アメリカ就職は難しいのか。厳しい学歴社会について解説

ペンとノート アメリカで働く

現在、アメリカに留学していて、このままアメリカで就職したいと考えている人。現在、日本にいて、これからアメリカへ移り住んで就職したいと考えている人。いろんな状況や環境があると思います。

私は在米18年になり、転職もしましたが、アメリカでの就労期間は16年になります。最初は留学生として渡米し、その後ローカルの外資系企業で働き始めました。

初めて就職した頃のことは、なんだかとてつもなく昔のことのような、でもつい2〜3年前のことのようにも思えます。

今あなたがどこにいて何をしていても、アメリカでの就職を考えているのであれば知っておいて困らないと思うことをこれから書いていきます。

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アメリカ就職は難しい

目標

強い覚悟が必要

身も蓋もない言い方ですが、アメリカでの就職はやっぱり簡単ではありません。ちょっとトライしてみるか、くらいの意気込みでは難しいと言えるでしょう。

私たち日本人は当然のことながらアメリカでは「外国人」です。言葉の壁があり、文化の違いがあり、常識の違いがあります。ということは、それらを克服しないといけないわけですね。

日本で働いている外国人の方たちは、国のアクセントは残っても日本語をマスターし、日本の文化を理解し、日本の社会で働くための常識を学んでいます。故郷に残してきた家族がいるかもしれません。異国の地でさまざまなことを学び、乗り越えながら頑張っているのかもしれません。

あなたがアメリカで就職するということは、彼らと同じことをあなたも経験するということです。日本でも大変な就職、これを異国で外国人としてするのがさらに大変だということは、容易に想像がつきますね。

それでも心躍る挑戦!

また、アメリカで働くということはアメリカで暮らすことです。就職にまつわることだけでなく生活全般のことも考えなくてはなりません。

でも、ものは考えようです。これって、なんともエキサイティングではないですか?まさに心躍る「挑戦」です。

言葉も文化も違うアメリカに住み、働きたい。困難は多い、でもそれを乗り越えていきたい。そんな挑戦の心を持つ人にとって海外就職ほどチャレンジングなことはない、私はそう思います。

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ビザなど手続きの大変さを乗り越える!

手続き

まずはビザをクリア!

アメリカで働くためには、たくさんの手続きが必要です。まずは働くためのビザ、これを手に入れましょう。

アメリカのビザは職種の違いなどによってたくさんの種類があり、提出する書類や証明書なども異なります。就労ビザの取得は年々難しくなってきており、弁護士を雇っての取得が一般的です。

大企業への就職であれば会社専属の弁護士がすべて代行してくれると思いますが、小さなローカル会社であれば弁護士探しから自分でしなくてはいけないでしょう。

ビザ取得に関する手続きは相当に骨が折れます。以下の記事も参考にしてください。

暮らしに関する手続きもひとつずつ

また、就職のために日本からアメリカへ移住する場合、生活全般にまつわるたくさんの手続きも待っています。

住む家を借りる、電気やガスを契約する、銀行口座を開く、保険に加入する……。数えたらきりがないほどの「英語での手続き」の嵐です。

すでにアメリカに住んでいる人であっても、就職・転職にあたっては書類の手続きが多く、なかなか面倒です。

アメリカは厳しい学歴社会

本

アメリカは、日本以上に厳しい学歴社会です。

修士号(マスター)があると有利

アメリカ企業への就職を考えた場合、どこの大学を出たかよりも、修士(マスター)を取得しているかどうかとその専攻が大事です。

修士号を取った専攻と就職先の仕事内容がマッチしている場合は非常に有利になります。また、学士だけの人と修士を持っている人では、スタート時の給料にも違いが出てくる場合があります。

ちなみに、アメリカでは日本の大学名などそう知られていません。東大でさえもです。アメリカの大学であれば多少は気にされますが、出身大学には関心を持たれないと言っていいでしょう。

アメリカ就職を目指すなら学士は必須

学歴は、就労ビザを取る際にもとても重要になってきます。高卒以下の場合、就労ビザを取得することは非常に難しいでしょう。最低限、学士を取っておくことは必須です。

そして、より良い条件で有利に就職したい場合は修士を取っておくことを強くおすすめします

アメリカでは年齢はまったく関係ない

時計

アメリカでの就職に、あなたの年齢はまったく関係ありません。日本のように、新卒の若い人が特別に有利ということもないのです。これは朗報ですよね。転職を考えているけれど、年齢が……と悩むことはないのです。

履歴書に年齢を書く必要もありません。就職に必要なのは、あなたの学歴とスキルです。職種によっては、専門の分野での職歴が長い人材を探していることも多いので、そうなるとある程度の年齢の方が有利だったりもします。

アメリカでは、年齢差別は人種差別や性差別と並んで許されないことのひとつです。むしろ経験が豊富な人材を必要とする企業も多いです。キャリアアップとしての転職が一般的というのもうなずけますね。

アメリカ社会には情熱で動くものがある

情熱

簡単にあきらめるのはもったいない

ここまで読んで、「なんだ、学歴が必要、経験も必要……。つまりエリートじゃないと難しいのか」と思った方もいるでしょう。

確かに、修士を取り、英語もハイレベルで、就きたい職種への知識もしっかり持ち合わせている、というのは王道かもしれません。そういった真っ直ぐな道を歩むのは確かに安心です。

でも、アメリカのいいところは、あなたが完璧でなくてもなんとかなる道があるということなんです。情熱で動かすことのできる何かが、ここにあるというのも事実です。

アメリカは今のあなたを映し出す鏡

もちろん、ビザなどの手続きはしっかりしなければいけませんが、英語が不確かでも、学歴がなくても、求人するつもりもない会社に履歴書を持って訪れ、自分を売り込んで仕事をゲットしたというのは、アメリカではよく聞く話です。

タダ働きでいいからと押しかけて働き続け、だんだん認められて正社員になったというケースもあります。

あなたがもし「自分にしかない技術」や「並々ならぬ情熱」を持ち、「有言実行を成し遂げる努力家」であるならば、そういった力技もありです。

条件に合わないからあきらめるのか、条件よりも自分の気持ちに正直にチャレンジするのか。アメリカは自分の姿を映し出してくれる鏡なのかもしれませんね。

まとめ〜アメリカはあなたの挑戦を心優しく待っている

道

アメリカで働くのは簡単なことではない、だからこそ挑戦したいという気持ちになりませんか?

「アメリカで就きたい仕事」がはっきりしている場合、今すぐにでも行動を起こしましょう。その夢はきっとかないます。

「アメリカで何の仕事がしたいのか」が定まらない人や、不測の事態になるべく遭遇したくない人は、アメリカで働くのが自分に合っているのかを今一度じっくり考えてみるのがいいかもしれないですね。

「自分が何をやりたいか」を自分で知っている人にアメリカは優しいです。その情熱と行動力に、きっと応えてくれることでしょう。

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