バンクーバーから行けるスピリチュアルなソルトスプリング島で週末癒しの旅

浜辺 カナダ生活・移住

皆さんこんにちは。カナダにあるソルトスプリング島ってご存知ですか?

最近は2016年の年末から始まった石原さとみのイーオンのCM で名前が登場するので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、それでもカナダに住んでいない限りまだまだ知名度は低い場所かもしれません。

しかし、ここにはかつてはヒッピー文化が花咲き、今ではカナダ国内外の芸術家がこぞって住む、ローカルカナダ人にとっても憧れの癒しの島です。

ソルトスプリング島への行き方

ソルトスプリング島にはカナダ西部のバンクーバーから船、または小型機で訪れることができます。

船だと早いルートで約1時間半、飛行機だとバンクーバーの中心地から約35分ほどで着きます。私は過去に3回訪れましたが、どちらもフェリーで行きました。

島

最初はマウンテンバイクを持っていき、2度目と3度目は車ごとフェリーに乗り込みました。

というのも、島では公共バスも数時間に一回ほど出ているようですが、何しろスローな島なので、港から中心地までの交通手段が他にありません。

なので港から中心の町まで、徒歩か、自転車か、ヒッチハイクか、または車か、といった選択肢になります。

ソルトスプリング島歴史〜ヒッピー文化〜

この島を訪れたことがあるなら誰もが独特のオーラ、不思議な雰囲気をどこかしらで感じるのではないでしょうか?

昔はのどかな人の少ない島だったようですが、60〜70年代頃から、アメリカの人種差別から逃れるために多くの黒人たちが移住したそうです。

ただ意外と知られていないのが、日本人の存在です。この島に早くから移住して農業を進めていたのが日本人だそうで、町の至る所で日本人の名前が通りの名になっていたり、島だけで通用する通貨に日本人の肖像が載っていたりします。

ソルトスプリング島のサタデーマーケット

野菜

4月〜10月のサタデーマーケットが有名

特に有名なのが、4〜10月の毎週土曜日に開催されるサタデーマーケットです。

そこでは、ローカルアーティスト達が作った絵、工芸品、オーガニックなコスメや石鹸、アロマテラピーグッズ、また食べ物は釜で焼いた本格パン、ローカルチーズ、ジャム、キッシュなどのペストリー、新鮮なオーガニック野菜、お惣菜、はたまたローカル日本人が手作りで販売しているカレーやおにぎりもあります。

マーケットは島の中心地ガンジスの広場でたくさんのテントを立てて開催されます。

晴れた日にはジャグリングやフラフープをする若者やエキゾチックな楽器を奏でるアーティストなど、自由な雰囲気の中でいろんなアクティビティを見ることができます

マーケットでは、店主の子供なのか、可愛い小さな子供がクッキーなどを売っている姿も見かけました。

ぜひこの島に行く機会があれば、このマーケットはイチオシなので覗いてみてください!

ソルトスプリング島でスピリチュアルな体験ができる場所

この島では至るところに不思議な雰囲気を感じることが出来ます

ヨガ体験

たとえば、ヨガリトリートといって、ヨガの合宿セミナーなども盛んで、有名講師を呼んで、精神と体をリフレッシュすることができます。

オーガニック体験

また、自分でオーガニック野菜などを全て作っている家庭も多いようで、そういった農業体験をすることもできます。

私は前回、島の南のフルフォード港に行った際に、たまたま立ち寄った先で、素敵なスピリチュアルなカフェを発見しました。Morningside Organic Bakery Cafe & Bookstore というお店です。

名前の通り、オーガニック食材を取り扱っており、しかもビーガン(乳製品や卵、魚介類も食べないベジタリアン)フードで、なんだか目新しくしかも健康に良さそうなメニューが並びます。

本も充実しており、ヨガなどスピリチュアルな本もたくさん置いてありました。またMiyako’s creamery という日本人が作ったビーガンチーズも販売しています。材料はカシューナッツなどで、チーズに似た味でコクがあって美味しかったです!

妖精のドア探し

そして、ソルトスプリング島の観光名所の一つ、アースキン山 (Mt.Erskine)での7つの妖精のドア探しも可愛らしいアクティビティで、いつかやってみたいです。

山登りの所要時間は片道1〜2時間だそうで、ハイキングコースに隠されている7つの妖精の扉を探し当てられた人は願い事が叶う、というちょっとスピリチュアルな体験です。

ただ、結構山道が険しいところもあるので、雨具、飲み水や適した靴など装備は万端でいくと良いですね。途中途中の景色も静かな森に霧がかかっていたりして、まさしく妖精が現れそうで幻想的です。

ソルトスプリング島までの船旅

また、ソルトスプリング島に行くまでの船旅も、ガルフ諸島のいろんな島や豪華な別荘や海の生き物と遭遇できたりしてなかなか素敵です。私は、夏場にアザラシが泳ぐ姿を見つけたりしました。

運がよければ、シャチの群れがいるよというアナウンスを船内で聞くことがあると噂で聞いたことがあります。

ソルトスプリング島ではどこに泊まる?

私は最初の2回は、ホテルではなく民宿に泊まりました。

宿泊施設のほとんどが民宿

実は、この島にはいかにもホテルという建物はそんなにありません。ほとんどが民宿(B&B:Bed & Breakfast)スタイルなのではないでしょうか。でもこのB&Bがまたいい味出しているんです。

現地の方がいかにこの島のファンになってもらおうと努力しているか伝わってくるような民宿が多く、手作りの食事や家や内装、インテリア、ローカルの食材などなど、至る所で手作り感を感じられます。

また彼らの居住スペースの隣が宿泊部屋だったりするので、何かあれば気さくに声を掛けられる雰囲気です。

以前泊まったところでは、朝ごはんに地元の島で手作りされたチーズと、オーナーの女性が手作りで作ったジャムとマフィン、バターが出て、それはそれは美味しくて感動しました。

自給自足

また、この島は基本的に田舎で緑に囲まれているので、自給自足をする住人も多く、B&Bの敷地内に農場があって、牛、馬、羊、ヤギ、鶏、豚、鴨などを飼っていて、早朝に鶏の声で起こされるといった田舎ならではの体験もできます。

犬や猫を飼っている民宿も多いです。

民宿オーナーは兼アーティストで、作品を作りながら民宿を営んでいる人も多く、作品がさりげなく飾られていたり、インテリアになっていたりと泊まりながらアートを楽しむ事も出来るでしょう。

日本人宿もある

また、日本人で民宿を営んでいる方もいて、広い土地でほぼ自給自足の生活をされる方にも出会いました。庭には、鶏、アヒル、羊などがたくさん放し飼いされていて、蚕も飼われていました!

住まれている大きな家もご自身で建てられたそうで、何から何まで手作りでびっくりしました。この島には結構日本人も住んでいるようで、この独特の雰囲気に魅せられる人も多いんだなとつくづく感じました。

カヌー

今年行った3度目の訪問では、湖畔に立つコテージに泊まり、朝夕の美しい湖面と森の景色、また無料でカヌーを楽しむことが出来ました

大変シンプルなコテージでしたが、子育てに忙しい日常からまるで異次元に来たようで、心からリラックスできました。

マックスウェル山の絶景

マックスウェル山 (Mt.Maxwell) は島でも有名な絶景スポットです。

私は車で頂上まで上がりましたが、途中から舗装されていないワイルドな砂利道になり、更に急な坂もあるため、スリップしないかハラハラドキドキしながら、ゆっくりゆっくり道を確かめながら登りました。ハイキングでも登れるそうです。

頂上からの景色はまさに絶景で、この島とバンクーバー島の間の島々などが美しい地図のように見渡せます

往復の砂利道で、車はすっかり灰色になってしまいましたが、一度は登ってみることをおすすめしたい景勝スポットです。

ソルトスプリング島でアートギャラリー巡り

この島にはたくさんのアーティストが住んでいて、アートギャラリーも多数存在します

島の中心地ガンジスにもいくつかギャラリーはありますが、船内や観光局でもらえるアートギャラリーマップを参考にすると、島全体に散らばっているのが分かります。

これらを巡るにはやはり車が必要となります。自家用車の他に、レンタカーやタクシー(要予約)という手もあるようです。

ソルトスプリング島の美味しいスポット

上記のアートギャラリーマップですが、アートだけではなく、チーズ工房やラベンダーファーム、ビール工房、ワイナリーなど、グルメ分野なども載っています。

地ビールが美味しい

私のパートナーは、Salt Spring Island Alesという地ビールをとても気に入っていました。

私はタイトルからは外れますが、島の南にあるラベンダーファームで色んなタイプのラベンダーを嗅いでみたり、絞りたてで新鮮なラベンダーオイルを購入したりとラベンダー畑を満喫しました。

あとは中心地ガンジスにある、ハーバーハウス(Harbour House Hotel)のレストランでの食事もとても美味しかったです。

食材の多くは、この島で採れたもので、また提供される野菜の多くはこの敷地内にある有機農園から採れた新鮮な野菜ばかりでした。一度は試してほしいレストランです。(2017年9月現在閉店中)

イタリアレストラン「アンティペスト(Auntie Pesto’s)」もおすすめ

また、サタデーマーケットがあるセンテニアル公園近くの海に面したイタリアンレストラン、アンティペスト(Auntie Pesto’s)もおすすめです。

ロケーションがいいので夜は混んでいて、サービスは若干遅かったですが、海の横で眺めが良く、パスタやムール貝などの食事も美味しく、素敵なレストランでした。

また、ソルトスプリングコーヒーはバンクーバーでも知られているコーヒー豆のブランドで、この島にはオリジナルのカフェがあります。(2017年9月現在改装中)

バンクーバーの港トワッセン港の待合室にもカフェがあり、島のコーヒーが楽しめます。

一度は行きたいツリーハウスカフェ

そして、島でも一番有名なレストランとも言える、ガンジスのセンテニアル公園の横にあるツリーハウスカフェ(Tree House Cafe)は一度は訪れて欲しいレストランです。

場所もショッピングエリアの真ん中で、その名の通り、大きな木がレストランの建物からにょきっと生えてきているようで、とても目立っています。夏は毎晩のようにミュージシャンのライブも楽しめるようです。

食事も朝食から夕食、チャイルドミールもあり、サンドイッチから、この島でも名物のラム肉のバーガー、メキシコ料理のケサディーヤ(チーズ入りタコス)やタコス、タイカレーやご飯丼物、ベジタリアンのメニューも揃っていて美味しく、かつヘルシーです。

まとめ

ソルトスプリング島はヨガやベジタリアン、ヘルシー志向、癒されたい方、カナダの美しい風景に出会いたい方、アウトドアが好きな方、手芸などが好きな方、アートが好きな方、動物が好きな方、農業体験がしてみたい方、ファミリーでの夏休み旅行などなど、いろんな方が楽しめる島です。

私もカナダに住んでいてずっと興味があり、やっと訪問できた時には、ソルトスプリング島の雰囲気が大好きになって、また戻ってきたいと思い、これまで計3回訪れています。

自然もたくさんの癒される島ですが、独特の雰囲気、文化が根付いているので、毎回目的を変えて楽しめそうです。

次回もまた、ローカルのB&Bに泊まって、ローカルの人々の優しさに触れ、島の新鮮な食事を堪能し、ヨガ体験をしたり、また妖精に出会えるハイキングに挑戦してみたいです!

皆さんもバンクーバーに長期で滞在する際には、特に気候のいい夏場に、ぜひこの島に遊びに行ってみてください!

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