中国・北京の緯度は宮城県くらいでしょうか。冬の寒さも東北から北海道くらいをイメージされればおよそ合っていると思います。
でも北京の方が風が強くて乾燥しているので、体感的には少し違うかもしれません。
今回は北京での冬の寒さで体調を崩さないように、冬の北京の生活の知恵をいくつかご紹介しましょう。
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中国北京で一番寒いのはいつ?
寒いのはやっぱり1月と2月
北京の秋は短く10月下旬から寒さが増してきて11月に雪の降る年もありますが、やはり一番寒いのは1月と2月ですね。
平均気温が0度近くまで下がり、最低気温はときにマイナス20度くらいになることもあります。
実際に辛く感じるのは
中国北部は11月中旬から3月中旬にかけて暖气(セントラルヒーティング)が入るので、部屋の中は暑いくらいになります。
でもこの暖气(セントラルヒーティング)は自分で好きな時に始められるわけではなく、一斉に始まり一斉に終わります。
ですから暖气(セントラルヒーティング)が始まる直前の11月上旬と、終わった直後の3月下旬が一番体にこたえる季節と言えるかもしれません。
中国北京は乾燥が半端ない
湿度を保つ
北京の冬はとても乾燥していて、部屋の湿度が20%を切ることもあります。洗濯物が乾くのはいいのですが、お肌も喉もカサカサになってしまいます。
スーパーへ行けば加湿器が200元(およそ3,000円くらい)前後から売っていますし、洗濯物や濡れタオルを部屋に干すだけでも違いますので、乾燥には充分注意してください。
乾燥から喉を守る
空気が乾燥すると風邪をひきやすくなります。部屋の湿度を上げて喉を守ってください。
この季節はこまめに水分を補給して、果物も積極的に摂るのがいいとされています。スーパーで売っているのど飴、薬局で売っている漢方のトローチなどを持ち歩くのもよさそうです。
また、寝るときに布マスクをするのも効果的ですね。
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床が冷たいので足元が冷える
靴の中敷きはお役立ち
中国の家の床の多くはフロアタイルもしくは薄いフローリングなので、床がとても冷たいです。
足元からどんどん熱が奪われていくので、冷えが気になる方はルームシューズの中に防寒の中敷きを入れると安心ですね。
足湯もお勧め
中国の人は足湯が大好き、スーパーには足湯専用のバケツも売っています。
足湯をすると体全体が暖まりますし、部屋の湿度も上げることが出来て一石二鳥です。
中国北京の寒い冬を暖かく過ごす
腹巻にカイロに…調節できるものがおすすめ
マフラー、腹巻、カイロ、レッグウォーマー、イヤーマフ…色々な防寒具は北京でももちろん売っていますし、お気に入りがあれば日本から持って来るのもいいでしょう。
北京の真冬は、室内は暖气(セントラルヒーティング)でとても暖かいのに、外はマイナス10度くらいといった感じで温度差が大きいです。やたらと着こむのではなく、色々なアイテムを着たり脱いだりして自分で調節する方が健康にもよさそうですね。
湯たんぽでエコに暖まる
湯たんぽは中国語で「热水袋」といい、小さい物なら20元(およそ300円くらい)前後からスーパーで売っています。
電気毛布も売っていますが、エコで可愛い湯たんぽもいいですね。
いざとなれば葛根湯
あれこれやって、それでも風邪をひいてしまったみたい……体がゾクゾクする、なんて時にはやっぱり葛根湯が頼りになります。
体を温める葛根湯は風邪のひき始めの強い味方ですが、漢方薬なのになぜか中国の薬局では見かけません。日本から持って来ることをお勧めします。
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中国北京でのここ一番の寒さの時に
栄養ドリンク
寒さで体力が落ちているとき、ここ一番のがんばりが必要なとき、中国でも栄養ドリンクが売っています。
ドラッグストア・チェーンの屈臣民(ワトソンズ)や、家乐福(カルフール)、BHGといった大型高級スーパーによく置いてあります。値段は日本と大体同じくらいです。
エナジードリンク
红牛(レッドブル)や怪物能量(モンスターエナジー)といったエナジードリンクはスーパーやコンビニで手軽に買えます。
飲みすぎに注意して効果的に使いたいですね。
まとめ
東京などに比べると北京の冬はかなり厳しく感じるかもしれませんが、暖气(セントラルヒーティング)が入ると室内は半袖でも過ごせそうなくらい暖かくなります。
気温差と乾燥で体調を崩さないように、色々工夫して冬を乗り切ってくださいね。
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