韓国では年々、外国人居住者が増えていると言われています。実際に、ソウルの出入国管理事務所は外国人で溢れかえっています。
私が韓国に住み始めたのは2011年ですが、その頃はいつ行っても手続きができました。しかし、今では完全予約制になるほど外国人が増えています。
日本でも、韓国就職・転職を目指して準備を進めている方が多いのではないでしょうか。韓国で働く私から、韓国のお給料事情と年収アップのコツをご紹介します。
※1ウォン=約0.099円
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韓国人の平均収入
まず、韓国人がどれぐらいのお給料をもらっているのか見てみましょう。
2016年の韓国人労働者の平均月給は281万ウォン(約28万円)という調査結果が出ています。大企業の平均は474万ウォン(約47万円)、中小企業は224万ウォン(約22万円)だそうです。
そして、2018年1月現在の最低賃金は時給7,530ウォン、つまり750円ほどです。
ただし、これらの金額から税金が引かれるので、手取り額はもう少し低くなります。
韓国で働く日本人の給料は?
韓国人の平均収入が分かったところで、気になるのは韓国で働く日本人の給料はその平均額と比較して低いのか、高いのか、それとも同じなのかということですね。
当然ながら給料額は、職業や個人の能力によって異なります。また、日系の会社なのか韓国の会社なのか、現地採用なのか海外駐在なのかによっても違ってきます。
韓国企業で働く現地採用社員の場合
私が今まで働いてきた韓国系企業では、日本人だからといってお給料が上がったり下がったりすることはなく、基本的には韓国人と同じ基準で決められていました。
求人情報を見ていると、日本人従業員に対しては家賃や一時帰国の際の航空券代の補助などをしている企業もあります。しかし、これは特別なケースで、多くは能力や経歴によって韓国人と同じ基準で給料が定められます。
日本人への求人ですが、海外で働くならやはり日本語力を活かした仕事というのが最も需要があるでしょう。韓国でも日本語教師の仕事が多く、比較的ビザも発給されやすいです。
その他には、翻訳・通訳、貿易関係の仕事の求人が多く見られます。
日本語教師の月給
1回の授業当たりで値段が決まっている場合がほとんどです。
授業1コマ1万5000~2万ウォン(約1500~2000円)が相場です。90分の授業を1日4回行った場合、月給は手取りで150万ウォン(約15万円)ほどになります。
貿易会社の新入社員の月給
手取りで150万ウォン(約15万円)前後が妥当です。
私は貿易会社で4年ほど働いて手取りで月200万ウォン(約20万円)になりました。
日系企業の海外駐在員は高額
日本から派遣された駐在員の場合は手当てが付くので、給料は先述した韓国人の平均収入をはるかに上回ります。
実際に私の友人にも駐在員として派遣された日本人がいましたが、生活費の支援なども受けており、かなり裕福な生活を送っていました。韓国の大企業の社員に負けないくらいのお給料になります。
具体的な金額でいうと年収500万〜1200万円が相場です。
韓国で年俸を交渉するコツ
韓国では面接の際に必ず希望の年俸を聞かれます。ここでどう答えるかによって年俸が大きく変わってくるのでコツが必要です。
「会社の規定に従います」はNG
韓国では「会社の規定に従います」という答え方は絶対にしてはいけません。特に外国人だと、韓国の平均収入や相場を知らないと思われ、金額を大幅に下げられてしまうことがあります。
私も実際に初めて韓国で就職した際、「御社の規定に従います」と答えた結果、月収が手取り80万ウォン(約8万円)だったことがありました。当時は日本に比べて物価が安かった韓国ですが、さすがに月8万円では生活できません。
もちろんすぐに辞めてしまいましたが、実際にこういうことが起こり得るのです。
相場よりも高い金額を希望する
事前に韓国での職業ごとの給料相場を必ず把握しておきましょう。そして交渉する際には、相場よりも少し高めの額を伝えましょう。会社側は、こちらの希望よりも必ず下げてきます。
また、交渉年俸は税金を引かれる前の金額です。その辺も計算して希望額を考える必要があります。
月給の場合は30万ウォン(約3万円)前後上げて伝えておけば、最終的に希望の手取りになるでしょう。
ただし、相場から大幅にかけ離れている金額はNGです。また、あらかじめ求人情報に給料額が記載されている場合には交渉ができないので気をつけてください。
韓国就職・韓国転職を成功させるには
海外での仕事を探すなら、信頼できる日系の転職エージェント・転職サイトを使うことが近道です。中でも、次のような項目に注目して転職サービスを選びましょう。
- 韓国就職に関する情報があるか
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- 求人は就労ビザの取得を前提としているか
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チャンスを見逃さない
韓国の就職状況は絶えず変化しているので、時期により求人数や条件は異なります。また、近年人気の韓国就職はライバルが多いです。
いざ就職活動を始めたときに「興味のある求人」に出会えないこともあり、出会えたとしてもライバルに先を越されてしまう可能性もあります。
韓国就職を実現するため、できるだけ多くのエージェントに登録し、自分に合う求人を見逃さないようにしましょう。
まとめ~とにかく事前の情報収集が肝心
韓国で仕事を探すなら、希望する職種のお給料の相場を事前にしっかりと把握しておきましょう。
韓国の求人サイトを確認すれば、給料が公開されている求人があります。また、日本語で見られる転職サイトや転職エージェントも情報収集に大いに有効です。
就職難と言われる韓国ですが、妥協しすぎることなく、納得のいく条件で仕事を勝ち取ってくださいね。
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