ワシントンDCにある スミソニアン国立動物園(Smithsonian National Zoological Park)。1889年に開園したこの動物園は、アメリカで最も古い動物園の1つです。
パンダやゾウ、ライオンなど多くの動物が飼育されていているのはもちろん、入場料が無料なので、いつでも気軽に行くことができます。
今回は動物園へのアクセスなどの基本情報から飼育・展示されている動物の情報まで、写真と共に詳しくご紹介したいと思います。(1ドル=109円換算)
スミソニアン国立動物園への行き方
スミソニアン動物園は 市街地のすぐ近くに位置しているので、車でもメトロでも簡単に行くことができます。
メトロの場合
最寄り駅はレッドラインのWoodley Park-Zoo/Adams Morgan駅です。駅を出たら大通り沿いに左へ10分ほどまっすぐ歩くと、動物園の正門が見えてきます。
Woodley Park-Zoo駅周辺にはレストランやカフェも多く並んでいるので、帰り際に休憩したり食事をしたりするのにも便利なロケーションです。
もう少し長い距離を歩けるという方はColumbia Heights駅から行くこともできます。この駅にはイエローラインとグリーンラインのメトロが通っています。
駅から動物園までは徒歩20分ほどと少し離れていて、正門とは反対側の入り口に到着します。坂道が多いので、ベビーカーを押さなければならない方などにはあまりおすすめしません。
車の場合
車1台につき25ドル(約2,700円)で動物園の駐車場を利用できますが、数に限りがあります。暖かい季節の休日などは午前中に満車になってしまうことが多いようです。
直営の駐車場以外にもParking Pandaというウェブサイトを使って、動物園周辺の駐車場を検索し、事前に予約することができます。
直営の駐車場の1番の利点は動物園に近いということですが、確実性を求めるなら事前に近隣の駐車場を予約することをおすすめします。
- Parking Panda (https://www.parkingpanda.com/)
基本情報
- 名称:Smithsonian National Zoological Park(スミソニアン国立動物園)
- 住所:3001 Connecticut Ave NW, Washington, DC 20008
- 営業時間:10月〜3月 8:00〜17:00、4月〜9月 8:00〜19:00
- 電話番号:+1 (202) 633-4888
- 公式サイト:https://nationalzoo.si.edu/
スミソニアン国立動物園の全体マップ
園内は広く、適当に歩くと全てのエリアを見終わる前に疲れてしまうかもしれません。見たい動物を決めて、道順を考えて動くと良いと思います。また、何らかの理由で長く歩けない人向けに車椅子や電動車椅子の貸出しもしています。
マップからわかるように、トイレはあちこちに設置してあるので安心です。また、飲み物、アイスクリーム、綿菓子などを販売するワゴンも多いので、購入場所に困ることはありません。
アメリカでも大人気のパンダ
日本の動物園ではパンダの展示エリアに大行列ができますが、アメリカでも同様です。スミソニアン動物園でも、展示されている動物の中で1番集客が多いのはパンダです。
パンダ舎には3頭のパンダが飼育されていて、それぞれ愛らしい姿を見せてくれます。
こんな無防備な寝姿を見せられたらたまりませんね。
また、パンダ舎にはスタッフ用のモニタールームが設置されていて、繁殖期には24時間体制で観察しているそうです。
パンダ舎の近くでは、パンダに劣らない可愛さのレッサーパンダも飼育されています。
スミソニアン国立動物園の放し飼いエリア「アマゾニア」
私が特におすすめしたいのはアマゾニアというエリアで、アマゾンに住む動物たちを展示しています。
このエリアでは小さな魚からピラニア、人間の身長ほどの大きさがあるアラパイマまで、多くの魚を展示しています。
この魚はエレファントノーズナイフフィッシュと言います。確かに長い鼻がゾウを連想させます。
アマゾニアの中には鳥などの生き物を放し飼いにしているエリアがあります。木々が生い茂った建物の中でバードウォッチングを楽しめます。私は3回行ったことがありますが、訪れる度に違う鳥を見つけられるので、毎回わくわくしながら鳥を探します。
先日行った際は珍しい動物を見つけました。なにかわかりますか?
なんと、ナマケモノです。ナマケモノが放されて、窓辺で昼寝をしていました。
スミソニアン国立動物園のライオンやトラがいる大型ネコ科エリア
メス3頭、オス3頭合計6頭のライオンと2頭のトラが飼育されています。ライオンやトラの飼育エリアは広いので、写真を撮るのはなかなか大変です。よく見たいという方は望遠鏡や双眼鏡を持って行くといいかもしれません。
ネコ科ではありませんが、同じエリア内にはプレーリードッグも飼育されています。
スミソニアン国立動物園のゾウを間近で見られるエリア
スミソニアン動物園では7頭のゾウが飼育されています。ゾウ舎に入ると、ガラスなどの境もなく至近距離でゾウを見ることができ、迫力満点です。
ゾウが人の近くに来るようにエサの設置場所を工夫してあるので、満足いくまでゾウを観察できます。
スミソニアン国立動物園の可愛い小型哺乳類エリア
小動物が好きな方には小型哺乳類館がおすすめです。ここには、フェネックやフェレット、ハリネズミ、マーモセットなど、思わず家に連れて帰りたくなるような可愛い動物がたくさんいます。
こちらはチンチラです。
また、この日は公開されていませんでしたが、日本の動物園では見ることができないスナネコも飼育されています。
スミソニアン国立動物園のゴリラやオランウータンのエリア
ゴリラやオランウータンはガラス張りの舎で展示されています。
運が良いと、このようにガラスの近くへ来てくれます。ガラス沿いに並ぶと彼らの大きさを体感できます。
スミソニアン国立動物園のその他のエリア
ご紹介したエリアの他にもワニやヘビを展示している爬虫類館、ヤギやアルパカに触ることのできる子供動物園、アシカやアザラシがいるエリアなどがあります。
屋外で展示している動物には広いエリアが与えられているため、それぞれ生き生きと過ごしている様子が伺えます。ただ、木や物陰に隠れてしまうことも多いので、見つからない時は本当に見つかりません。
スミソニアン国立動物園のおすすめの持ち物・服装
飲み物とお弁当
園内には売店がありますが、ペットボトルの飲み物は1本3ドル(約330円)ほどかかります。食べ物の販売も一応していますが、ハンバーガーやホットドッグ、フライドチキンなどが多いです。
売店で買うのもいいですが、飲み物やお弁当を持参することをおすすめします。園内は広々としていて緑も多いので、シートを広げてお弁当を食べると気持ちが良いです。
日焼け・熱中症対策グッズ
アメリカは日差しがとても強いです。天気が良い日に動物園へ行く場合は、日焼け・熱中症対策も大切です。帽子、サングラス、日焼け止め、タオルなどを持参しましょう。
虫除けグッズ
動物が住む園内には多くの虫がいます。気になる方は虫除けスプレーや虫刺され薬を持って行きましょう。
歩きやすい靴
スミソニアン動物園は広く、全てのエリアを回るためにはかなりの距離を歩くことになります。スニーカーやぺたんこ靴など、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。
私が動物園へ行った際は、メトロの駅からの往復と動物園内の散策で合計9km歩きました。
まとめ
動物園は子供から大人まで、何歳になっても楽しめる場所だと思います。私はこれまで3回スミソニアン動物園を訪れましたが、またすぐに行きたくなりそうです。
動物の展示だけでなく、その生態や絶滅の恐れに関して説明するパネルもあり、楽しみながら学ぶことができます。また、動物園のウェブサイトにも、飼育する動物や関連する保護活動についての詳細が掲載されています。
何回行っても飽きないおすすめの動物園ですので、ぜひ1度訪れてみてください。
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
【アメリカ求人】アメリカ就職を未経験からでもねらえる!転職エージェントまとめ
アメリカで働くには?アメリカで就職・転職をしたい日本人が転職前に知っておきたい11のこと
あわせて読みたい