アジアの海外就職で現在増えてきているのがフィリピン。この記事を読んでいるということは、海外就職に興味がある方でしょう。
特にフィリピンのセブ島は語学留学が盛んで、2018年現在で年間約3万人もの日本人学生が留学に来ています。月に約2,500人もの生徒さんが来るだけあって、どこの語学学校でも日本人スタッフが引く手あまたです。
そこで今回は、筆者も経験したフィリピン語学学校スタッフの良さを紹介していきます。この記事が皆さんの決断の後押しになれば幸いです。それではご覧ください。
フィリピンに多くある英語学学校
近年英語専門の学校が急速に増加
フィリピンは公用語こそタガログ語ですが、学校の授業から英語を使って学ぶシステムがあり、マニラやセブ市内ではどの企業の人も英語が話せます。
もちろん多くの外資系企業が進出してくる現在では、英語の能力が高いほど良い企業に就ける可能性が上がります。
そこで人件費が安く、英語が学べる国として韓国が最初にフィリピン語学学校というビジネスを始めました。2000年代にはセブに1つもなかった日系の語学学校は今や約15校を数え、現在は韓国などの日系以外を含めると100校近くがセブにあります。
日本人の行くところに日本語スタッフの需要あり
冒頭でもお伝えした通り、月に2,500人の日本人が英語学習で訪れるので、それだけ語学学校でも日本語サービスの需要は高まってきます。
筆者もフィリピン留学の経験がありました。そこでは何度も日本人スタッフに助けられて、そしてその姿が5年間語学学校スタッフとして働いた筆者のモデルでもありました。
語学学校の仕事内容
希望者の申し込み対応から空港お迎えまで
フィリピンでの留学経験がある方は容易に想像できると思いますが、まずはメールなどのお申し込み対応をします。小さな学校や韓国系の語学学校だと日本人スタッフは1人か2人なので、日本語向けのメール対応も行います。
筆者が働いていた学校は中規模だったので、メール担当のスタッフがいました。ほかにも日本に営業事務所がある企業などもあり、入学者などの打ち合わせを毎週行います。
入学する生徒さんの飛行機情報を得ると、今度は土日などに空港に迎えに行きます。セブではマクタンエリアとセブ市内エリアに大きく学校が分かれており、特にスーツケースなどを持った留学生はバスやバンで迎えに行くのが基本になっています。
両替から生活の悩みまで全面でサポート
到着すると寮や校舎の案内、禁止事項やセブの危険なエリアなどのオリエンテーションをします。また学校によっては到着後すぐに両替所に連れていくこともあります。
その後は学校生活や日常生活で困ったことがあったときに生徒さんをサポートしたり、連絡事項を共有したりなどします。もちろんパスポートの管理、ビザ手配などの準備や確認などをして、生徒さんがしっかり勉強に集中できる環境をつくります。
語学学校スタッフとして働くメリット
仕事をしながら英語力がアップ
生徒さんのサポートをするときは日本語を使いますが、パスポートを管理したり、生徒さんのレッスン・スケジュールを管理するスタッフはフィリピン人なので、仕事で話す間はずっと英語を使っています。
そのため、英語を使ってコミュニケーションをとることが少しずつできるようになりました。
人脈も発話の機会も開拓次第
また100%日本人相手の学校を除くと、中国、韓国、台湾、ベトナム、タイなどのスタッフがいるので、その場合も英語を使用します。
9割の学校にネイティブ・スピーカーが在籍していますので、英語を使う場面は自分でどんどんつくることができます。
また、毎週生徒さんが入学されるので、いろいろな人との出会いがあることも魅力の一つです。
ビジネスマンからは名刺を頂いたり、Facebookなどで繋がったりなど、交友が広がったことはのちの仕事上でも人生を豊かにするという意味でもすごくプラスになりました。
どのような人に向いているか
接客業と心得る
すでに紹介している通り、基本的には接客業になります。日本の接客業のように、笑顔で明るく接すれば生徒さんからも頼られます。
加えて会社のこと、セブのことを少しずつ知っていけばいろいろな引き出しが増えて、その分、仕事に生きていきます。要は学ぶ心と伝える力があればすごく成長できる環境です。
学びの姿勢があれば成長も無限
また、英語がある程度できる人であれば、生徒さんをサポートできる強みがあります。
逆に英語も一緒に伸ばしたいという方でも、生徒さんと一緒に学ぶのも可能です。そうすることによって生徒さんの気持ちもより分かってくるようになり、より良いサポートができます。
接客業のように、誰かの役に立ちたいという思いがある方にはとても向いている仕事です。またフィリピンへの留学経験があれば、仕事内容も理解しやすいので不安に感じることは少ないでしょう。
ゼロ円留学のインターン制度
2010年くらいから人気のあるインターン制度。今や「ゼロ円留学」とうたっている学校もあるくらい、人気は続いています。
何よりも授業料がかからないのがうれしい点です。「いきなり働くのはまだちょっと心配だ」という方は無給ではありますが、インターンシップから始めてみるのもおすすめです。
基本的にはどの語学学校でもインターン制度があり、4時間実務をして4時間英語のレッスンを受けるシステムです。「まずは英語も伸ばしたい」という方にも向いていますね。そのほか、食事代や寮費、ビザ代も無料になります。
筆者が働いていた会社も20名ほどのインターンがいて、社員の25%くらいはインターンから社員登用になった人たちです。セブ就職に不安を抱いている方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
筆者の体験をもとに、セブの語学学校のお仕事についてまとめました。いろいろな目的で英語を勉強しに来ている生徒さんがいますので、出会いがありその後の関係も続いたりと、とても充実した生活が送れました。
現在も以前筆者が働いていた企業にお邪魔することがありますが、残ったほかのスタッフや新しく入った社員もイキイキと働いています。接客経験や留学経験があれば踏み込みやすいエリアですので、ぜひ検討してみてください。
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