海外の移住先として、ニュージーランドは、
- 英語圏
- 移民を多く受け入れている
- ワーキングホリデー制度がある
- 欧米に比べて物価が比較的安い
- 比較的治安が良い
- 原発がない
- 社会保障などが充実している
- 残業は基本的にない
- 海外でありながら、都市においては多くの日本人永住者、長期滞在者、留学エージェントなどもあり、日本語が通じる場面が多い
などの理由から移住先として大変人気があります。
ニュージーランドへ移住するためには、それなりの資金が必要で、どこにどれくらい必要なのかテーマごとに分けて解説します。
ニュージーランドでの生活費用とは
物価概要
ニュージーランドの物価は年々上がっており、特に都市部のオークランドやその周辺地域の物価は顕著です。
多くの日本人を含め、海外からの移住者、世界中から集まる留学生やワーキングホリデーの長期滞在者がオークランドに住んでいます。
ニュージーランド最大都市であるオークランドは、たくさんの語学学校、大学や専門学校が集まっています。
仕事に関しても、日本食レストランやお土産屋さんなどが多くあるため、比較的英語力がなくても仕事を見つけやすい傾向にあります。
これは、日本人以外の海外からの移住者にも共通することで、オークランドにおいては地元の人より外国人の方が多いと思うくらい、移民の都市となっています。
このため、生活費用は年々上がっています。最低時給に関しても毎年上がっており、今後も物価は高くなると思われます。
オークランドにおける主な生活費用は、以下の通りです。
オークランドの家賃
- 1週間:200ドル前後
オークランド街中には外国人向けのアパートが多数あり、日本人しか住んでいないアパート、また外国人と一緒に住むアパートなど比較的簡単に見つけることができます。
この200ドルは個室の平均的な料金で、家族で移住の場合はその倍ほどかかります。
私がニュージーランドに来た当初に住んでいた家の近くです。ニュージーランド人と一緒に1ヶ月弱暮らしていました。場所はシティから車で20分ほどの場所です。
食費
- 1週間:100ドル前後
ニュージーランドにおいて外食は高く1回の外食で食事+コーヒーを含めると30ドル前後かかります。そのため、日本人の多くは自炊をしています。
日本食などレストランで働く場合ほとんどの職場で賄いがあるので節約できます。
娯楽/趣味
日本と比べて娯楽は少ないですが、映画館、ボーリング場、カラオケ、おしゃれなカフェなど都市部を中心に年々増えています。
娯楽など生活費以外の出費は個人によって変わってきますが、物価が高いため、一日友人などと遊んだり、ご飯を一緒に食べた場合、最低でも30~50ドル前後は使います。
英語力アップのための自己投資費用
※私が通っていた学校の写真です。同じ学校内に、語学学校と専門コースがあります。
元々の英語力によって費用が異なる
どれくらい英語力があるのかによって、ニュージーランドでの生活が左右されます。日本人は割と文法は分かっていても、会話力がない人が多い傾向にあります。
オークランドの特に街中の語学学校では日本人が多いため、語学学校や私生活で日本人同士で固まりやすい傾向にあります。そのため、いつまでたっても英語力が伸びないという声もあります。
アドバイスとして移住後、時には日本語が通じる日本人と話し、リラックスすることも必要ですが、何のために海外へ来たのか考えて行動することも重要です。
また、ニュージーランド移住後、語学学校にどれくらい通うのかによって費用や今後の予定も変わってきます。
英語力が伸びず、専門学校へ進めず帰国した人、せっかく専門学校へ行っても英語での授業に馴染めず、日本で考えていたときのギャップに苦しむ人もいます。日本にいる時に可能な限り英語力を伸ばしておくことをおすすめします。
私は日本で社会人生活をしながら英語教室に通い、さらにソーシャルメディアを利用して海外の友人と話すなど、日本で生活しているときも英語に触れる機会を増やしていました。
旅行者以外で外国人が少ない日本でも、都市部を中心に外国人と暮らせるシェアハウスや無料の英語サークルなど外国人と接することができる機会が増えてきました。
また、You Tubeなど無料で好きな時間に好きなだけ、インターネットを利用して英語を勉強できるので私もよく使っています。
移住するためには、英語力、ニュージーランドで生活していくための仕事におけるスキルが必要です。
日本で専門的な仕事をしていた人以外は移住するために学校へ通うことになるでしょう。この費用も英語力のレベルによって、ストレートに専門学校に入る人、英語力がないため語学学校から始める人とに分かれます。
語学学校の費用
- 1週間:250〜300ドル前後
日本人は専門学校入学前に3カ月から半年程通う人が多いです。長い人は1年近く通っていました。専門学校や大学入学には最低でもアイエルツ 5.5位の英語力が必要です。
※ニュージーランドでは、ほとんどの学校で英語力証明としてトーイックを使うことはできません。
専門学校や大学
- 1年間:10000ドル〜15000ドル前後
何を学ぶかによっても費用も期間も変わります。最低でも1年専門学校へ通い、2年間通っている人が多いです。移住するために人気の調理専門学校は2年コースが多いです。
ただ近年、ニュージーランド移民に関する法律が変わり、調理師として永住権を申請するのがむずかしくなりました。
ITやパソコン関係の仕事や教師など、ニュージーランドにおいて不足している職業は移住するための職業として人気があります。しかし、専門学校入学にはアイエルツ 6.5〜7前後の英語力が必要です。
私は、ホスピタリティコースに通っていたため、授業の一環でコーヒーを作るレッスンがありました。
ニュージーランド移住をタイプ別に解説
移住を目標にニュージーランドに来る場合、1人で、パートナーと、家族で移住するのかによって費用が変わってきます。
1年間専門学校に通いながら生活した場合
- 1人:生活費用も合わせて250〜300万円
- 子どもがいないパートナー:400〜500万円
- 家族で移住:500〜700万円
ニュージーランド永住権も含めたビザ申請費用
- 学生ビザ:250ドル※日本から申請する場合は無料
- ワークビザ:300ドル前後
- 永住権:最低でも2500ドル〜
これ以外にも、健康診断、レントゲン、学校卒業証書取り寄せなどが必要です。
ワークビザや永住権は年々取得がむずかしくなっているため、また法律や英語面から考えて弁護士や専門知識を持ったアドバイザーにお願いしている人が多いです。
ニュージーランドへの移住は「オークランド在住3年目の移住者が語る!ニュージーランド移住の進め方」にて解説しています。
費用は、ワークビザで2,000ドル前後、永住権は最低でも5,000〜10,000ドルはかかります。
最後に
ニュージーランドに移住するまでに、最低でも3〜4年、費用にすると1人で移住したとして400-500万円は必要です。3年で取得した人もいれば、10年かかっても取得できない人や、帰国した人、ワークビザでつないでいる人もいます。
海外移住をするのにまとまった資金準備は重要です。どんなに移住したくても費用がなければ移住できません。
また、年々移住がむずかしくなっているため、何のために移住するのか、いずれは日本に戻るのかなど、10年後、20年後の先を見据えた計画を立てることが重要です。
※ニュージーランドドル1ドル=約75円
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