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フィリピン・セブ島の労働ビザ事情とは?私のビザ取得体験記

  • 公開日:
セブ島の海

 海外就職の際にはビザの状況が気になりますよね。フィリピンで就業するには「労働が許可されているビザ」が必要です。

日本人として、日本にいたままではわからない、「外国で働くということ」がいかに大変であるかを、ぜひあらかじめ知っておきましょう。

そこで今回は筆者の経験をもとに、渡航からフィリピンのビザ取得までのプロセスで困ったこと、その他気を付けるべきことを紹介していきます。

フィリピンの労働ビザ

フィリピン

フィリピンの労働ビザは9GビザとPEZA(CEZA)が主流です。セブには経済特区に位置する会社の場合はPEZAビザと呼ばれる待遇の良いビザの取得も可能です。

しかし PEZAビザはフィリピン人社員の人数によって外国人を雇うことができる割合が変わったり、特別な条件があったりしますので、基本的には9Gビザを取ることになるでしょう。

労働ビザ取得までの流れ

9Gビザは一般的な労働ビザです。労働許可書(AEP)と会社の書類を提出すれば面接をすることになります。その後早くて2か月後には取得でき、遅ければ8か月ほどかかる場合があります。

9Gビザを待っている間はPWPと呼ばれる一時的労働許可ビザの書類を提出していれば収入が発生しても問題ありません。

外国人が日本で就業するには、まず自国で手続きを踏んで、その後労働ビザを得てから日本に入国する流れとなります。

逆にフィリピンは世界でも珍しく、まずは入国してから労働ビザを取得します。そのため、到着してすぐに就労できるわけではなく、しっかりと手続きをしてから収入をもらうのが正規手順です。

リタイアメントビザ

9GとPEZA以外では、永住ビザも労働が許可されています。フィリピンのリタイアメントビザは世界の中でも一番取りやすい永住ビザだと言われています。

指定金額をフィリピンの銀行口座に入れておくことでビザを維持することができます。また、35歳から申し込むことができることも難易度が低く人気の理由です。

結婚ビザ

結婚

結婚ビザはフィリピン人配偶者がいると申請できるビザで、承認されるとフィリピンに永住したり就労したりすることができます。

申請後最初の1年はオブザーブ期間ですが、その期間が終わり最終承認がおりさえすれば、毎年更新する必要のない非常に便利なビザです。

フィリピン就職の際に、もしこれらのビザを持っていたり、取得予定があれば面接時にアピールしましょう。会社にとってビザの手続きは人件費や申請費がとても高く、個人でビザを持っている場合は採用側にとってとても魅力的です。

労働許可書(AEP)の取得 

パスポート

労働ビザは移民局が管理していますが、AEP(Alien Employment Permit)と呼ばれる労働許可書は別で、労働局が管理しています。書類とパスポートさえあれば取得可能なものなので、こちらは早ければ到着後数日で受けることができます。

同じ会社で働き続ける限りは、初年度のみの面接でOKなのでとても楽です。また会社のポジションによっては3年や5年での手続きもできます。

面接前は打ち合わせが重要

手続きと面接は同日に行われ、会社に勤務しているフィリピン人が同行することになります。会社によってはフィリピン人上司や会社秘書なども参加します。

労働許可書を得るためには、なぜ外国人を採用しないといけないのか、ということが重要な点になります。面接では、「あなたは今後どんな仕事をするの?」や「なぜフィリピンにきたの?」といった質問を受けます。

「その仕事ならフィリピン人でもできますよね」と言われてしまうと、フィリピン人を雇いなさいという話になるので、面接に行く前には同行するスタッフと打ち合わせをしましょう

例を挙げると「英語ができない日本人生徒を空港まで迎えに行って、寮のお世話や時には病院にも連れて行きます。彼らは英語を勉強しに来るので、到着したときは英語が全然分からないかもしれません」などが決まり文句です。

イミグレーションの面接

労働許可書を取得したら、観光ビザの延長や社内書類の準備をしてイミグレーションの面接にそなえます。

基本的にはまず社内スタッフが書類を提出して、指定された日付で面接に行くことになります。指定日はこちらから理由なく変更することができませんので、指示に従いましょう。

手続きに時間を要する移民局

イミグレーションの面接も、労働局の面接と同様に会社のスタッフとともに臨みます。内容は労働局と被る場合も多く、「なぜフィリピンで働くのか?」や「出国や再入国のルールなどは知っているか?」などの質問がきます。

労働局とは違いイミグレーションの場合は人が混み合います。なぜならそのオフィスでいろいろな種類のビザを申請するためです。朝9時に到着して面接が終わって、登録カードの指紋を取ったときには6時間が経過していたこともあります。

面接後早くて2か月、遅くて8か月ほど経てばビザが下りるでしょう。基本的には1年更新となり、毎年面接に行くことになります。

退職時

ステップ

退職時には注意が必要です。会社がビザに関わる退職手続きを行ってくれる場合と、個人で行わないといけない場合があるからです。

前者の場合は会社の指示に従えば問題なく出国、あるいはそのまま滞在が可能ですが、後者の場合は自分で全部行わないといけないので大変です。

ビザのダウングレード

労働ビザが生きている段階で退職するにはビザのダウングレードが必要になります。

ダウングレードには数週間かかり、手続きが終わると労働ビザから観光ビザへの移行が完了し、指定日から30日間の滞在が可能になります。こちらが一番多いケースでしょう。

時間のかかるフィリピンのお役所仕事

なんと言っても大変なのは、イミグレーションでの労働ビザ取得の面接が終了し、イミグレーション側で手続きをしている最中にそれをキャンセルする場合です。特に出国日を決めている場合などは時間にも追われ精神的にも疲れてきます。

どの手続きをするにしてもフィリピンのお役所仕事はすぐに処理してくれないことが多いので、「飛行機搭乗の日付が迫っている!」と言っても、「プロセスがあるのでそれに合わせてください」と言われるのがオチです。

このようにフィリピンでは、お役所を経なければならない手続きがある場合は必ず、時間と日付に余裕を持つことを心がけましょう。

まとめ

今回は筆者の経験を交えながらフィリピンでのビザ取得や労働するまでのプロセスを紹介しました。

外国人よりフィリピン人の雇用を増やしたい政府にとって、外国人は限られた枠の中でビザを管理されます。場合によっては、外国人の受け入れ態勢が整っていないため、手続きに世界一時間がかかることもあります。

そんなときは事前にしっかり心の準備をして、ストレスをためず、焦らず、のんびり待ちましょう。一方で結婚ビザやリタイアメントビザは世界的にも楽にとれるビザの一つなので、機会があれば考えてみてください。

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Rickson

投稿者プロフィール

国内ホテルで5年勤務後、セブに移住して5年。現在はセブと日本を行き来してフリーランスとして生計を立てています。色々な現地の会社にお邪魔し、お話しを聞いているからこその、現地でしか感じれないことを発信していきます。お仕事の他にもフィリピン人のパートナーと共にセブならではの行事や文化を学んでいます。

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