※ケルン大聖堂外観
ドイツ西部には、雄大なライン川の流れに沿って数多くの都市が点在しています。ドイツはとても緑の多い国。そんな自然豊かな風景に、ライン川はその豊富に湛える水量をもって、さらに力強く華を添えてくれます。
この記事では、ドイツならではの美しい景色を愛でながらライン川沿いを辿る、3泊4日でのドイツ旅行のモデルコースをご提案したいと思います。
私個人のおすすめポイントなども踏まえながらプランを組んでみました。日本での忙しい日々の疲れを癒してくれるような旅行を実践してみましょう。
ケルンで一泊
ケルン大聖堂
西ドイツを旅するのなら、やはり外せない観光スポットになっているのがケルンにそびえ立つ大聖堂です。日本のテレビなどでもしばしば紹介される、有名建造物ですよね。
ケルン中央駅から一歩足を踏み出すと、すでにそこには巨大なケルン大聖堂が待ち構えています。大きすぎて写真に収まりきらないほどですので、記念撮影をする際には充分に距離をとることをおすすめします。
ケルン大聖堂は内部もとても美しいので、外観だけではなく内部の見学もお忘れなく。
ケルンでの宿泊
ケルンでの宿泊には、中央駅とケルン大聖堂からほど近くに位置するラインガルテン(Rheingarten)付近のホテルがおすすめです。
このエリアはライン川沿いで景観が美しく、たくさんのホテルが軒を連ねています。中央駅やケルン大聖堂から川沿いを少し徒歩で移動するだけなので、移動にもとても便利です。旧市街中心部よりずっと優雅な気分で宿泊できますよ。
ボンで一泊
ケルンの次はライン川沿いを電車で20分ほど揺られてボンへ移動します。ボンはドイツを代表するクラシック作曲家ベートーヴェンの生まれ故郷です。
ボンの鉄道駅から中心街へ向かって歩くと、ミュンスター広場にベートーヴェンの立派な銅像が飾られているのが目につきます。季節によっては美しい花々に囲まれたベートーヴェンはとても誇らしそうです。
ボンは春になると日本の桜が咲き乱れる町です。4月ころに旅行すればドイツでお花見ができるかもしれませんよ。それ以外の季節でも、ボンの旧市街はとても美しいので散策の価値ありです。
ボンで私がおすすめしたいのは、「セ・ラ・ヴィ(C’est la vie)」というパティスリーです。ケルン通りに位置しており、中心街や中央駅からは若干離れているのですが、バスに乗ってでも行く価値があります。
※セ・ラ・ヴィのモンブラン
セ・ラ・ヴィ(C’est la vie)店舗詳細情報
- 住所:Kölnstraße 177, 53117 Bonn
- 電話:+49 (0)228 85034488
- 定休日:月曜日
- HP:http://cest-la-vie-cafe.de/
コブレンツで一泊
ボンを出てさらにライン川沿いを45分ほど電車で遡ると、コブレンツに到着します。コブレンツには「ドイチェス・エック(Deutsches Eck)」と呼ばれる最大の観光スポットがあります。
これはドイツ語で「ドイツの角」という意味で、ライン川とモーゼル川が合流する地点が鋭角の地形になっていることからつけられたネーミングです。2つの大河が合流する様は迫力があり、水の色が違うためくっきりと分かれて見えます。
鋭角の形をした広場の正面には、とても大きなモニュメントがあり目を引きます。これはドイツ統一記念碑で、夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を演出してくれます。
※ドイツ統一記念碑
ドイチェス・エックの上にはケーブルカーも通っているため、空から2つの大河を眺めることもできますよ。
フランクフルト国際空港から再出発
コブレンツからフランクフルト国際空港へは、乗り継ぎなしの直通電車で1時間半です。電車は空港直結の鉄道駅に到着するので、迷ったり間違ったりする心配もありません。
日本各都市への直行便も数多く就航しているので、日本へ帰国するならばフランクフルト国際空港の利用が便利でしょう。
他の国へ旅行を続けたい場合
せっかくヨーロッパに来たのだから、他の国もちょっと見てから帰りたいという方は、コブレンツからフランクフルト・ハーン空港へバスで1時間で移動できます。
フランクフルト・ハーン空港はLCCの発着に利用されている小さな空港で、ヨーロッパ各国・各地へ格安で飛ぶことができます。
ハーン空港へのバス:https://www.flibco.com/en#/booking
※緑色のロゴが目印です。
順路を逆に辿る場合には、ケルン・ボン空港からLCCを利用できます。こちらは電車が乗り入れているので、アクセスが非常に良好な空港です。両方の空港ともに、ライヤンエアーなどの格安航空会社が利用できます。
まとめ
冬のドイツは寒くて日照時間も短く、行動が制限されてしまいますが、春を迎えれば天候は落ち着き、太陽も長時間降り注いでくれて行動しやすくなります。
ぜひ4月以降のベスト・シーズンに、ゆっくり癒しのドイツ旅行を計画してみてはいかがでしょうか。ドイツは物価も安い国なので、ローコストで満足の行くバカンスを実現できますよ。
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