ドイツのベルリンで長期海外生活を始める際、いくつかの書類手続きが必要になります。その中の1つが住民登録です。この住民登録が無いと銀行口座の開設や携帯電話の契約など、生活に欠かすことの出来ない手続きが出来ないことがあります。
そのため渡航したらまずはこの住民登録を申請しましょう。
今回はドイツのベルリンにて住民登録を取得するために必要な物と、取得するまでの流れについて紹介します。
ドイツのベルリンで住民登録をするには
必要な物
ベルリンで生活の拠点となる住宅を契約したら、速やかに最寄りの市民局へ行って住民登録を申請しましょう。
手続きに必要なもの
- パスポート(もちろんオリジナル)
- 大家さんもしくは不動産会社との住宅の契約書
申請用紙は当日受付にてもらえます。
また市民局の担当者はドイツ語を話しますので、手続きする前に簡単なドイツ語を習得しておくと手続きがスムーズに進みます。
ドイツで住民登録する流れ
市民局を探す
必要な書類が揃ったら最寄りの市民局へ行って申請しましょう。場所が分からない場合はベルリン市のウェブサイト「Berlin.de」で調べると良いでしょう。サイトはドイツ語だけでなく英語などいくつかの言語が選べますが日本語はありません。
受付時間は曜日によっては午前のみ、午後のみなど変則的なこともあるのでよく注意しておきましょう。
事前予約もしくは直接申請しに行く
登録する市民局を決めたら早速申請しに行きましょう。住民登録の申請は、あらかじめ予約をしておくか、予約無しで当日申請する2つの方法があります。
予約をする場合、2で紹介した「Berlin.de」で予約をすることが可能です。ただし予約はいつも一杯のため、辛抱強くキャンセルが出るのを待たなくてはなりません。
予約してから行くこと
そのため予約は日本であらかじめ済ませておき、ベルリンに引越しを済ませたら予約した日時に申請するとスマートに手続きできます。
ただし、もちろん予約するまでに住宅の契約を済ませておかなければなりません。日本であらかじめ契約しておくか、ある程度候補を絞り込んでおき、渡航したらすぐに契約する必要があります。
直接行くと待ち時間がかかることも
しかし事前に予約しなくても当日申請して取得することができるので安心して下さい。当日申請する場合は受付時間内に直接市民局へ行って登録しに行きましょう。
ただし当日申請する場合、他にも同じように書類の手続きをする人が多く並んでいるため、受付開始時間に行ったときにはすでに受付終了しているというようなことが度々起こるのです。
そのため受付開始時間の1時間以上前には並んでおいたほうが無難だと思います。本や音楽など、並んでいる間に時間を過ごせるようなグッズを用意しておくと良いと思います。
担当者に住民登録を申請する
住民登録の予約を事前にしている方は予約番号と1で書いた書類を持って待合室に向かいましょう。当日申請に行かれた方は受付でもらった整理券と必要書類を持って待合室に向かいましょう。
待合室にはモニターが設置してあり、そこに番号と担当デスクの番号が表示されています。自分の番号が表示されたら一緒に掲載されているデスク番号の書かれた部屋をノックして入りましょう。
最低限のドイツ語を知っておこう
先述したように担当の方はドイツ語で話します。これは申請しに来た人がある程度ドイツ語が出来るかどうかを試す意味も含まれているかと思います。
ただ聞かれることは誕生日や引っ越した日にち、結婚しているかなどの基本的な質問ですので、落ち着いて対応すればドイツ語がそこまで話せなくても大丈夫です。
ドイツの住民登録を終えた後
住民登録は即日に証明書を発行してもらえます。証明書はA4でプリントされた用紙なので、オリジナルはきちんとファイルに入れて保管しておきましょう。
コピーを持ち歩くこと
また住民登録の証明書は様々な手続きで必要になることがあるため、オリジナルをコピーして財布などに入れて常に持ち歩いていた方が良いと思います。
無事に住民登録を終えたら銀行口座の開設や携帯電話の契約が可能になるので、そのような暮らしの中で欠かすことのできない手続きは素早く行なっておくことが海外生活において大切になります。
ドイツで引越しする場合の住民票の扱い
違う場所へ移動する場合
住民登録は同じ場所に暮らしている限り更新など必要ありませんが、もしも同じベルリン内で引越しをする場合は新たに登録をし直す必要があります。
引越し先の最寄りの市民局へ行って最初に登録した手順で再度住民登録を申請します。その際、前に登録した市民局に行く必要はありません。新しい場所で登録すれば自動的に前の住所から更新されます。
ただ、引越しをした場合は日本と同様に銀行など前の住所を知らせている所に新しい住所を伝えることを忘れないようにしましょう。
他国への引越し、日本へ完全帰国する場合
他の国への引越しや、日本に完全帰国する場合は登録した市民局へ行き住民登録から外してもらう手続きをしましょう。その際はパスポートと今持っている住民登録の証明書を持って行きましょう。
まとめ
海外生活はとても貴重な体験です。実りある海外生活にするためには住民登録を始め、いくつかの手続きを素早く済ませてしまいましょう。
慣れない地で大変な思いをすることもありますが、それも貴重な体験だと思って臨みましょう。
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