ヨーロッパ内をお得に旅行する方法とは?ヨーロッパは旅行天国だった

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せっかくヨーロッパに住んでいるのならば、たくさん旅行したいですよね。他の国へ行くには飛行機に乗る必要がある日本と違い、ヨーロッパは大陸です。他国へのアクセスも便利で、旅行好きの人には最適の場所です。

シェンゲン内ならば入国手続きをすることなくスムーズに行き来できて、とても便利です。交通手段もバス、電車、飛行機などさまざまな選択肢があります。そしてなにより、格安で旅行できる点も魅力の1つです。

今回は、ヨーロッパをお得に旅行する方法と各交通手段についてご紹介します。

ヨーロッパの旅行事情

電車

ヨーロッパの人達にとって、ヨーロッパ内の旅行はとても身近で気軽なものです。確かに違う国へ行くことには違いありませんが、日本人が思う海外旅行とは少し感覚が違います。

ヨーロッパの人達にとってヨーロッパ内旅行は、日本でいうところの国内旅行くらいの感覚です。

その理由には、バスや電車、LCC(格安航空会社)など様々な交通手段があることと、ユーロ通貨を使っている国はお金を変える必要が無いこと、ビザを取る必要がないことなど、いろいろな要因があります。

時刻表

私や、私の周りの人達も、日帰りのドイツ国内の旅行だけではなく、週末にリュック1つで近隣諸国へよく行っています

頻度は人にもよりますが、週末を利用して金曜日の夜に出て日曜日に帰ってくるという短い旅行を楽しむ人も多くいますし、私のように休みを利用してヨーロッパ周遊旅行をする人も多くいます。

電車

安いチケットを購入できればふらっと気軽に旅行できます。

パスポート

シェンゲン協定内の国でしたら入国審査もありませんし、空港やバス停、駅についたらすぐに活動することができるのも、日本からの海外旅行のように空港で荷物を待ったり入国審査の列に並んで時間がかかることもないので、メリットの1つということができるでしょう。

路線も多く、格安なバス

バス電車より格段に安く、路線も多いことから、多くの人が旅行の際に利用してる交通手段の1つがバスです。

路線が多いだけではなく、主要な都市への本数も多いので、日帰り旅行にも使えます。また、バスはドイツ国内だけではなく、近隣諸国行きのバスも多くあります

遠距離バスでドイツ国内で有名なのは、緑のカラーが印象的なFlixBusです。FlixBusはドイツ国内外の路線があり、チケットも低価格な運賃で、毎日多くのバスが運行しています。

またベルリンの場合、ZOB(中央バス駅)以外にもSüdkreuz(ズュートクロイツ駅)やSXF(シェーネフェルト空港)、Alexander Platz(アレクサンダープラッツ)などいくつかの停留所があるので便利です。

私はバスでの長距離移動があまり好きでは無いので、バスを利用する機会は少ないですが、直近で利用したのはベルリンとハンブルクの往復で、片道約10ユーロ(約1300円)でした。

バスのチケットの購入は、各バス会社のサイトで直接することもできますし、複数のバス会社などを一括で検索できるサイト(https://www.busliniensuche.de/)から、料金や時間を比較して購入することもできます。

アプリでの購入も可能です。バスの種類は、会社や路線にもよりますが、トイレ付きのバスや2階建てバスなど、さまざまなタイプがあります。

またコンセントはある場合と無い場合がありますが、多くのバスが無料のwifiを完備しているので、快適に過ごすことができます。

バスの利用方法

時刻表

バスでの移動の大まかな流れは、チケットをインターネットやアプリで購入し、当日、指定のバス乗り場へ行きます。

ベルリンのZOB(中央バス駅)などのように大きめのバス乗車駅ですと、どこから発車するのかわかりづらい場合や少し移動が必要な場合もあるので、少なくとも10分前には乗車駅に着いていた方が安心です。

連絡板

そして自分のバスが来たら、運転手や係の人にアプリや印刷したチケットなどを見せてバスに乗り込みます。座席は、座席指定がある会社もありますし、座席指定のない会社もあります。

シートベルト着用のチェックをする会社もあるようですが、一人ひとりチェックまではしない会社が多いようです。しかし、シートベルトは必ず着用しましょう

バスの中では、おしゃべりをしている人もいたり、事前にダウンロードしておいた映画を観ている人もいたりと比較的自由に過ごしています。

意外に時間も比較的正確な電車

駅

比較的時間通りに到着する電車は、時間が限られている旅行ではしばしば使われる交通手段です。ICEなどの高速列車は路線も本数も多く、ドイツ国内外へ行くことができて人気です。

また、ヨーロッパ内は寝台電車もあるので、寝台電車の旅も良い思い出になります。

ただ、電車と言えども当然遅延することがあるため、時間に余裕を持って計画することをおすすめします。10分前後の遅れは少なくとも考慮しておいた方がいいでしょう。もちろん逆に予定より少し早めに着くこともあります。

電車のシート

乗り換えもわかりづらい場合がありますし、聞きたくても駅員を見つけられない駅もあるので、駅の大きさや乗り換える電車に合わせて、どれくらいゆとりをもつかご自身で判断が必要です。

有名なバスとして紹介したFlixBusが、新たにFlixTrainを運行させるようになりました。FlixTrainはまだ路線が少ないですが、9,99ユーロからという格安運賃が魅力の電車です。

荷物

ハンブルクとケルンを結び、デュッセルドルフやエッセンを通る線と、ベルリンとシュトゥットガルトを結び、ハノーファーやフランクフルトを通る線の2線があります。

発着地点が合えばBla Bla car

道路

Bla Bla Carとは、目的地またはその方面へ行く個人の車に乗せてもらう移動手段(有料)のことです。

利用方法はBla Bla Carのホームページから登録し、目的地方面の車を探し予約するだけなので、簡単に利用することができます。

Bla Bla Carは、運転手と乗り手の両方にメリットがあるシステムです。運転手にとっては、ガソリン代をシェアすることができます。乗る側は、他の交通手段が無い場所やチケットが買えなかった時などでも目的地へ行くことができます。

現地の人の車に乗せてもらうことで、移動中に現地の情報を得ることができたり、新たな人達との交流もできたりするというメリットもあります。

道路

私自身は他の人の車に乗るのは怖いかなという思いもあり、Bla Bla Carを利用したことがありませんが、日本人の女性の友人はよく利用するそうで、危ない目にあったことは無いそうです。

また、他の友人に聞いても、危険ではないかなどは特に考えないと言っていたので、日本人が想像するより気軽にBla Bla Carを利用している人が多いようです。

もちろん他者の車に乗るので100%安全とは言えませんので、ご自身の責任の下判断する必要があります。

時期が良ければ驚くほど激安で行けるLCC

飛行機

ヨーロッパ旅行の交通手段で忘れてはいけないのは、LCCです。

ヨーロッパのLCCで有名なのは、アイルランドの航空会社RYANAIR(ライアンエアー)やイギリスの航空会社Easy Jet(イージージェット)ですが、他にもnorwegianやWizz Airなど多くの格安航空会社があり、価格競争も激化しています。

飛行機

そのため、セールなどのお得な時期には、バスや電車よりも安くチケットを購入することができます。ドイツからフランス、イタリア、スペイン、クロアチアなどヨーロッパ各地に片道10ユーロ以下で行くことも可能です。

飛行機

ベルリンの場合、LCCの多くはSchönefeld空港発着ですが、Tegel空港の場合もあるので注意が必要です。

当然、格安航空なので飲食は有料ですし、荷物を預け入れる場合は別途料金が必要などさまざまな条件はありますが、預け入れ荷物もなく、シートへのこだわりなど特に無ければ、少し離れた場所に行くには早くてお得な最善の方法です。

私は今までにLCCを使って、スペイン、ポルトガル、デンマーク、イギリス、スイスなどのヨーロッパ諸国を旅してきました。

LCCはもともと格安ですが、セールも頻繁に行っています。セール時に航空券を購入すれば、路線によっては8ユーロ(1,000円)以下で購入することも可能です。

実際私も、ハンガリーのブダペストからデンマークのコペンハーゲンまでは1000円以下で航空券を購入することができました。

空港

私はヨーロッパ旅行でLCCを使い、どの路線もフライト時間が短かかったので、機内サービスの無いLCCでも、不快に思ったことはありません。

また、私はもともと荷物も少ない方ですので、荷物の制限があるLCCでも困ったことはありませんが、お土産や自分用のものをたくさん買ったり、元から持ち歩く荷物の多い人は追加料金を払わねばならず、不便を感じるかもしれません。

まとめ

レストラン

ヨーロッパに住んでいるメリットの1つが、旅行のしやすさだと思います。信じられない程安くLCCやバスのチケットが手に入るので、うまく計画すれば移動費のお金をあまりかけずに他国へ旅行することが可能です。

私もバスやLCCをうまく組み合わせて、合計ヨーロッパの15か国を旅行しました。価格を比較しながら計画するので、多少の手間はかかりましたが、格安で楽しく回ることができました。

旅費を抑えることができたので、その分、同じ予算でも多くの国へ行くことができたり、現地で少し良い食事を食べたりすることができました。

また、ヨーロッパ内はホステルなど安い宿泊施設もたくさんあります。ヨーロッパ内は一人旅をしている人も多いので、旅行先では新たな出会いもあるかもしれません。

ぜひ旅行に出かけ、各地の文化を学び、世界中に友達を作り、視野を広げてみてください。

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記事を書いた人
Blume

販売職、教育専門職を経て、ドイツ語習得のために日本とドイツを行き来し、合計約2年半ベルリンに在住しています。趣味は旅行で30カ国以上旅しています。いつかオーストリアへ移住することを夢見て、慣れないベルリンの生活にいまだに奮闘中です。

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