海外に行く際、現地の通貨はどのようにして手に入れたらいいのでしょうか。
インドでは、銀行ATMで国際キャッシュカードやデビットカードなどを使って簡単に現地通貨を引き出すことができます。両替所よりも手間が少なく、使いたい分だけを引き出すことができるのでとても便利です。
旅行中に現金が足りなくなってしまったという方、またインドで中・長期滞在する予定がある方、ぜひインドの銀行ATMを使ってみましょう。
海外ATMで使えるカード
新生銀行などが発行している国際キャッシュカード、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などのデビットカードは海外のATMで使うことができます。
またクレジットカードでのキャッシングも可能で、VISA(Plus)系やMaster(Ciirus)系であればほぼすべてのATMで使用することができます。
インドのATMでは必ず入り口等に使えるカードのマークが書かれています。たいていどの銀行ATMでもVISAカードもしくはMasterカードが使えます。
インドのATM事情
インドのATMは、空港にはもちろん都市部であればいたるところに設置されています。ほぼすべて24時間営業で土日・祝日も開いています。
ATMからの引き出しにかかる手数料は、銀行によって異なります。手数料はお金を引き出す前にATMの画面に表示されることが多いです。レシートでも確認できますが、まれに記載されていないことがあります。
おすすめはState Bank of India (ステイトバンク・オブ・インディア)
1番のおすすめはState Bank of India(ステイトバンク・オブ・インディア)です。ステイトバンクのATMでは国際キャッシュカード、デビットカード、VISAやMasterのクレジットカードを使用することができます。
引き出し手数料が無料
そして何よりのおすすめポイントは、ATMの引き出し手数料が無料という点です。他の銀行ATM(Citi bankやHDFC bankなど)では、引き出しに150〜200ルピーほど(日本円でおよそ250円〜350円)手数料がかかってしまいます。
大きい額をまとめて引き出せばあまり気にならないかもしれませんが、細かい額を何回も引き出したい場合は手数料がかからない方が断然お得です。
またステイトバンクはインドで最も有名な銀行の1つで、国内に設置されているATMの数も多いため見つけやすいと思います。
実際にATMで引き出してみた
では実際にどのように引き出すのか、今回は新生銀行の国際キャッシュカードを使って試してみます。
ATMの右側にカードの差し込み口があります。
日本のATMのように入れたままにするのではなく、1度差し込んだらすぐにカードを引き出します(カードが吸い込まれるのを予防するためにこのような仕組みになっています)。
カードを引き出すと暗証番号を入力する画面に変わるので、左下にあるボタンを押して入力しましょう。番号を入力したあと「PRESS HERE」を押してください。次に取引を選択する画面になるので「CASH WITHDRAWAL」を押します。
すると、引き出し方法を選択する画面に変わります。
国際キャッシュカード、デビットカード等を使って日本の銀行口座からお金を引き出す場合は「SAVINGS」、クレジットカードのキャッシング機能を利用する場合は「CREDIT」を選択します。
そして、引き出したい額を入力し「YES」を押します。
取引が完了すれば下の取り出し口から現金が出てきます。
インドのATMで引き出す際の注意点とポイント
引き出せないこともある
まれにATMが故障していて作動していない可能性があります。
また作動していてもATM内にお金が入っていない場合もあります。例えば細かい額を引き出そうとしても十分なお金がない場合「100ルピー札がありません」等の表示が出ます。
私の経験上、2,000ルピー札(1番高額な紙幣)を引き出そうとして「お札がない」と表示されたことはありません。もし細かいお札が入っていない、そもそもお金が入っていなくて引き出せない、という状況になったら別のATMを試してみてください。
1日の引き出し限度額は40,000ルピーまで
1度に引き出すことができるのは10,000ルピーまでです。
10,000ルピー以上引き出すときは数回に分けて引き出しましょう。また1日の限度額は40,000ルピーまでです。その点も注意してください。
海外でカードを使う際の事務手数料
ステイトバンクのATMを使えば、ATM自体の使用手数料はかかりませんが、海外でカードを使ったことによる事務手数料がかかります。
事務手数料はカードの種類によって異なります。
今回使用した新生銀行の国際キャッシュカードは事務手数料が4%なので、例えば10,000ルピーを引き出そうとすると(仮に1ルピー=1.7円とします)
10,000×1.7×0.04=680円
つまり680円が事務手数料としてかかることになります。使用するカードの事務手数料がいくらなのか事前に確認しておきましょう。
細かい額を引き出すのがおすすめ
インドは買い物の際、少額のものを大きな紙幣で支払おうとすると、たいてい「お釣りがない」と言われます。
高級なデパートなどではそのようなことはありませんが、街中のバザールや交通機関を使用する際は必ず細かいお金があった方が良いです。
一度に大きな金額を引き出すのではなく、少額を何回かに分けて引き出しておくのがおすすめです。
まとめ
海外ATMに対応しているカードを持っていけば、インドの町中のATMで簡単に現金を引き出すことができます。
日本円を持っていって両替所で現地通貨を手に入れる方法もありますが、空港以外だとなかなか両替所が見つからなかったり、レートや手数料が高かったりする場合があります。
その点を踏まえると、わざわざ両替するよりもATMを利用する方が手間が省けるのでおすすめです。ぜひインドの銀行ATMを活用してみてください。
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