといって、体重計のような秤なのですが、重さを表示する部分が伸びるようになっています。日本によくある体脂肪計のような感じですね。Amazon.comで20-50ドルほどで売っています。
荷物のサイズと重さを測ったら、オンラインで送り状を完成させましょう。この方法のいいところは、値段を確認しながら、中身を自由自在に入れ替えられるところです。
送り主や送り先の情報を登録したら、そこからダンボールの数だけ一つ一つ詳細を入力をしていきます。箱のサイズ、重さ、中身の金額などです。
ステップ3
この時、ダンボールに番号をつけて、何が入っているかを全て記録しておきます。
ダンボールの番号は、送り状の番号とリンクさせて下さい。ダンボールが多いと、どの送り状がどのダンボール用で、中に何が入っているのかがわからなくなります。
また、送った後にダンボールが行方不明になった時など、ちゃんと記録をしていればどれがなくなったのかがすぐにわかります。
ピックアップの予約
全ての伝票を入力したら荷物を取りに来てもらうように予約ができます。
予約はギリギリにしないでください。知人で予約日に誰もこなかった、という人もいました。ここはアメリカです。そんなことも予想の範疇に入れておかないといけません。思ったより早めに行動していきましょう。
梱包の仕上げ
全ての手続きを終わらせたら、オンライン上で支払いをして手続きはおしまいです。送り状を印刷して間違えないようにダンボールに貼っていきましょう。
最終確認をしたらダンボールを完全にテープで閉めてしまいましょう。長距離の引越しの人はかなり頑丈にテープで留めてください。新しいダンボールを使っても信じられないくらいボロボロで届きます。
ピックアップ当日
ピックアップ予定日にUPSの人が来たら、書類を確認して、荷物を持っていってもらうだけです。専用のカートを使って一度に4個くらいのダンボールを持ち出してくれます。何も手伝わなくても一瞬で運び出しが終わります。
無事荷物を引き取ってもらったら、こまめにトラッキング情報(荷物の現在所在地、到着予定日など)を確認しましょう。
荷物が届いたら
無事引越し先に荷物の配達が来たら、送り状を作った時の書類やリストを見ながらちゃんと全ての荷物が届いているか確認しましょう。問題なさそうなら受け取りのサインをしましょう。
この後、ダンボールをその辺に放置しないで、一応中身を全て確認しましょう。アメリカの郵送会社は本当に雑です。中身が壊れていても全然不思議ではないので、電化製品や壊れやすいものが壊れていないかを確認しましょう。
もし何か壊れていたらUPSに報告してください。各ダンボールに対していくらかの保険が付いています。送り状作成時に金額を書くのはこのためです。適当に書かずに、高いものはちゃんと値段を書いておきましょう。
まとめ
このように、UPSを使って、長距離の引越しをすることが可能です。引越し業者を使うより安く引越しができます。筆者はUPSを利用したことによって、思ったより安く引越しができました。
一人暮らしの留学生の方や、カップルの引越しであれば、この方法で問題なく引越せると思います。長距離移動は大変ですが、皆さんも頑張ってください!
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