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魅力的な高利回り!ラオスで銀行口座を開設するには

ラオス4大銀行の1つ共同開発銀行の支店

ラオス国内の銀行の利回りをご存知ですか?なんと普通醵金で約3%弱、1年定期預金なら驚きの約6%弱の利子が付きます。ゼロ金利が長く続く日本の銀行では考えられない、高利回りのラオス国内の銀行。

特定の銀行の金利だけが目立って高いのではなく、ラオス国内の銀行金利はほぼ横並びなので、ラオスの金利が平均的に高いと言えるでしょう。高利回りが非常に魅力的なラオスの銀行での口座開設をする方法を紹介します。

目次

ラオスの銀行とは

東南アジアで最も開発が遅れているラオスですが、ライス資本の主な銀行だけでも次に挙げる物があります。

  • ラオス外商銀行「BCEL」Banque pour le Commerce Exterieur Lao
  • ラオス農業銀行「APB」Agriculturel Promotion Bank
  • ラオス開発銀行「LDB」Lao Development Bank
  • 共同開発銀行「JDB」Joint Development Bank

など大手銀行と呼ばれるものが4行存在しているのに加え、外資の銀行も沢山存在します。

  • バンコク銀行「Bangkok Bank Pcl」
  • サイアム銀行「Siam Comercail Bank.co., Ltd」
  • クルンタイ銀行「Krungthai Bank.co., Ltd」
  • アユタヤ銀行「 Krungsri Ayudthaya Bank.co.,Ltd」
  • タイ農業銀行「KASIKORNTHAI BANK limited」

などのタイ系銀行や、

  • フランス系のラオフランス銀行「Banque Franco-Lao Ltd」
  • オーストラリア、ニュージーランド系のANZ銀行「Australia and New Zealand Banking Group Limited (ANZ)」
  • 日系ではマルハン銀行「Maruhan Japan bank PLC Vientiane branch」

など約40行が営業しています。

ラオス人の銀行利用率

ラオス人の銀行利用率は30%程度と言われているようですが、近年の好景気から口座開設に踏み切るラオス人が増加しています。各銀行共に取り扱い預金額は上昇傾向にあると言えるでしょう。

私が移住した当時は先輩居留者から「ラオスの銀行は外国人名義だとすぐに口座凍結するから気を付けろよ!」などと散々脅かされたものです。しかし全くそんな話を耳にする事も無く今に到ります。

酒の肴に新人居留者をからかって楽しんでいただけで、担がれてビビッていた私が無知だったのですね。

外国人居留者にとってユーズフルなラオスの銀行は?

銀行カード

※ラオス外相銀行のキャッシュカードUnionPayのマークが中国の影響力の強さを示しています。

おすすめの銀行

ビエンチャン市内に住むのであれば、どこの銀行でも大差は無いと思います。

仮にビエンチャン以外に住むのであれば、先述した大手銀行の4行が便利です。ラオス国内全土で展開していますので、窓口業務やATMの数が圧倒的に多いのが特徴です。

インターネットバンキング

近年BCELは他行に先駆けて、インターネットバンキングやモバイルバンキングのサービスを開始しています。

国際キャッシュカード

キャッシュカードも国際キャッシュカードとして「Union Pay」に加盟しているので海外でも使用できます。またVISAとも提携しているのでクレジットカードの発行も可能です。

私の周りのラオス人や外国人居留者の利用率が最も高い銀行ですので、安心できるのではないかと感じています。因みに私は2009年にこちらで口座を開設しています。

銀行預金!ラオスの利回りの実態をご紹介

利回り

※ラオスの銀行の利率表です。かなりの高利回りと言えるでしょう。

金利

私自身は銀行金利には余り興味が無いもので、漠然と「ラオスは高利回りである。」程度にしか認識していなかったのですが、先程数件の銀行の金利を確認してきました。

2017年7月現在のラオスのある銀行の金利は次のとおりです。

ラオスkip建て定期預金

  • 03ヶ月:3.20%
  • 06ヶ月:4.02%
  • 12ヶ月:5.72%
  • 24ヶ月:6.84%
  • 36ヶ月:6.90%
  • 48ヶ月:6.97%
  • 60ヶ月:7.04%

過去記事「ラオスで働くなら知っておきたい!ラオスのお給料事情」で既に紹介しましたが、普通預金の金利が12ヶ月で約2.3%です。定期預金の利回りが特別良いようにも感じないのですが、5年定期の場合は年利7.04%なんですね。

外貨預金はアメリカドル建てとタイバーツ建てで口座開設が可能です。

  • 03ヶ月:2.00%
  • 06ヶ月:3.00%
  • 12ヶ月:6.00%
  • 24ヶ月:6.50%
  • 36ヶ月:6.90%
  • 48ヶ月:6.75%
  • 60ヶ月:7.00%

となるので、ラオスkip建てに比べると少し見劣りしてしまいますね。

銀行内に銀行金利一覧表が掲示してありますし、無い場合は銀行員に尋ねればすぐに教えてくれます。

実際にラオスで銀行口座開設時に求められる書類とは

銀行口座開設の流れ

口座開設を行う取引銀行が決まれば、あとは実際に銀行口座開設の手続きを行うだけです。特に難しい事はありませんので、簡単に流れを説明します。

銀行口座の解説までの流れ

  1. 窓口で口座開設を申し入れる。
  2. 必要書類の記入(アルファベットで記入)。
  3. 必要書類(ビジネスビザ付きのパスポート、ワークパーミット、ステイパーミット)を銀行員に提示しコピーを取ってもらう。
  4. キャッシュカードが必要な場合は同時に申し込む。

以上です。簡単ですね。通帳は即時発行してくれます。キャッシュカードは1週間~10日間程度で申し込み窓口に届きますので、取りに行きましょう。

必要書類

必要なものは開設時に預け入れるお金とビジネスビザ付きのパスポート、ワークパーミット、ステイパーミットです。印鑑は必要ありません、パスポートに記載しているサインを求められます。

電話番号も必須

連絡先の電話番号も必要ですので、先にラオス国内の通話SIMカードを準備しておきましょう。

銀行や支店によっては「旅行者でもパスポートだけで口座開設できた」という話も聞きますが、年々厳しくなっていますのでなんとも言えません。ご希望の方は自己責任でトライしてみて下さい。

ラオスで銀行口座開設時に注意するべきポイントとは

ラオスのatm

注意点

必要書類が揃えば基本的には、ラオス国内であれば、どこでも口座開設が可能となります。

ここで、注意したいのが「生活のベースになる地域で銀行口座を開設する」ことです。首都ビエンチャンは政府直轄地となりビエンチャンD.Cとなるので、ビエンチャン市内で開設した口座を他の行政区分で操作するのに手数料が発生します。

私はビエンチャンD.C以外の地域に住んでいるので、首都での出入金には必ず手数料を求められるため、予め地元で出金してから首都に向かいます

数年前にビエンチャンでドルの入金をしようとした際に「この通帳じゃ、手数料が掛かるから地元で入金した方が良いよ」と窓口の女性に教えてもらいました。

まとめ

順調に経済成長が続き通貨としての信用も上がってきたことから、利回りの良いラオスでの銀行口座開設には注目が集まっているようです。近年旅行者から「銀行口座を開設したいのだけれども、どうすれば?」という質問が増えてきています。

マネーゲームの投機先としてラオスが注目されるのは、正直言って余り良い気持ちがしません。それよりもラオスで暮らす事や働く事を選択して欲しいと願うばかりです。

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この記事を書いた人

2000年から東南アジアを中心に滞在型の旅行(タイに1年半、中国に2年など)を続け2008年にラオスに移住しました。
現在は飲食店の経営や旅行商品の開発を行いながら暮らしています。
趣味はバイクツーリングとビールを飲みながらギターを触ること。
ラオスに興味がある方はご連絡ください。

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