【米国留学】アメリカ留学の穴場!コロラド州ドゥランゴの魅力とは

カラフル・コロラド(colorful colorado) 留学

「カラフル・コロラド(colorful colorado)」

コロラド州にぴったりの愛称です。

コロラド州は、山脈、川、湖に囲まれた自然豊かで美しい州です。春は花が咲き、夏は緑あふれ、秋は紅葉、冬は雪と、日本人には馴染み深い四季を味わうことができます。

隣近所の砂漠地帯、ニューメキシコ州やアリゾナ州とはまた違う景色を楽しめます。

今回、私が留学していたコロラド州南部にある、リゾートの町ドゥランゴの魅力と、自身の学部留学経験から得た、留学を最良のものにするための心構えをご紹介します。

アメリカにも四季?壮大で美しい自然に癒されよう

コロラドの川辺

コロラド州は内陸に位置しているのでそれこそ海はありませんが、ロッキー山脈をはじめとする、数多くの山脈と渓谷、そして湖と川を楽しめるリゾートと言っても過言ではありません。

空気も澄んでいて標高の高いところで深呼吸すると爽快で、心が洗われるようです。

特に皆さんを感動させるのは、まるで日本にいるような四季を体感できることでしょう。

春には桜に似た花々が咲き乱れ、夏は緑が深くりんごや桃など季節の果物が実ります。秋は山が赤と黄色に染まり紅葉を楽しめますし、冬は雪に覆われた美しい山々を見ることができます。

西部開拓時代の香り、魅力的なダウンタウン

マーケット

フォートルイス大学から2マイルほど離れた郊外にあるドゥランゴのダウンタウン。週末になると馬車が走っていたり、お店には銃や革製品が売られていたりと、西部開拓時代を思い起こさせる景色が広がっています。

どの場所で写真を取っても絵はがきのようにフォトジェニック!また美しいフラワーバスケットが町のいたるところにあり、ストリート全体の管理が行き届いています。

歩いている人々は地元の人から観光客まで様々です。カウボーイハットにウエスタンブーツといった西部ファッションを着て楽しんでいる人もいて、それがまた景観とマッチしています。

気軽に入れるお手軽なカフェから、お高めの雰囲気の良いレストランまでありますので、気軽に軽食を食べたいときでも、デートにも合います。

町を歩いているとカントリーミュージックの生演奏が聞こえてきたりして、まさに映画の世界。心が躍るダウンタウンです。

落とした財布が戻ってきた!治安の良さは日本並み

家

多くの日本人が海外に対して持つ不安といえば、「治安の悪さ」が挙げられますよね。

レストランやレジ待ちでの間、少し目を離したら鞄から財布をすられた。バス停に鞄を置き忘れて戻ったら中身空っぽの鞄がごみ箱に捨てられていた…などという体験談をよく耳にしませんか?

安全な日本と比較すると海外、特にアメリカの治安は良いとはいえません。

しかし、このドゥランゴという町には必ずしも当てはまりません。私の例ですが、ある日買い物を済ませバスに乗りました。ところがうっかりバスに財布を置き忘れてしまったのです。

忘れたことに気づいた時に真っ青になり、半分あきらめモードでバス管理会社に電話したところ、「紫の財布ですね。届けられていますよ」との回答が!しかも中身もすべて無事でした。

ほかにも携帯電話を落としたことがあるのですが、すべて手元へ帰ってきました。たまたまいい人に拾われた…のかもしれませんが、ドゥランゴの土地柄、住む方々の人柄も穏やかです。

ドゥランゴは大学が町の中心にある教育都市であるのと同時に、コロラド州でも有数のリゾート地です。そうなると土地や物価は当然高めですから、住む人々は富裕層、また大学関係者になってくるわけです。

彼らが健全なコミュニティを作り上げているので、自然と常識と思いやりを持っている温かい人々が多くなってくるのですね。財布を落として困った人の気持ちを想像できるので、落し物が戻ってくるのでしょう。

ですが日本と同様、安全だからと言って必ず戻ってくるとも限りません。何も落とさないように自己管理は徹底しましょう。

特に日本人男性に多いのですが、財布をジーンズの後ろに入れてウロウロするのは、「ご自由にお取りください」と言っているのと同様ですから、ちゃんと鞄にいれましょう。

英語の強化に最適の環境!在住者はほぼネイティブ

アメリカの子供

100パーセントとは言えないですが、コロラド州ドゥランゴ周辺に住んでいる人々、フォートルイスの学生は英語ネイティブがほとんどです。

非ネイティブがまったくいないというわけではないですが、アメリカ西海岸、東海岸、カナダ、と比べるとかなり少数と言えるでしょう。特にアジア系の人はほとんど見かけません。

日本人に関しては年度にもよりますが大学にせいぜい10人程度いるかいないかです。その環境を仲間がいなくて不安と捉えるか、英語習得の良いチャンスと捉えるかは人によって異なるでしょう。

ドゥランゴは優しい人が多い町です。留学初期のつたない英語でも優しく答えてくれますし、間違いも気にしません。コミュニケーションをとることを恐れず、話しかけてみましょう。

Try and Error が英語上達のカギです。慣れてくれば会話を楽しむ余裕も自然と生まれてきますよ。

読みまくりの書きまくり!予習が命の大学の授業

教科書

アメリカの大学で多くの人がかなり苦労するのは、とにかく読む量、書く量が半端でないところではないでしょうか。

日本の国立大学は前期に1~2単位のクラスをそれぞれ10~14ほど1週間の中に組み込むのが一般的なシステムです。

一方米国大学では、1期に平均4クラスほどしか組みません。しかし1つのクラスの単位(クレジット)が平均3~4ほどあります。当然クレジットが多くなる分クラスの密度も濃くなります。1コマ2時間の授業が週2日あるのが一般的です。

そして更に苦労するのは、予習、課題です。特にリベラル・アーツ系のクラスは、授業の最後に指定の本を少なくても30P、多いときは100P以上、さらには次の授業までに1冊読み終えてくるように教授から言われることもあります。

そして次回の授業では「読んできた(予習をしてきた)前提」で授業が進行します。

さらにグループ単位のディスカッションがほぼ毎回求められるので、予習を怠ると意見を求められたときに何も言えず、悔しくみじめな思いをしてしまいます。一つのクラスで、半期で6冊以上の本を読まないといけないことも珍しくありません。

したがって、クラスについていく為には、一日に何時間も予習(読書)に費やさなければなりません。さらにアウトプット先として課題のエッセイ(7~10P)を書かないといけません。

最初は読み慣れず、留学生はほぼ全員徹夜を経験します。非常にハードですが繰り返すうちに必ず慣れますし、読むスピードも速くなりますので、辛抱強く頑張りましょう。

バランスが大事。日本人のクラスメイトとの付き合い方

子供たち

海外留学のリサーチをしている皆様、よくこんな言葉を聞きませんか?

  • 「日本人同士でつるむと現地で語学が上達しない」
  • 「日本人同士で話すときも現地の言葉を使ったほうが良い」

賛否両論ある議論ですが、私が感じたことをお伝えします。日本人同士遊んでいいし、日本語を使っていいと思います。

勝手の分からない外国にいるのですから、大学内または同じコミュニティに住んでいる日本人は、貴重な情報ネットワークの構築にお互い必要な存在になりえるからです。

「私は何が何でもここでは英語しか話さない。日本人とはできるだけ関わらない」という姿勢でいると、日本人だけでなくネイティブの友人からもとっつきにくく排他的な印象を持たれてしまうかもしれません。

確かに四六時中日本人だけで一緒にいるのはお互いのためになりませんが、自分からネイティブと英語を話す機会を作ればいいのです。

例えば授業のディスカッションで勇気を出して発言してみたり、授業で疑問に思ったことをチューターや教授に1人で聞きに行ったりして、自分の英語力を上げる機会を作りましょう

また、大学にはキャンプやハイキングなど、アウトドア・アクティビティ・プログラムがたくさんあります。それらに参加してネイティブたちと自然と触れ合いながら、英語の会話を楽しみましょう。

自分で英語上達のためのプリンシパルを握れば、日本人と遊んだり、話したりすることはなにも問題ありません。

私が客観的に見て日本人で周りに日本人がいても英語がとても上手な人の特徴は「朗らか、柔軟、気さく、コツコツ英語の勉強に向き合える人」でした。

また、日本語を忘れないためにも(アメリカかぶれに聞こえますが、言語はたとえ母国語であっても使わなければ表現力が乏しくなります)息抜きの意味でも日本語に触れることは悪いことではありません。

日本人同士で英語を話すのも、お互いがそうしたいならいいとは思いますが、共通した第1言語があるのですから、日本語のほうがリラックスできるのではないでしょうか。

日本語を話す時間と英語に向き合う時間のバランスを見て、上手に切り替えをしましょう。

外国で友達を作るには?自分がされて嬉しいことをしてあげよう。

団子

“Do to others whatever you would like them to do to you”(自分がしてほしいことを相手にもしてあげなさい。)

有名なバイブル(聖書)のゴールデン・ルールです。自分がされて嬉しいことを人にもしてあげましょう。思いやりと好意を惜しみなく見せることです。

日本人の性格上、「引かれたらどうしよう」「迷惑だと思われないかな」とためらってしまい、なかなか行動に移せないこともあるかもしれません。

しかし好意に対して「引く」ということは、アメリカ人には馴染みのない感覚のように見えます。好意からくる行動を素直に嬉しいと受け止めてくれる人が多いです。

ですから小さくても大きくてもいいので人を助けること、人が喜びそうなことを企画することをためらわないでください。

例えば、忙しくしている人に「May I help you?」と聞いてみる、日本料理を作ってふるまってみる等、なんでもいいのです。

私は、留学期間中に同じ留学仲間と日本食パーティーを企画しました。作ったのはカリフォルニアロールや照り焼きチキン、焼きそばなどです。日本食というよりも外国人にもそこそこ知られていて、味も一般受けする簡単な料理です。

それでもみんな喜んでくれて、私の顔を覚えてくれました。そこに来てくれたある女の子とは5年以上経つ今でも親友です。誰かを喜ばせたい、助けたいという心は言葉や人種を越えて伝わります

そこから素敵な友達ができますので、自分にできることから企画してみてはいかがでしょうか。

おまけ!マリファナが合法なコロラド州

マリファナ

コロラド州はマリファナの合法化を採用した州のひとつです。ドゥランゴのダウンタウンの中にもマリファナを売っている場所があります。需要の拡大に伴い年々増えている模様です。

美しいダウンタウンに怪しげなマリファナマークを掲げているお店をぽつぽつ見かけます。

しかし、合法だからと言って簡単に買えるわけではありません。転売規制が厳しく、購入できる量は制限されています。

さらにエントランスでは身分証明書が必須、そして購入者は運転免許証がスキャンされ、購入履歴が登録されます。一度に制限量いっぱいのマリファナを購入すると一定期間が経過するまで再購入ができません。

これにより州外への持ち出し、転売を防止しているんですね。(例えばマリファナ合法のコロラドで購入しても、マリファナを認めていない隣のユタへ持ち出すとたちまち違法です。)

日本ではドラッグ扱いのマリファナがここまで堂々と売られていると、最初は驚くことでしょう。国が違うと法律も様々です。

ちなみにマリファナの商品ですが、乾燥した葉っぱだけでなく、クリームやミントタブレットなども売られています。恐るべしマリファナ・ビジネスです。

まとめ

コロラドの風景

コロラド州ドゥランゴは、美しい自然、温かい人々がそろっています。半面勉強は大変ですが、たくさんの本を読み、論じる訓練は後に人生における大きな能力になるでしょう。

また、大学では飛び級してきた17歳から60代~70代の方々まで一緒に勉強しています。勉強はいつ始めても遅すぎることはないと気づかせてくれます。

コロラド州ドゥランゴ、機会があればぜひ訪れてみてくださいね。

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