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フィリピン・セブのダイビングショップで働く私のお給料事情

フィリピンペソ

フィリピンのセブ島は近年、日本人の海外就職先として人気の場所ですが、お給料がどのくらいなのかは実際に働いてみなければわかりませんよね。

給料の額だけでなく、支払い方法や福利厚生の有無、条件・待遇などは、できれば渡航前に知っておきたい情報ではないかと感じます。

私はセブ島のダイビングショップで実際に3年間働いていました。ここでは、当時のリアルなお給料事情をできるだけわかりやすくご紹介していきたいと思います。

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目次

セブのダイビングショップに就職した筆者のスペック

船

以下は私の入社時のプロフィールです。

  • 30代
  • 女性
  • 資格:PADIアドバンスドオープンウォーターダイバー(経験12本の初心者)
  • 英語レベル:買い物できるくらいで聞き取りは苦手
  • ワード・エクセル:授業で習った程度
  • ダイビングショップ勤務経験:なし
  • 海外就職経験:なし
  • 留学経験:なし

何とも散々なスペックです。会社はよく雇ってくれたなと感謝しています。肩書きは「日本人スタッフ」。日本人の同僚は4名いました。仕事の内容は総じてダイビング店スタッフ業務です。

資格のランクが上がるごとに、仕事の内容は変わります。ダイビングアシスタントから、最終的にダイビングガイドになります

週に何度かデスクワークもします。旅行会社からの予約や、お客様から直接送られてくれる予約メールに対応します。また、ダイビングスケジュールの調整、現地ツアーガイドからの電話対応もあります。

セブのダイビングショップでのお給料はどれくらい?

計算

給料詳細

  • 固定月給(社員寮費3万円差し引き済み)
  • 資格ランクにより基本給プラスアルファ
  • 月末締めの翌5日払い(日本円での現金手渡し)

基本給は6万円スタート

はっきり言って安いです。これは東南アジアだからではなく、日本国内のダイビング業界でも同じですが、ダイビングスタッフのお給料は安いです!私の会社の例では、インストラクター以外は月給6万円からのスタートです。

持っている資格にもよりますが、月10万円以上のお給料をもらうダイビングスタッフはほぼいません。ローンなどがある人は、結構大変かもしれませんね。

ですが、セブ島で暮らすならこのお給料でも大丈夫です。3日に1度マッサージに行き、スーパーでコーラやスナックを買い、週に1度外食しても、月に1万円くらいしか使いません。

主な出費の例

  • マッサージ1時間200ペソ(400円)
  • 交通費7ペソ(14円)
  • コーラ2リットル90ペソ(180円)
  • スナック菓子1袋30ペソ(60円)
  • 日本食レストラン刺身定食880ペソ(1,760円)

※1ペソ=約2円(2018年2月)

特典が素晴らしい

お給料は安いのですが、特典が素晴らしいのがダイビングショップです。インストラクターになるまでの費用約100万円を会社が支払ってくれます。また、インストラクターになるには経験本数が100本必要ですが、これは働いているだけでクリアできます。

休日には無料でダイビングができます。研修で色々なツアーに同行し、多くのダイビング経験が積めます。私は3年間で公私合わせて無料で2,000本のダイビングをすることができました。

プロのダイバーを目指すなら、この特典は最高です!

条件や待遇は会社により様々

給料は個人の能力や持っている資格により変わります。交渉して上がる場合もある一方で、ペナルティペイや減給もあります

私は入社3ヶ月目までは研修期間ということで月6万円(手取り3万円)でしたが、その後、昇給しました。

内容は会社によって様々です。就職活動の際は、給料額、仕事内容、待遇をしっかりと見比べましょう!

セブのダイビングショップでの補助や福利厚生は?

計算

住居費

住居は社員寮の個室でした。生活用品はすべて備え付けです。

前述したように、家賃は1ヶ月3万円をお給料から支払います。含まれている料金は以下の通りです。

  • 電気・ガス・水道代
  • 1日3食の食事代
  • メイドさんへの支払い(食事・清掃・洗濯)
  • 通勤用の車代(寮に1台)

福利厚生

  • 移住するための往路航空券料金(契約満了退社の場合は復路にも支払いあり)
  • 勤続1年後、14日の有給休暇と日本帰国の往復チケット支給
  • 自身のダイビング器材がある人には器材管理費を支給

セブのダイビングショップで働くと貯金はできる?

お金

私は1年目から、月に2万円の貯金ができました。1年で24万円です。金額で見ると少ないですが、すでに述べた通り入社時のお給料は手取り3万円ほどだったので、それを考えるとそんなに悪くない貯金額です。

物価が安く生活コストがかからないので、全然頑張らずにお金を貯めることができました!

まとめ~仕事の価値はお給料だけでははかれない

ダイビング業界のお給料制度はとても独特です。額だけを見ると、とてもじゃないけど働けないと思うのが日本人の正直な感覚でしょう。

ですが、実際に働いてみた私は「お金以上の報酬を日々頂いている」と感じました。何もできない素人の私を雇い、プロになるまで育ててくださった会社と上司には心から感謝しています。

お金よりも価値のあるものを手にしたい人、美しい海で思いの限りに潜りたいダイバーには絶好のチャンスです!ぜひ、チャレンジしてみてください!

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この記事を書いた人

都会暮らし・海外暮らしを経て、現在WEBライターとして活動中。
地方移住とWEBワークの融合を実践し、新時代のライフスタイルとして推奨している。
自然と共に暮らすクリエイターズコミュニティー「ソラノイスキア」代表。

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