アイルランドの学生ビザ取得方法とダブリンでの外国人登録手続き

アイルランド 留学

アイルランドは90日間まで観光ビザで滞在可能ですが、90日を超えて滞在するためには目的に合ったビザの取得と外国人登録が必要となります。

よく耳にするGNIBとは外国人登録のことで、少し前(2017年)にIRPへと名称変更になったようですが、こちらではまだみんなGNIBと言っています。

ここでは、私が所持している学生ビザの取得方法と、ダブリンでの外国人登録手続きの方法をご紹介します。ワーキングホリデービザや就労ビザの取得の仕方は異なりますが、外国人登録の手続きは同じ流れです。

※1ユーロ=約131円(2018年11月)。
※この記事は筆者の経験に基づいています。最新の状況とは違っている可能性があるためご注意ください。

アイルランドの学生ビザを取得するには

アイルランド

アイルランドの学生ビザは、出発前に日本で取得するのではなく、現地で申請の手続きをします

学生ビザ取得に必要な書類

  • パスポート
  • 復路航空券
  • 入学許可書
  • 現地滞在費証明

入学許可証について

日本にいる間に学校を決めて入学金などを支払った後、学校が発行してくれます。通常メールで来るため、忘れないように印刷して持って行きましょう。

学校を決めずに現地に行く場合は観光ビザしか発行してもらえない可能性があるので、学校は事前に決めておくことをおすすめします。

現地滞在費証明について

日本の銀行の口座残高の証明書を提出します。日本を発つ直前に自身の口座に3,000ユーロ(約393,000円)以上を確保し、その残高証明を英文で発行してもらってください。どこの銀行でも窓口で対応してくれます。

手続き後1週間ぐらいに郵送されてくるので、出発までに余裕を持って申請しましょう。

入国時にまとめて提示

これらの書類を持参して出発し、飛行機を降りた後の入国審査時に見せます。英語でのやり取りに不安がある方は最初にまとめて渡しましょう。

「アイルランドは初めて?」とか「何の勉強するの?」とかいくつか質問された後に、パスポートに学生ビザのスタンプを押してくれます

アイルランドでのGNIB登録1. WEB予約(ダブリン)

アイルランド

アイルランドに入国後90日以内に外国人登録手続きが必要です。

ただ、直接事務所に行ってもその場で登録はできません。まずは下記サイトから予約する必要があります。

予約が取れるのは約1か月後

実は最近、これがかなり大変になりました。移民登録者が増えたのか、なかなか予約できません。予約が取れるのは大体1か月先ぐらいだと思っておいてください。

隙間時間にこまめにログインし根気よく空きを探し続ければ、必ずどこかで予約できます。

私も毎日ログインしていたのですが、1か月くらいずっと予約できませんでした。ところがある日の夕方、突然次の日の予約が取れて、慌てて書類を準備しました。こればっかりは予測ができないので、焦らずに毎日ポチポチしましょう。

ちなみに、ダブリン市外に住む方はその地域で登録となります。詳しくは以下のサイトをご覧ください。

アイルランドでのGNIB登録2. 必要書類(学生の場合)

  • パスポート
  • 入学許可書

学生ビザ取得の際に提示したもので大丈夫です。

 

  • 現地滞在費証明

学生ビザ取得の際に使ったもの、または現地で既に口座を開いている場合はそこの残高証明でもOKです。

 

  • 住所証明

学校に発行してもらうのが一番簡単です。

 

  • 保険加入証明

私の場合はこれも学校が発行してくれました。

 

  • 申請料300ユーロ(約39,300円)

カード払いのみです。

 

  • 予約確定メールのコピー

WEB予約後に送られてくるメールを忘れずにコピーして持って行ってください。

学校が用意してくれる書類がほとんどなので、予約が取れた段階で学校に連絡して準備しておきましょう

アイルランドでのGNIB登録3. 当日の手続き(ダブリン)

建物

予約当日、決められた時間に必要書類を持って移民登録事務所に行きましょう。

受付で整理券をもらい、ひたすら待ちます。私は呼ばれたのを聞き逃したのではないかと不安になり、職員さんに確認までしてしまいました。はっきりとは覚えていませんが、結局1時間以上待ったと思います。

名前を呼ばれたらまず必要書類を確認され、お金を払います。そしてその場で写真を撮られた後、また1時間以上の待機。再度名前を呼ばれたら今度は指紋の採取があり、ようやく完了です。

時期によるとは思うのですが、私は合計で4時間かかったので、当日はたっぷりと時間を空けておいてください。

そして手続き後、1週間程度で登録住所にカードが届きます。

アイルランドでのGNIB登録のポイントと注意点

  • 予約がなかなか取れないと述べましたが、実はWEB予約なので当然日本からもできます。私はこんなに難しいと思っておらず、こちらに来てから焦ったので、渡航前の方はぜひ今のうちから予約サイトにアクセスしてください。
  • GNIB登録の手続き当日は半日丸々つぶれるので、後に詰まった予定を入れないよう注意しましょう。
  • 後日、引っ越しなどをした際には住所変更も同じ場所でできます。必ず必要な手続きではないと思いますが、GNIB取得後に国内外を行き来するときにはよく登録住所を聞かれるので知っておくといいでしょう。

入国直後の難関である外国人登録ですが、予約さえ取れてしまえば手続き自体は難しくありません。ただ、こまめに制度も変更されているようなので、まずは以下のサイトで確認してみてください。日本語翻訳もあります。

まとめ~手続きさえ終わらせれば安心して滞在できる

GNIBカードが手元に届いた後は、アイルランド国内で本人確認に使えることも多いので常に携帯しておくと便利です。外国旅行から帰ってきて再入国する際も、入国審査で見せるとスムーズですよ。

なお、各手続きで提出書類は回収されないので、入国の際のビザ取得とGNIB登録以外にも、銀行口座開設や就労の際の手続きなどに同じ書類(原本)がそのまま使えます。念のためにコピーを取っておくといいでしょう。

少々面倒ですがきっちり手続きして、充実したアイルランド滞在にしてくださいね!

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記事を書いた人

英語が大の苦手で自分が海外に住む日がくるとは思ってもみなかった学生時代。十数年の社会人生活を経て、人生も半ばに差し掛かった今、吸い寄せられるように海を渡りました。ただ今アイルランドのダブリンでゼロから英語を勉強してます。
音楽・映画・舞台などのエンタメ狂であるとともに大のNature Loverでもある、好奇心でできた熟女です。

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