この時期のヨーロッパといえばやっぱりクリスマス。日本でのお正月に感覚が近く、ほとんどの会社でクリスマス休暇があります。ドイツも11月に入ったとたん街はクリスマスの雰囲気に染まり、クリスマスマーケットが始まると一層華やかなムードに。
ドイツで過ごすクリスマスの風景をご紹介します!
クリスマスに染まるドイツの街
11月
11月に入ると日本同様にクリスマスツリーがあちこちに立ち並び、クリスマスモード全開になります。
中旬ころからクリスマスマーケットがオープン。ドイツの多くの都市では12月23日にマーケットは閉まってしまい、24、25日の本番は街は静かになります。
マーケットは様々なところで行なわれているので、クリスマスまでに色々回ってぜひ楽しみたいイベントですね。
この期間はクリスマスソングを演奏する音楽隊が街に出てきたり、サンタさんである「セント・ニコラウス」が来るイベントが行なわれていたり、とても華やか。
マーケットには移動の観覧車や小さな遊園地ができることも!
また、様々なクリスマス・デコ(飾り)も楽しみのひとつ。毎年少しずつ買い足して、この時期は我が家も飾りつけに勤しんでいます。
ヨーロッパのサンタさんはリアルです。
ヨーロッパではよく見かけるこの人形は、童話にもある「くるみ割り人形」。歯と歯の間にくるみを入れるとパチンと殻が割れる、伝統的なクリスマスの人形です。30cm以上の、なかなか大きいものもあります。
ついついお菓子や小物を買い過ぎてしまいますね。
クリスマスマーケットの楽しみ方
食べ歩き
さて、そんなドイツのクリスマス期間の醍醐味と言えば、やっぱりおいしいものですよね。マーケットを覗きながら食べ歩きするのはクリスマスの雰囲気を思い切り満喫できる楽しい時間です。
ラクレット
こちらは「ラクレット」。羊のチーズを目の前で溶かし、パンに塗っていただきます。お好みでハーブオイルやにんにくオイルを垂らして、胡椒をかけて出来上がり!
ラクレットはクセがなく、日本人でも食べやすい味だと思います。出来たてを寒い空の下で食べるのは最高です。
鮭のスモークグリル
こちらは鮭のスモークグリル。丸ごとスモークしている鮭を剥がしてくれます。ソースを選んだり、パンに挟んでもらったりすることもできますよ!
グリューワイン
クリスマスマーケットと言えばこれ。温めた赤ワインにシナモンとお砂糖の入ったグリューワインは様々なお店で売り出され、お好みの味を探すのも楽しい”大人クリスマス”が満喫できる定番メニュー。
お店によってグラスが違うので、お土産に持って帰ってもOKです。その年によってデザインが違うお店もありますので、集めるのが楽しみ!という人は多いはず。
牛肉の串焼き
牛肉の串焼き。30cmほどの串に刺さった大きなものも!みんなでシェアしたりすると、お祭り感が出ていいですよね。
ご紹介しきれないくらいたくさんのメニューがあるので是非、実際に歩いてみてくださいね。色々なものにパンがついてくることが多いので、たくさん食べ比べしたいときはパンでお腹いっぱいにならないようにセーブが必要です!
クリスマス12月のマストアイテム
アドベントカレンダーをゲットしよう
12月に入る前に必ず用意しておきたいアイテム、Adventcalender(アドベントカレンダー)。12月から1日1つ何かプレゼントがもらえるアドベントカレンダーはクリスマスのまさに醍醐味。
お菓子のメーカーはもちろん、化粧品、香水、紅茶、おもちゃなどバリエーションは年々増えているようです。金額も1ユーロ未満から100ユーロ超えのリッチなものまで多種多様!
子どもだけでなく大人も大好きなアドベントカレンダー。ぜひお気に入りをゲットして、クリスマスまでの期間を楽しく過ごしてくださいね。
ちなみに我が家はアドベントカレンダーを手作りし、夫婦でお互いに入れあっています。家族とのコミュニケーションツールとしても役立ってくれて、なかなか重宝しています。
自宅で楽しむドイツのクリスマス
華やかなクリスマス準備期間を終え、24日からはほとんどすべてのお店は閉店、レストランなども多くが休みを取ってしまいます。クリスマスマーケットもドイツはほぼ終了(パリ、ベルギー、オランダなどは開いているところも多いようですが、ドイツは1番きっちり閉めている感じがします)。
みんな自宅で家族とクリスマス料理を食べ、のんびりと過ごします。クリスマスにドイツ人のご家庭にお邪魔したときのお料理をご紹介します。この地域で伝統的なコース料理なんだとか。
かぼちゃのスープ。前菜ですが、かなりがっつりの量感です。クルトンも手作りで大きめ!お酒はSekt(スパークリングワイン)にオレンジリキュールを混ぜたもの。
コースと同時進行で行われたラクレット。
家庭用のラクレット用ホットプレートがあるお宅は意外と多く、小さなフライパンの上に野菜や好みの肉、パンをセットしてチーズを乗せて炙ります。気軽に「お好み焼きパーティ」的なノリで行えます!
サラダに乗っているのはナッツの入ったムースです。クリーミーで、ちょっと重ため。
メインはやっぱりお肉!この日は鴨のステーキに、アスパラガスやじゃがいもで付け合わせをしていただきました。
デザートには手作りプリンとアイス、食後のリキュールチョコレートとフルコース。
ドイツの家庭料理はさすがなかなかの量で、普段はたくさん食べる私もギブアップしそうに。
おいしい食事をしながら、話が大好きなドイツ人は色々なことを語り合います。大騒ぎするパーティと言うよりは、リラックスする時間という感じでした。
まとめ
ドイツのクリスマスは国民的な行事として歴史があり、宗教的な意味も含めとても人々に大切にされているのだなと感じます。
街やマーケットの様子も日本と大きく違うので、この期間はかなり新鮮な気分で楽しめるのではないかと思います。
ぜひ準備から当日まで楽しみ尽くしてくださいね!Frohe Weihnachten!(良いクリスマスを!)
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